令和1年11月11日と伍福切符
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昨年7月17日に総アクセス件数が111111になった日に「レピュニット」について話題にしました。「レピュニット」というのは、111や11111のように1がいくつも並んだ数字のこと(repunit【repeated unitの略】)でした。
そして今日令和1年11月11日も11111のように1が5つ並ぶ記念すべき日です。言うまでもなく、“1”は正の数の始まりの数です。この数字には面白くて不思議な性質があり、その幾つかを昨年7月17日に紹介したところです。
そんなことを思い出していたら、1が沢山続く今日の日に着目している鉄道会社があることを知りました。皆さんがいつもお世話になっているくま川鉄道です。会社のホームページに次のような記載がありました。引用します。
令和1年11月11日(1が5並び)記念の伍福切符販売について
日頃より、弊社運営につきまして、ご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、弊社では新しい年号“令和”が始まり、初めての数字並びの記念日に合わせて、おかどめ幸福切符の台紙付き記念切符を発売いたします。
令和1年11月11日は、1が5つ並びますが、算命学によると幸福には5つの種類に分かれ、福寿禄官印という考え方があります。
「福」・・・心の幸福、主に家族から得られる安らぎ感
「寿」・・・美・健康の幸福
「禄」・・・財・お金の幸福
「官」・・・仕事・名誉などの幸福
「印」・・・知識による幸福
この考え方から、この切符を持つ人、または幸せになってもらいたい方に贈る切符として「伍福切符」と名付けました。
発売日 令和元年11月11日(月) 10時より販売開始
販売価格 1枚240円(幸福行切符、専用台紙付き)
販売箇所 人吉温泉駅、くまたび、あさぎり駅、おかどめ幸福駅売店
ネット販売 各箇所10時より販売開始、その後は各署の営業時間に準じます。
ということで、くま鉄ファンで”わさもん”の私としては、その伍福切符を早速購入してきました。
“1”が連続する数字が持つ面白い性質に話を戻します。
今日、令和1年11月11日午前11時11分は、111111111のように1が9個連続します。
生徒の皆さん、1111111112の値はいくらになると思いますか?
言い換えれば、111111111×111111111の値です。
ヒントです。手元の電卓を使って次の計算をしてみます。
112=11×11=121
1112=111×111=12321
11112=1111×1111=1234321
111112=11111×11111=123454321
例えば、最後の111112の様子を見ると、答えの最も大きな桁は1から始まり、123・・・と増えていきます。5まで増えると、その後は43・・・と減っていき最後は1で終わっています。
このように、1が連続する数同士の掛け算の答えは、その桁数まで増加して、その後1まで減少し、左右対称の連続した数字が現れるようです。
ということで、1が9つ連続した9桁の数同士の掛け算です。これはどうなるでしょうか?
答えは、
111111111×111111111=12345678987654321
という17桁の数字になります。まぁ、当たり前といえば当たり前ですが、規則正しい数字の並びを見ていると、何やら神秘的なものを感じてしまいます。あなたは知っていましたか? 余裕がある人は、1が10個連続した10桁の数同士の掛け算や11個連続した11桁同士の掛け算がどうなるか考えてみるのも面白いと思います。
最後に・・・、午前11時11分現在の総アクセス数は1579561件でした。ということで、いつものように1579561の数字の並びをそのままにして、加減乗除等の記号を入れて、今日の日にち11月11日をそのまま並べた1111を作ってみることにします。
[{(1+5)!!!-7}×(95+6)]×1=1111 → 11月11日
1111を素因数分解すると11×101になり、そこに着目してみました。あなただったら、どのような式を作りますか?
【校長】