上天草プロジェクト

上天草プロジェクトの活動の様子をお伝えします

上天草プロジェクトⅠ「地域との語り合い~私たちの地域のハナシ~」

8月27日(火)。地域住民の皆さまにお越しいただき、上天草プロジェクトⅠ「地域との語り合い~私たちの地域のハナシ~」が行われました。


 今回の「地域との語り合い」は、本校生徒が、生活する地域の悩みや困りごとを地域の住民と直接語り合うことによってその悩みや困りごとに「気付く」または「発見する」といった体験により、それをどのように解決していくかなどを探求するきっかけとするものです。

 

 生徒と地域の方々が「地域の課題を知る」をテーマにグループ協議を行いました。
「上天草で生活をするなかで、困り事や不便なことは?」
「上天草にはこうなって欲しいのに現状ではそうでないコトは?」など、ブレーンストーミングを行いました。

 

 ふせんに、アイデアを一言書いて、理由とともに貼り付けます。
 出されたアイデアやご意見を見る度に、生徒たちは現状の訴えを知ることができました。
その訴えを感じた生徒は、課題を認識することと共感することができました。
 生徒たちからも、若者目線で色々とアイデアを出し、地域の方々も思いを知ることができたようです。

 

  グループ協議で提案されたアイデアについて、生徒が発表をしました。
「自然豊かな上天草。たくさんの観光スポットをPRしなければならない」
「アウトドアなアクティビティはあるが、雨の日でも楽しめる施設が必要だ」
「バスや鉄道など、交通インフラを整備すると、観光客が増えるのではないか」
「防犯上、街灯を増やして欲しい」などたくさんの提案をいただきました。

 

 上天草高校生の若い力で、少しでも解決するきっかけを作って欲しいという地域の方々の願いがこもっています。
 地域の方々からも「上天草高校の生徒は地域の宝」と応援のメッセージもいただきました。


最後は、参加者全員で「上天草はひとつ。頑張ろう!」と声を上げました。

 

今回提案されたアイデアなどをもとに、新しいビジネスの創造に向けて2学期も頑張っていきます。

第2回コンソーシアム委員会

 地域との協働による高等学校教育改革推進事業にかかわる「第2回コンソーシアム委員会」が開かれました。

 会議には、コンソーシアム委員である、上天草市、観光協会、農業・漁業関係、地域中学校、熊本県教育関係および上天草高校職員が出席しました。

 会の内容としては、1学期中に行った「上天草プロジェクトⅠ「ビジネスプランを創ろう!」」の報告やプロジェクト学習で行われるフィールドワークなどへの協力のお願いがありました。

 特に協議の中では、本校のカリキュラム開発等専門家である元田先生より「ロジックモデル(案)の提示・説明」「地域人材に求められる能力の共有」「地域人材に育成に求められる能力の育成方法の検討」について話されました。

 グループに分かれての協議では、地域における課題や人材育成の手段とその方法についてグループでブレーンストーミングを行いました。


 「地域の魅力を発信できる」
 「地域の課題を発見できる」
 など地域に求められる能力が必要であると感じられました。

 その能力を身につけさせるためにも、
 「解決に向けて動く手立てを探る力」
 「自らの手で情報を入手し、情報を活用する力」
 が必要であると参加した先生方が共感し、今後の展開について様々なご意見をいただきました。


 

第1回運営指導委員会

地域との協働による高等学校教育改革推進事業における第1回運営指導委員会が行われました。

参加された委員の方々は、
運営指導委員から、
東海大学九州キャンパス長 荒木朋洋様
熊本ソフトウェア株式会社代表取締役社長 足立國功様
熊本大学熊本創生推進機構地域連携部門 田中尚人様
熊本日日新聞社上天草支局長 大倉 尚隆 様
県教育委員会、上天草高校関係者が参加しました。

今回の協議では、田中様を座長とし、「上天草高校の今後の取組の方向性」について協議を進行していきました。

生徒が「上天草高校を卒業して良かった」と思える未来を委員で共有するために、様々なことを「自分事」として考えました。

高校生が伸ばすべき大切な「3つの力」とは、
【考える力】地方創生の先に何があるかを自分の頭で考える。
【やってみる力】先のことを考えすぎて先に進めない。やってみて失敗することも経験。
【振り返る力】やったことを自分で評価することができる。
この3つの力について、高校生と一緒に協議する必要あるとのご意見をいただきました。

