「防災教室」実験装置(地震編その1)
防災教室のために制作した実験装置の紹介
第3回目は「地震波」です。
「やってみて理解する」をコンセプトに
まずは調べ学習からはじめました。
Youtubeにいろいろな実験装置が紹介してあり
見よう見まねでちゃちゃっと製作しましたが
思うようにうまく作動しませんでした。
1号機の製作では ①板材を切断して ②横にくぎを打ちつけ
③等間隔に配置し
④百均で購入した洋裁用のゴムを取り付けて
⑤完成のはずでした。
⑤
これがYoutube動画のように波が全く伝わってくれません。
ばらばらにしてゴムの張り方を変えたり(2号機)
またバラバラにしてゴムの間隔を変えたり(3号機)
それでもうまく作動しません(振動が起こらない)。
問題点1:板が軽い? 問題点2:ゴムが固い?
悩んだ末に板の裏面に鉄板を取り付けることにしました。
高速切断機で幅4cm暑さ3mmの鉄板を切断し
小学生がけがをしないようにバリを取ります。これを板の裏面に接着しました。
ゴムの素材も見直し
弾力が一番あるのは輪ゴムでは?と思い使用することにしました。
4号機の完成です。動作は微妙ですが完成は近い?
吊り下げた輪ゴムの配置をさらに改良を加え
遂に完成することができました(5号機)。
地震波にはP波(縦波)とS波(横波)がありますが,そのどちらもうまく再現する装置になりました。
ただ一つだけ弱点があり
それは輪ゴムの耐久性です。
時間の経過ととも輪ゴムが伸び始めていきます。
そのため防災教室の直前に輪ゴムを張り替える作業が必要になりました。
つづく