保護者の声

令和2年度 保護者の声05

 入学してすぐは手話も言葉も少なく、家でのコミュニケーションはジェスチャーと少しの手話でのやりとりがほとんどでした。伝えたいけど伝わらないことも多くお互いにイライラすることがあり、悩むこともありました。けれど、学校に入り、まずお友達の名前と先生の名前を覚え、それらをお風呂の時も寝る時も食事の時もずっと表現してくれました。私も一緒に「〇〇くんだね。」「〇〇先生だね。」と写真と一緒にやりとりして遊んでいました。

名前のやりとりから始まり、毎日学校に通うようになると、手話を身に付け言葉を覚え「今の手話は何?」と私も思うまでになりました。

 自分から伝えたいという気持ちも強くなり、手話を使って伝えてくれるようになりました。また、私が説明をすれば納得し理解してくれることも少しずつ増えてきて通じ合うことの喜びを実感できています。

 学校でさまざまなことを学び、経験することにより表現も増え、学校の外でもいろんなものに興味を持ち、目にしたものに対しても色や形、なにかに似ているなど話の幅が広がり、今、我が子が何を感じて思っているのかを知ることもできるようになりました。

 入学して数か月ですが、毎日の積み重ねや理解して生活できる環境にいることが本当に大切だと思いました。どんどん成長してくる子供に負けないように私も手話を頑張らなければと思う毎日です。     

令和2年12月  3歳児保護者