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2021年2月の記事一覧
今、熊聾では・・・(その194)
2月22日(月)、卒業を控えている高等部3年生を対象にして、ろう協青年部6人の方との交流会をZoomで行いました。
参加した青年部の方は皆私が知っている人ばかりでした。すっかり大人になり、社会人として頑張っておられる姿をみて、懐かしさと嬉しさがこみ上げてきました。
参加した高等部3年生にとって、熊聾の先輩達ということもあり、親しみをもって画面越しに楽しい交流(会話)ができていました。
毎年行っている「ろう協青年部との交流」ですが、来年度は是非学校に足を運んでいただき、この交流を続けていければと思っています。
令和3年2月26日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その193)
朝から嬉しいお知らせが本校職員から私にありました。
その報告内容は、「手話検定試験に行った時、高校1年生の生徒が手話検定1級の試験に来ていた。」というものでした。高校生が手話検定を受検するということだけでも嬉しいのですが、その高校生は小学生の頃に本校と交流を行ったことがきっかけで、ずっと本校生徒とも交流が続いているということでした。
話を聞いてみると、現在も本校が交流を行っている東町小学校出身だということを聞いて合点がいきました。障がいのある子もない子が共に学び合う教育がしっかり実った形となっていることを知り、交流及び共同学習の大切さをひしひしと感じることが出来ました。
令和3年2月25日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その192)
【防災について②】
2月17日(水)夜、寄宿舎で防災研修(舎生対象)を行いました。
寄宿舎生にとっては昼間の学校での地震避難訓練と併せて、防災について考える一日となりました。
高等部3年の舎生4人は卒業後に一人暮らしすることをイメージし、地震や火災等の災害が起きた時の対応や備えておくべきことなどについて話し合いました。また、高等部2年生以下の生徒たちは寄宿舎で火災が発生した場合の初期対応や避難経路等について舎の平面図を広げながら、活発に意見を出し合っていました。
研修の最後に、私からは高3生に向けて、「不安なことばかりを想像しがちになるかもしれないが、その不安を軽減させるためにも日頃の備えが大切である」ことを付け加え、研修を締めくくりました。
令和3年2月24日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その191)
【防災について①】
2月17日(水)、学校全体での地震避難訓練を行いました。
シェイクアウト訓練放送後に、子供たちは安全確保をしつつ、職員の指示により避難する流れの訓練でした。
事前の計画では、運動場に避難する予定でしたが朝方の気温が低く、雪交じりの悪天候であったため、急遽避難場所を体育館に変更しました。
先週13日(土)には東北地方で震度6強の地震が、そして今週15日(月)には和歌山県等で震度4の地震が起きたばかりです。子供たちには「地震はいつどこで起こるか分からないこと」「停電のために放送が使えないことがあること」「自分で考え自分で判断する力を身につけ、命を守る行動がとれるように」という話をしました。
ちなみに、本校体育館の屋根裏ですが、熊本地震後に改修を行い、落下物による危険を減らすため防護ネットを取り付けています。
令和3年2月22日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その190)
小学部1・2年生の生活科で「おもちゃまつり」を行いました。と言っても、自分たちが遊ぶための祭りではなく、幼稚部緑組(5歳児)さんを招いて遊んでもらうための「おもちゃまつり」です。小学1・2年生が自分たちで遊びの内容を考え、いろんなおもちゃを手作りし、更には折り紙のお土産まで準備するというおもてなし企画でした。
招待された緑組の子供たちはお兄さんお姉さんたちによる遊び方の説明をしっかりと見聞きし、ゲームを楽しんでいました。
幼稚部の年長児にとっては、もうすぐ小学生になる期待が膨らむことに繋がったでしょうし、小学生にとっては下級生が入ってくることと学年が一つ上がることへの自覚と責任が芽生えているように感じました。
令和3年2月19日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その189)
本校手話落語部の活動実績を評価していただき、公益財団法人日本教育公務員弘済会熊本支部様から活動支援金を頂戴したことは以前お知らせしたところです。
このたび、その支援金をもとに2種類の校名旗を作りました。1つはスクールカラーのえんじ色を基調とした重みのある旗、もう1つはくまモンのイラスト入りで幼稚部小学部の遠足等でも使えそうな可愛らしい旗です。いずれも10本ずつ作成しました。今後、校内外における様々なイベントの際に、周囲の目を引くことでしょう!
