学校からのおしらせ

2020年8月の記事一覧

今、熊聾では・・・(その76)

 約3週間の夏休みが終わりましたが、その間に嬉しいニュースが2つ飛び込んできました。
 一つ目は「第7回全国高校生手話パフォーマンス甲子園」への本選出場が決まったことです。8月13日に事前に送付したDVDによる予選審査が行われ、本選出場全15チーム中2位の得点で堂々の予選突破となりました。本選は9月27日(日)に開催されますが、新型コロナウイルス感染の状況を踏まえ、Web開催に切り替えられました。鳥取に行けないことは残念ですが、生徒たちはやる気満々です。これからの練習に更に熱が入るでしょう。
 二つ目は「第37回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に本校から2人(吉村章君、今村穫君)の本大会出場が決定したことです。この大会は本来であれば東京で開催されるのですが、こちらも本大会では事前に収録した動画をもとに審査が行われます。吉村君は「私が成し遂げたい目標」、今村君は「叶わなかった夢」というテーマで既に録画を終えました。
どちらも生徒たちの活躍です!
吉報が届くことを祈りながら待ちたいと思います。


令和2年8月24日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その75)

 8月20日、早朝から職員による環境美化作業を行いました。一昨年まではPTAの方々も含めて行っていた作業ですが、保護者の方の負担軽減を図るために、昨年から職員のみによる作業に切り替えて実施しています。人手は少し減りますが計画的に進めていくことで効率よく進めることができました。
 今年は例年にない猛暑のため、外での作業時間を短縮し、室内環境整備にも力を入れました。
 さあ、来週からの2学期始業に向けての準備が整いました!
 子供たちは「Before After」の違いに気づいてくれるでしょうか?!


令和2年8月21日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その74)

 8月15日、第7回全国高校生手話パフォーマンス甲子園の予選審査結果が公式ホームページに掲載されました!
 熊聾‥予選突破し、本戦出場が決まりました〜!

 本校は第2回大会から6年連続の出場となります。
 今年は特に生徒達が内容や演技構成を考え、主体的に取り組んでいます。
 これから更にパフォーマンスに磨きをかけて、本戦では悔いのないよう力を発揮してくれることを願っています。

 

※鳥取県公式ホームページとリネットです。↓

第7回大会予選審査会

【第7回全国高校生手話パフォーマンス甲子園予選審査結果について】

https://www.pref.tottori.lg.jp/289556.htm

令和2年8月16日      

熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その73)

 終業式に想う《其の二》

 儀式的行事の時は、情報保障の準備のために予め原稿を担当の先生に渡しておき、当日の私は手話付きの音声で話を進めていきます。しかし、実はこれはとてもやりづらい面があります。まず、その1つ…情報保障用のモニターに映し出される原稿と私の手元原稿は当然同じものです。原稿通りに読めば済む話ですが、子供たちを見ながら話を進めていくと、どうしても原稿にとらわれずに脱線したくなるのが常です。パソコン操作をしていただく先生方の手を煩わせはしないかと気にかかりますし、できるだけ原稿通りに読まねばと思う自分との葛藤も少しあります。そして2つめ…手話付きスピーチですので、手話表現と日本語の文章を同時に表現しづらい場面が多々あります。(異なる言語ですので当たり前のことです。)そんな時は、日本語文から一旦離れ、手話での解説を加えるなど試みています。
 以上がこれまで行ってきている従来のスタイルですが、今後は進化したICT技術を取り入れながら、堪能な先生のお知恵もお借りしながら新しいやり方を考えていきたいと思っています。
 
 さて、幼児児童生徒は夏休みに入ったこともあり、夏季休業期間中の校長室からの便りはしばらく不定期的に発行していきます。
皆様、一緒にリフレッシュいたしましょう!
 

令和2年8月3日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その72)

 終業式に想う《其の一》

昨日、1学期の終業式を無事終えました。
 新型コロナウイルス感染症拡大の状況に鑑み、幼稚部、小学部、中高等部に分かれ、時間帯をずらして実施しました。
 どの学部でも、誰一人下を向くことなく、前に立っている私をしっかり見てくれました。いい意味で視線が突き刺さるような感覚を覚え、私の体に心地よい緊張感が走りました。聴覚に障がいのある子供たちですので、話者を見ないことには始まらないのは当たり前なのですが、幼稚部時代からの積み重ねや普段の授業等を通して、そのような態度が身についてきている様子を発達年齢毎に見ることができ、とても嬉しく思いました。
 皆が元気に2学期の始業式に会えることを祈りながら、子供たちとしばしのお別れをしました。

 令和2年8月1日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