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2022年3月の記事一覧
今、熊聾では・・・(その409)
3月28日(月)、転退任式を行いました。
このたびは令和3年度末の定期異動により、18人の教職員が熊本聾学校を離れることとなります。(18人の内、3人は再任用等で引き続き熊聾にお世話になります。)
退職、転出される先生方におかれましては、熊聾にお勤めいただいた期間に長短はありますが、子供たちの成長を願って御尽力された方ばかりです。どうか新天地でも、それぞれの持ち味を発揮されますよう、そして何より健康でいらっしゃることをお祈りしています。
また、私も3月末をもって定年退職を迎えます。これまで多大な御支援をいただきました保護者の皆様、関係諸機関の皆様には大変お世話になりました。あらためて、深く感謝申し上げます。
結びになりますが、今後益々の熊本聾学校の発展と子供たちの健やかな成長を心からお祈り申し上げ、退職の御挨拶とさせていただきます。
これまで、本当にありがとうございました。
令和4年3月31日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その408)
3月22日(火)、高等部1年生が家庭科の授業で製作したおもちゃ(2種類)を幼稚部の子供たちにプレゼントしてくれました。
幼稚部の子供たちは「お兄ちゃん、お姉ちゃんたち、何を持ってきてくれたんだろう‥⁉」という表情を浮かべ興味津々の様子でした。
翌日、幼稚部の子供たちは登校するや否や、おもちゃ遊びに没頭していたそうです。
高等部の子供たちは、きっと自分たちの幼稚部時代のことを思い起こしていたに違いありません。幼稚部から高等部までの子供たちが通う聾学校ならではの良さが見られた場面でした。
令和4年3月24日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その407)
校内には、一年を通じて折々に季節の花を飾っていただいていますが、今年度内では1位2位を競うほどの生け花が卒業式でお披露目されました。卒業式の会場だけでは勿体ないので、式後には玄関に飾っています。
式に御来賓は来られませんでしたが、校長室にも立派に飾っていただきました。「お花は心の栄養源」ですね。
令和4年3月23日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その406)
先週水曜日、熊本中央ライオンズクラブ会長の濱田様が来校されました。
毎年、幼稚部・小学部の子供たちは当クラブの皆様からアイススケートの御招待を受けてアクアドームに行くのですが、ここ数年はコロナの影響を受け実現していません。当クラブでは、熊本聾学校の子供たちのために何かできないだろうかと考えてくださり、このたび幼稚部・小学部の卒業生に対して卒業記念品(学用品)をお届けされたのです。
本校の子供たちは実に多くの団体から御支援をいただいています。
いつも子供たちに言っていることですが、感謝の気持ちを忘れずに勉学やスポーツ等にますます励んでほしいと思います。
令和4年3月22日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その405)
3月15日(火)、幼稚部では緑組(5歳児)さんの卒業にあたり、お別れのプレゼント交換会がありました。卒業児一人一人に対して、赤組(3歳児)青組(4歳児)の子供たちからは手作りの額に入った集合写真がプレゼントされました。また、卒業児からは、こちらも手作りの首飾り(女の子用)と腕時計(男の子用)、そして一人一人に向けたお便りが在校児に贈られました。
まさか卒業児からプレゼントをもらえると思っていなかった赤組・青組の子供たちは、ワーワーキャーキャー…と大喜びでした。(特に赤組の女の子たち…)
様々な行事の経験や子供同士の交流をとおして、子供たちが物事の仕組みを理解したり、先を見通す力が付いたりしていく様子を顕著に見て取れるのが本校幼稚部です。いろんなやりとりの中で、自分で考える力、相手を思いやる優しい心など、心が豊かになっていく様子を間近で見ることが出来、本当に嬉しく思います。
令和4年3月18日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その404)
本日は小学部卒業証書授与式、幼稚部修了式(5歳児)を開催します。コロナ対策として学部を分け、開始時刻をずらして行うことにしています。高等部、中学部の卒業式から始まり、3週間にわたって4回の卒業式を実施することになり、今日をもって本年度の全学部の卒業式が終了します。
