徒然雑記帖

祝 総アクセス数 百万件達成

いつも本校のHPにお越しいただきありありがとうございます。

本日4月5日、午後3時40分現在の総アクセス件数は、1000000

ついに、6桁から7桁へと1桁あがり、総アクセス数が百万に達しました。

気の早い話ですが、もし現在のペースのアクセス件数(1日当たり平均1200件)がずっと続くと仮定すると、8桁の最小数である1千万になるのは、2048年12月頃です。その頃、今の生徒たちは40歳前です。どのような人生が開けているのでしょうか。考えるだけでワクワクしますし、自分はその頃どうなっているのだろうかと思うとなぜか切なくなります。そしてその間およそ20年6カ月間、7桁の様々な数を目にすることになります。

ところで、百万という数、とてもウキウキします。平方根(√1000000)は1000で、立方根(31000000)は100です。また、常用対数(log1000000)は6ですね。とりあえず素因数分解してみます。胸がドキドキ高まります。

26×56ですから、その約数は、1, 2, 4, 5, 8, 10, 16, 20, 25, 32, 40, 50, 64, 80, 100, 125, 160, 200, 250, 320, 400, 500, 625, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3125, 4000, 5000, 6250, 8000, 10000, 12500, 15625, 20000, 25000, 31250, 40000, 50000, 62500, 100000, 125000, 200000, 250000, 500000, 1000000の49(=7×7)個です。

このサイトではこれまで達成したHPの総アクセス数を取り上げて様々な角度から考察をしてきましたが、約数の個数が奇数個になったのは初めてです。以前、奇数個の約数の数について、その数学的な説明をこのサイトでしたことがあります。興味がある方は、校長室>徒然雑記帖から入って、昨年1月15日のサイトをご覧ください。「nが平方数 nの約数の個数は奇数」とか書いてあります。

続いて、いつものように数字の並びをそのままにして、加減乗除等の記号を入れて、今日の日付である45を作ってみます。

 ((10!+0!)!)!!-(0!+0!+0!)0!)=45 → 4月5日

【注】 中学生の皆さんへ !は「階乗」または「ファクトリアル」と読み、詳しいことは高校の数学で学習しますが、例えば6!なら、6×5×4×3×2×1を計算することになります。このようにn!なら、n×(-1)×…×3×2×1の自然数の積を計算します。”!”が2つ以上つく「多重階乗」については、高校の学習範囲も超えてしまいます。しかし、そんなに難しくはないので、興味ある方は昨年10月22日の記事「祝 総アクセス数800000件達成」をご覧ください。校長室>徒然雑記帳から入ることができます。ちなみに6!!なら2つおきの階乗ですから、6×4×2で48になります。

そして、0!(ゼロの階乗)は1です。これは約束(決め事)ですから、どうしてそうなるの?とか考えたらいけません。

時間をあまりかけることなく立式できたのですが、できれば「!!」のような仰々しい記号を使わず、すっきりした式を作りたかったです。生徒の皆さん、もっとシンプルな式ができたら教えてください。

 話は変わりますが、生徒の皆さんは100万と聞いて、どのようなことを思い出しますか。工業で学ぶ人たちですから、SI接頭辞の1000000 倍がM(メガ)、1/1000000 µ(マイクロ)ということや、百万分率をppm (parts per million) ということはすぐに思い浮かぶかもしれません。

 私は随分前に新聞で読んだある記事を思い出しました。私立文系の大学の受験者で数学(センター試験)を選択した学生としなかった学生の「その後の年収」の追跡調査に関するもので、京都大学の先生が調査したものでした。それによると、数学を受験した人の年収が平均100万円位多いという結果で、当時大変驚いてこの記事を何度も読み直しました。

今回、改めて関連記事を探しましてみたらネット上に残っていました。(興味ある方は「数学受験者の年収が100万円位多い」で検索してみてください)

「数学で鍛えた論理能力は社会に出て活躍の場を広げることにつながるので、子どものうちから数学力を身につけさせることに留意すべきである」という趣旨の記事に接し、生徒たちに数学の大切さについて話をした覚えがあります。

 

ところで、100万円の分の1万円札束を見たことがありますか?私は銀行で見たことがあります。その厚さ、およそ1cmで横向きに立てることができます。

100万円位ならベテランの行員さんの手にかかるとほんの数秒で数えられるみたいです。実際、100万円近いボーナスを、元行員の妻に手渡したところ「パパッと数えられたので味気なかった」というぼやきを友人から聞いたことがあります。

最後に「百万」が入っている背筋がぞくっとするような言葉を一つ。あまりにも有名なので、耳にしたことがある人が多いかもしれませんが・・・・。

喜劇王チャップリンが制作した映画「殺人狂時代」の中に出てくる次の言葉です。

1人殺せば殺人犯だが、100万人殺せば英雄だ。

この映画、私は見たことがありません。第二次世界大戦末期、「最新兵器」の実験台として、広島・長崎へ「原子爆弾」を投下し、30万人以上もの罪のない一般人を殺し、「戦争の早期終結」との大義のもと美化し、戦勝国の気分に酔っていたアメリカを痛烈に皮肉る内容の映画だそうです。そして、この言葉は20世紀の映画史に残る「名台詞(せりふ)」と呼ばれているようです。

来週の月曜日は始業式、そして入学式です。特に、新入生の皆さん、心の準備はできていますか?そして宿題は終わりましたか?    

【校長】