令和3年2月18日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その188)
2月15日(月)放課後、高等部2年の岩下君の企画により、3年生との送別バドミントン大会を開催しました。
参加者はバドミントン部員と顧問の職員+管理職を合わせて、約20人にのぼりました。
2時間程の催しでしたが、もっとゆっくり時間が過ぎてくれればなぁと思うくらい和気あいあいとした雰囲気の中、皆で楽しい時間を過ごしました。
閉会式では3年生の吉村君からこんな言葉をもらいました。
「今年度は新型コロナの影響で、ほとんどの大会がありませんでした。私たちはずっと悔しくて悲しい思いをしていましたが、今日こうして先生方の御協力により、心に残るとても素晴らしい大会を開催していただきました。ありがとうございました。心から感謝いたします。」
生徒達、そして私たち職員にとって、また一つ想い出のページが増えました。
令和3年2月17日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その187)
2月12日(金)、人権教育研修会(本校教職員対象)を開きました。
前ひのくに高等支援学校長の中山龍也先生を講師としてお迎えし、「人権意識の向上」と「障がいのある子供を育てられた保護者の思いを知る」ことを目的として約1時間にわたり御講話をいただきました。
中山先生は長年にわたり特別支援教育に携わってこられた他、障がいのある子供さんを育ててこられた親御さんでもあります。講話の中では、教育者として、また親としての立場から、子育てやお子様の将来を見据えた関係機関との連携など、様々な取組について事例を交えてお話しいただきました。
今回の研修を機に、私たち職員は人権教育が教育の根幹であるという認識をより深めることが出来ました。これからも本校の子供たちの心の声を聴き、保護者の思いに心を寄せ、日々の教育に真摯に取り組んで参ります。
令和3年2月16日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その186)
【新型コロナウイルス感染防止について③】
新型コロナウイルス感染防止の効果を上げるためには、私たちの意識と行動が最もカギを握っているのでしょうが、ハード面を充実させることで私たちの負担を軽減したり、より効果を上げたりすることに繋がると思います。
そこで、本校では室内の二酸化炭素濃度を測る「Co2濃度測定器」と「サーモカメラ」を導入しました。「Co2濃度測定器」は職員室内2カ所と事務室や寄宿舎、会議室等に合計7台設置し、二酸化炭素の濃度を常時測定しており、換気の目安となっています。また、「サーモカメラ」は正面玄関に設置し来校者の体温測定に役立っています。
これまでは、非接触型体温計を使って職員が計測していましたが、業務負担軽減に大いに役立っています。今、用いている「サーモカメラ」は一人ずつ計測するタイプですが、大人数を一度に測定できる機種も今度導入する予定です。
令和3年2月15日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その185)
高等部3年生の自立活動の授業を参観しました。
卒業後の大学生活、社会生活を送るうえで必要となる情報保障や手話通訳依頼、日常生活に関する最新の補聴援助機器や各種アプリの紹介と実体験の授業でした。本校の山田京子先生が制作に深くかかわっているアプリ「こえとら」(コミュニケーションツールとしての音声認識アプリ)ですが、生徒たちにあまり知られていないことは意外、残念…というか、ちょっとショックでした。(※この「こえとら」については、またあらためて解説したいと思います。)先ずは、「こえとら」について私たち教師がしっかり勉強していきましょう。
自立活動に関しては、その内容等について随時見直しを図ってきていますが、今後も引き続き各学部の系統性を考慮した本校独自の自立活動年間計画を充実させていきたいと考えています。
大切なことを忘れていました…。授業実施にあたり、沢山の機器や資料を提供してくださった「熊本県聴覚障害者情報提供センター」の皆様、大変ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
令和3年2月12日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その184)
小学部の保護者様から、「子供たちに季節の花々に触れ、『和』の文化に親しんでほしいので、定期的に小学部に花を飾ってもいいですか。」との嬉しいお申し出がありました。そして今、幼小棟2階踊り場に季節の生け花(第2弾)を飾ってくださっています。
階段を上っていくと必ず目に留まる位置にありますので、是非とも生け花を愛でてください。すらりと伸びている枝を見ると、こちらまで自然と背筋がピンとなりそうです。
お母さま方の優しいお心遣いに心より感謝いたします。
令和3年2月10日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その183)
まだまだ寒さは残っていますが、暦の上では立春を迎えました。
短い周期で空模様が変わっていますので、これから少しずつ季節の移り替わりを感じることができるでしょう。
早速、幼稚部では春を探しに出かける計画が立てられているようです。
ちなみに、校長公舎の梅の木も一早く春の訪れを感じさせてくれています。今からしばらくは見頃ですので、どうぞお見逃しなく!