私が平成12年に熊聾に赴任した当時は、学部毎に卒業式があっており、特に高等部の卒業式の時には他学部は指定休業日にして、全職員で高等部卒業生を盛大に見送っていた記憶があります。また、幼稚部の修了式は幼稚部ホールで行なっており、子供たちの1年間~3年間の成長の凄さを感じることのできる場でした。
時は流れて、御来賓への配慮であったり、負担軽減であったり、コロナ対策であったりと、実施方法がめまぐるしく変わりましたが、子供たちに一番あった方法は、やはり学部別に行う方法です。今後、どのような形で卒業式を行うかは、職員間でも検討していくことになると思いますが、私にとって最後の卒業式を学部別に行うことが出来たのはとても有り難いことです。
教師を続けていると何回も卒業式は経験しますが、子供たちや保護者の皆様にとっては一生に一度の大切な節目となる儀式です。思い出に残る卒業式になるよう、職員一同心を込めて式に臨みます。
令和4年3月17日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その403)
本校の学校評議員として以前お世話になっていた佐々木順二先生(現文教大学教授)が御来校されました。
佐々木先生から群馬県では知らない人はいないほど有名な「上毛かるた」をお土産にいただきました。群馬県内の子供たち(小学生)は皆、暗記するほど練習に励むらしいです。
本校図書室に所蔵していただきますので、ご利用ください。
暗記で思い出したのですが、過去に本校幼稚部5歳児さんで、小倉百人一首を丸暗記していた子供がいました…。子供の頭は実に柔らかいです。大人が「出来ないだろう」と決めつけることは本当に怖いことです。戒めなければ…。
令和4年3月16日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その402)
今年の熊本県公立高校入試「後期選抜」の社会の問題の中に、熊本県知事による記者会見のようす(写真:熊本県知事と手話通訳が映っている画面)から問う問題がありました。熊本県では、共生社会の実現に向け、社会的な障壁を取り除くための様々な取組や対応を行っているのですが、写真からどのような対応をしているのかを問いかける良問(私が言うのも変ですが…)でした。
公立高校の入試問題に取り上げられるほど、世の中が変わってきていること、そして、手話通訳に対する社会的認知が更に進んでいくことに期待が高まり、とても嬉しく思った次第です。
令和4年3月15日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その401)
3月7日(月)、本校生徒が受験した大学の一般入試合格発表があり、高等部卒業生の合格の知らせが舞い込みました。合格した本人もにこやかな表情で報告に来てくれ、希望に胸膨らませている様子でした。これで、本年度の高等部卒業生10人全員の進学と就職が決定・内定し、卒業式が終わっても私の気掛かりなこととして残っていたモヤモヤが吹き飛びました。
午後には、他の卒業生もチラホラと校内で見かけました。卒業したのに、熊聾がもう恋しくなったのでしょうか‥。
令和4年3月14日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その400)
今日3月11日は、東日本大震災発生から11年となる日です。
本校では、半旗掲揚を行い、震災の発生時刻(午後2時46分)に黙とうを捧げるよう、職員及び子供たちに伝えています。
保護者の皆様、本校関係の皆様におかれましても、弔意表明について御配慮いただきますようよろしくお願いします。
熊本県民である私たちは、併せて「熊本地震」の記憶と教訓についても、後世に語り継いでいくことが大切な使命だと思います。
令和4年3月11日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その399)
NHKから連絡があり、TV番組「ろうを生きる難聴を生きる」で以前放送されましたテーマ「このままで大丈夫 聞こえない子どもたちのこころのケア」が好評により、再放送されるそうです。放送日は以下のとおりです。
3月12日(土) 20時45分~
3月18日(金) 12時45分~
前回の放送を見逃された方は是非ご視聴ください。(私、見逃しました。)
令和4年3月10日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その398)
本日は本校中学部の卒業式です。
今年の中学部卒業はT君一人です。コロナ禍の対応として熊本県では基本的には生徒は卒業生のみの参加ですが、本校では県教委の許可を得て、中学部在校生も式に参加して、中学部全員で卒業生の門出をお祝いすることにしています。
