学校からのおしらせ

2021年4月の記事一覧

今、熊聾では・・・(その229)

 本校山田教諭が「キリン・地域のちから応援事業」の助成を受け、乳幼児手話教育環境構築のためのテキスト、指導者用手引き、更にはテキストと連動した手話表現の動画集webサイトを作成されました。イラスト作成を含むほぼ全ての作業をお一人で進めてこられた成果物で、大作です!

 なお、動画集は既に本校HP上の「九聾ネットワーク」に掲載してあり、アクセス可能です。是非ご覧いただきご活用いただければと思います。

 全国各地で手話言語条例の制定が進んでいますが、条例が絵に描いた餅にならないよう、実働を伴った中身のあるものとして動き出すことが何より大切なことです。そのような意味合いからも、山田先生のお取組は絶賛すべきことだと感じています。

 
令和3年4月28日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その228)

 4月23日(金)放課後、東警察署のスクールサポーターお二人に来校いただき、幼小棟に不審者が侵入したという設定で、「不審者対応訓練」を実施しました。スクールサポーターが不審者役をされ、シナリオは職員には事前に知らせない形で行ったため、訓練とは言え私たち教職員はとても緊張感を持って臨みました。訓練の様子を侵入場面から取り押さえるところまで録画し、後半は全職員でその録画をみて振り返り、サポーターのお二人から対応方法等について講評をいただきました。

 講評の中で、対応時のポイントや「さすまた」の使い方、ハード面の整備など、実に様々なアドバイスをいただくことが出来ました。

 今回の訓練内容を整理し、あらためて全職員で共有し安全安心な学校づくりに繋げていきたいと思います。

 
令和3年4月27日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その227)

 先週22日(木)、熊本県は新型コロナウイルス感染のリスクレベル(6段階)を第上位の「レベル5」に引き上げました。

 このことに伴い、本校では来校者の受入れを止めたり、本校からの外部への支援訪問を控えたりするなど、より厳しい対応をとることとしました。

 教育相談については、既に複数校から依頼があっていますが、リモートによる支援に切り替えるなどして対応していきます。

 保護者の手話学習会や「うさぎルーム」での乳幼児教育相談活動も制限されることになり大変憂慮していますが、何らかの形で支援を必要とされている方々と繋がっていきたいと考えています。

 
令和3年4月26日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その226)

 昨年度末、本校に電子黒板が33台導入され、早速どの教室でも使用可能となっています。新しく入った電子黒板は以前まで使っていた大型モニターよりも一回り大きく、かつ多用な使い方が可能になりました。

 今後もICT関係の機器の導入が進められますが、それに伴って私たち教職員のスキルアップのための研修も必須となります。

 写真は中学部1年生の技術の授業で、実物投影機を接続し、生徒の学習プリントを拡大提示している様子です。

 
令和3年4月25日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その225)

 幼稚部の子供たちが「学校めぐり」の学習の一環で、校長室や事務室、保健室、職員室等々いろんな所を回りながら、先生たちとのコミュニケーションや自分たちの自己紹介を楽しんでいます。

 先週は、青組(4歳児)の子供たちが校長室を訪れてくれました。一つ上の学年になり、お兄さんお姉さんぶりを発揮したかったのか、とてもお行儀よくソファーに座っている姿が印象的でした。赤組(3歳児)の子供たちも近々校長室に来てくれるはずです。

 
令和3年4月23日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その224)

 今年度初めて、高等部専攻科理容科1年生の実習モデルとして理容実習室に出向きました。

 専攻科では理容技術向上のため、実習の時間が本科3年生の時と比べると週当たり4時間ほど増えます。コロナ禍により、現在も実習モデルは校内の職員が協力する形でモデルとなっていますが、実習の時数増加に伴って昨年度以上に教師側も支援体制を整えていかねばなりません。各先生方、お忙しいところ大変恐縮ですが、理容科生徒の技術向上のために今後も引き続きご協力をお願いします。

 
令和3年4月22日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その223)

 以前から本校図書館に対して、定期的に熊本県聴覚障害者情報提供センターから貸し出し用DVDを無償でご提供いただいています。他にも長期間貸し出し用のアニメ番組のDVDも50本ほど借用しています。DVDには字幕や手話が挿入されており、児童・生徒たちから好評を得ています。

 図書館では子供たちや職員向けに貸し出しも行っていますので、積極的にご利用ください。

 熊本県聴覚障害者情報提供センターの皆様、今後とも本校への変わらぬご支援をどうぞよろしくお願いします。

 
令和3年4月21日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その222)

 小学部の子供たちの毎日楽しみのひとつは、昼休みの自由時間です。

 3月に6年生が卒業し、小学部のU君は「サッカーの相手がいなくなって寂しい…。」と言っていました。

 しかし、いざ新学期が始まってみると下級生の子たちがサッカーに入ってきて、彼の心配は吹っ飛びました。

 周辺ではいろんな遊びを子供たちは楽しんでいるようですが、今の2大ブームはサッカーと鬼ごっこのようです。

 
令和3年4月20日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その221)

 4月14日(水)は熊本地震の発生からちょうど5年にあたる日でした。

 午前10時に、全校一斉の校内放送によるお知らせ、そして各教室では電子黒板での情報保障を併用しながら、熊本地震で犠牲となられた方々への黙祷を捧げました。

 発災で大きな被害を受けた熊本城天守閣や阿蘇大橋などは復興のシンボルとして随分と修復や再生がなされてきています。しかしながら、復興半ばのところがあったり、人口流出があったり等、まだまだ課題は山積みです。そのような中、

 先週から「熊本地震・東日本大震災報告写真展~あの日を忘れない~」が熊本県庁(新刊ロビー及び地階通路)と熊本城ホール(2階エントランスロビー)にて、4月27日(火)まで開催されています。お近くを通られた時には立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

 東日本大震災や熊本地震、昨年の7月豪雨などから得た教訓を次世代の人たちに伝えていくこと、記憶を風化させないことは今の私たちに与えられた使命です。本校での防災教育についても、丁寧に進めていきたいと思っています。

 
令和3年4月19日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その220)

 4月12日、寄宿舎にて歓迎夕食会が開かれました。

 今年度は、小学部・中学部・高等部それぞれの学部段階の子供たちの入舎があり、舎生総勢18人でのスタートとなりました。

 初めて親元を離れて暮らし始める子もいるので、最初は寂しい思いをするかもしれませんが、頼もしいお兄さんお姉さん達がいますので、すぐに慣れてくれることでしょう。また、県外から本校への進学を決め、入舎した生徒もいます。早くみんなが打ち解けて、楽しく充実した寄宿舎生活を送ってくれることを願っています。

 
令和3年4月16日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