令和3年2月9日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その182)
2月4日(木)、小学部たんぽぽ学級では「なわとび大会」を行いました。
種目は「前とび」「後ろとび」「あやとび」「交差とび」そして「ながなわとび」でした。主に体育の授業の中で練習してきましたが、その成果を出そうと、どの子もそれぞれの目標を定めて全種目に一生懸命挑戦していました。新記録も続々と出てきて練習の成果が見事に表れた「なわとび大会」となりました。御家族や熊本ライトハウスの先生方に御覧いただけなかったのがとても残念です。
来年度は小学部全体での「なわとび大会」が実施できることを願っています。
令和3年2月8日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その181)
先日(2月2日)幼稚部で豆まきを行いました。(ちなみに、2月2日が節分となるのは124年振りだそうです)
子供達はこの日のために豆を準備し、紙を丸めたボールを作り、青鬼のお面を作って鬼退治の準備に入りました。午前11時、いよいよ赤鬼が幼稚部に現れました。金棒を持った、それはそれは恐ろしい赤鬼です。赤鬼は大声を上げながら子供達に襲い掛かります。しかし、子供たちも負けてはいません。赤鬼めがけて、準備していた豆と紙ボールで反撃します。そして、見事にクラスの仲間と力を合わせて赤鬼を退治したのです。「良かった。良かった。さあ、お腹も空いたので給食の準備をしましょう・・・」と、ホッとしたのも束の間、なんと、赤鬼よりも恐ろしい黒鬼(般若(はんにゃ))が襲ってきたのです。大人が見ても絶対に逃げ出したくなるおどろおどろしい不気味な般若です。
ところが、子供たちは般若に対しても「鬼は外! 福は内! 鬼は外! 福は内!」と戦いを挑んだのです。勇敢な子供たちに圧倒された般若はすごすごと逃げていきました。こうして今年の豆まきも幼稚部さんの圧勝で幕を閉じました。
コロナで大変な世の中ですが、必ずや福がやってくることでしょう。
そうそう、図書館にも豆まきや赤鬼さん、青鬼さんの本がたくさんあります。是非読んでくださいね。
令和3年2月5日
熊本聾学校 副校長 山本 誠二
今、熊聾では・・・(その180)
【新型コロナウイルス感染防止について②】
熊本県内での新規感染者数が拡大状況にあることから、校内でのマスク使用方法等について、産業医及び薬剤師のアドバイスを受け、校内では基本的に不織布マスクあるいは布マスクを着用することを職員間で確認しました。また、これまで教室等で使用していた透明マスクは、充分な距離(約2m)がある場合等の飛沫による感染を防止できる条件下で使用することとしています。
写真は職員の手作りマスクで、布地の中に不織布が織り込んであるものです。透明部分もあるので読話ができるように工夫してあります。(課題は曇り対策です。)
令和3年2月4日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その179)
【新型コロナウイルス感染防止について①】
熊本県独自の緊急事態宣言発令から2週間余りが経ち、2月1日には55日ぶりに県内の新規感染者数が1桁台になったという報道がありました。
県民の皆さんの日々の努力によって、感染防止の効果が少しずつ上がってきているように思いますが、私たち学校現場の空気感としては、まだまだ緊張感があります。今まで以上に基本的な対応(3密を避ける 手洗い・うがい 消毒 換気 等)をしっかり意識しながら取り組んでいるところです。
長い忍耐が続くと思われますが、「感染しない・感染させない」ことを頭に置いて、一日一日を乗り切っていきましょう。
令和3年2月3日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その178)
以下、TV番組の紹介です。
2月3日(水)、2月10日(水)いずれも〈午前9:00~9:10〉
NHK(Eテレ)の、障がいのある子供たちの多様性を理解する番組「u&i(ユーアンドアイ)」の中で、聴覚障がいをテーマに「きこえないって、かわいそう?」というタイトルで、東京都立大塚ろう学校の児童が出演します。
https://www.nhk.or.jp/school/tokushi/ui/
2月3日の放送終了後には、同番組のホームページに動画がアップされるので、PCやスマホ等でいつでも見ることができます。
令和3年2月2日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その177)
雨のため順延になった幼稚部マラソン大会ですが、実施当日は前日の曇天が嘘のように、雲一つない青空となり、最高の会場コンディションでマラソン大会を迎えました。
どこの幼稚園や保育園にも無いような、広々とした本校の運動場で、子供たちは最後まで一生懸命走り切りました。私はあいさつの中で、「最後まで走りをやめないで頑張って」と話しましたが、そのことを本当にやってのけてくれたことをとても嬉しく思いました。また、走っている途中、友だちに負けまいと競り合う場面や友達を応援する様子など、子供たちそれぞれの成長の一端を見ることが出来ました。お母さん方の応援も間違いなく子供たちに力を与えたと思います。最後までエールを送っていただきありがとうございました。
今回、私は赤組(3歳児)青組(4歳児)の子供たちと一緒に、グラウンドを3周走りました。来年の目標は緑組(5歳児)の子たちと5周走り切ることです。
令和3年2月1日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
管理責任者 校長 市原留美子