T君は3年間の中学部生活を終えるとともに、9年間の義務教育を修了し、基本的生活習慣を確立してきたことはもちろん、将来のことにも少しずつ具体的なイメージが出来てきているようで、とても頼もしく思います。これからもしっかり応援していきますよ。
また、嬉しいことに4月からの高等部生活では新しい仲間が4人増えることになります。同級生同士が互いに切磋琢磨しながら高め合ってくれることを期待しています。
令和4年3月9日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その397)
新型コロナウイルス感染症の感染防止策の一つとして、校内の手回し式水栓を全てレバー式の水栓に取り替えました。トイレごと改修された箇所については自動水栓になるなど、改善が図られています。
校長室の水栓もレバー式に替えていただき、手先を使うことなく肘等で開閉することも可能になりました。
令和4年3月8日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その396)
3月3日(木)、小学部では送別遠足が行われました。
久~しぶりの小学部での遠足は時折冷たい風が吹いたものの、好天に恵まれ、現地では心地良い時間を過ごすことが出来ました。子供たちも職員も(私も)学校から水前寺江津湖公園までを徒歩で往復し、ケガなく無事に終えることが出来ました。
また、この日のために新児童会の4・5年生が諸々の準備をしてくれました。
準備時間も十分にはありませんでしたが、低学年の子供たちも一緒に参加できるレクリエーションの内容を自分たちで考えてくれたお陰もあって、ゲームはどれも大盛り上がりでした。6年生にとって、きっと思い出に残る送別遠足になったと思います。卒業の日まで、時間の許す限り、学年の枠を超えて交流を深めてほしいものです。
6年生が卒業しても安心してお任せできる頼もしい新児童会役員の皆さん、諸準備本当にありがとう。ご苦労様でした。
令和4年3月7日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その395)
給食週間にちなんで小学部の子供たちが調理場の先生方にお礼状を届けたところ、調理場の先生方がとても喜んでくださり、お一人お一人から子供たちにお返事をいただきました。
いただいたお便りは小学部棟に掲示する予定です。
感謝の気持ちを伝えあうことでお互いのハート♡がほっこりしますね。
令和4年3月4日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その394)
3月1日(火)、高等部本科の生徒達10人が本校を巣立ちました。
卒業生の凛とした姿、熊聾生として立派に成長した様子をみて、本当に嬉しく愛おしく思いました。
卒業という大きな節目を迎えられたことは喜ばしいことではありますが、熊聾で最も在籍者数の多い学年だっただけに、残された私たちには寂しさも込みあげてきます。
卒業式後のHR終了後には再度生徒保護者職員が体育館に集まり、記念撮影を行いました。また、思いもかけず保護者の皆様から職員にプレゼントがあり、重ね重ね有難く思いました。
卒業生の皆さんがこれからも益々健康で新天地で活躍されることを祈っています。
令和4年3月3日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その393)
過日、本校初代校長の安藤丑熊(あんどうしぐま)氏の御子孫でいらっしゃる市川様が御夫妻で来校されました。そこで、盲学校と本校がそれぞれに制作した「創立110周年記念誌」を、盲学校の校長先生と一緒に、直接お渡しすることが出来ました。
またいつか御来校いただいた折には、ゆっくりと校舎内を御案内させていただきたいと思います。
令和4年3月2日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その392)
梅の花、菜の花、春を告げる花々が咲き誇っている今日の佳き日、本校高等部卒業証書授与式を挙行します。
本年度は10人の生徒が本校を巣立ち、新天地へ旅立っていきます。生徒たちは勿論保護者・御家族の皆様におかれましても、卒業の喜びはひとしおかと思います。誠におめでとうございます。
卒業生の皆さん、卒業後の新たなステージに期待と不安はあるでしょうが、様々な人たちとの交流をとおして、多様な価値観や考え方を学び続けてほしいと願っています。そして、是非、多くの仲間や協力者を増やしていってください。きっと、貴方たちの将来の夢実現、目標達成のための大きな力のひとつになるはずです。
あらためて、御卒業おめでとうございます。
熊本聾学校はこれからも卒業生を応援し続けます。
令和4年3月1日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
管理責任者 校長 市原留美子