また、高校生自身がこの取組を十分に理解し、中学生に説明できることができれば、自らの達成感を味わい、取組に弾みがつくのではないかというアドバイスをいただきました。
そして、上天草の「中学生が入りたい」「保護者が入れたい」と思うような、上天草高校の魅力化が必要であり、「上天草高校で大学進学」や「地元に就職できる」「上天草高校生を採用して良かった」という声を発信する必要があるとご助言いただきました。


運営指導員の方々からも貴重なご意見をいただきました。
高校生が地域のためとして学習活動を行っているが、どの社会でも通用する技術を習得するための活動であることを理解させると、もっと効果が高くなるという期待感を語られました。
また、大人の都合で生徒振り回していないかを考え、生徒の本当のニーズがどこにあるのかを考えるべきであると、我々職員がきちんと分析・改善を行っていく必要があるとご助言いただきました。
そして、他の高校と連携して取組、上天草高校が発信源である「天草はひとつ」で取り組めるように期待の言葉をいただきました。

まだまだスタートしたばかりのこの教育活動でありますが、地域の方々、各産業界からの大きな期待を感じています。生徒のために上天草高校ができることを捉え、生徒の成長につながる取組を行って行きます。

 

 

 

上天草プロジェクトⅠ~収支計算の演習およびプランの作成~

本日の上天草プロジェクトⅠは、前回の日本政策金融公庫様の御講演の延長線上にある「収支計算の演習」と「プランの作成」についてです。

前回のお話でもありましたが、ビジネスのヒントは【誰が】【困っていることは】【解決するためには】でした。
アイデアのタネを花咲かすためには、やはり『お金』が必要です。
自分がやろうとするビジネスにはどれくらいの『お金』が必要なのかを把握することはとても大切なことです。

今回の上天草プロジェクトでは、より現実味がある内容となりました。
売上高の計算方法。売上原価の計算方法。人件費や家賃、広告宣伝費やその他の経費など支出額の計算をした結果いくらの利益が出るのかをシミュレーションしてみました。
情報会計科の生徒は簿記の授業で聞いたことがあるキーワードでしたが、他の生徒は初めて聞く言葉ばかり。実際のお店の経理について、分かってもらえたでしょうか?

ビジネスプラン・グランプリでは、このような経営に関する知識も求められます。
ビジネスとお金。とても大切なつながりですので、日頃から意識するようにしましょう。

上天草プロジェクトⅠ~先進出前講座~

本日の上天草プロジェクトⅠ。
先進出前講座として、日本政策金融公庫国民生活事業熊本創業支援センター所長尾﨑真哉様、上席所長代理石﨑勇様をお招きし、『ビジネスプランを創ろう!』をタイトルにお話しいただきました。

日本政策金融公庫では『高校生ビジネスプラン・グランプリ』を開催し、将来を担う若者の創業マインド向上を目的に、全国の高校生および高専生を対象としたビジネスプランを募集しています。
上天草プロジェクトでは、地域活性化に向けての新しいビジネスプランを考えています。

そもそも、「ビジネス」とは何でしょう?
それは「世の中の理想(ニーズ)と現実のギャップを自社の製品やサービスで埋めて対価を得る」ことです。
これは、ギャップを埋めるために考えて行動することは、世の中がAIが普及しても大切なことです。

では、「ビジネスのタネ」はどこにあるのでしょう?
「ビジネスアイデアの発想のタネ」は
 ・やりたいこと…本当にやりたいことか。困難に打ち勝つ気持ち。
 ・できること……能力や技術はあるのか。
 ・社会が求めていること…ニーズはあるのか。相手のことを考えて。
これらのことから、地域や社会のニーズからアイデアを探ることが大切なんです。

そこでビジネスアイデアを考えるヒントとは【誰が】【困ってることは】【解決するためには】です。
 ・誰が…具体的に誰が。
 ・困っていることは…どれくらい困っているのか。
 ・解決するために…解決方法は可能か不可能か。
この3点を深掘りしていくと新しいビジネスが見えてくるそうです。

この3点を深く追求するためには「ヒヤリング」といったコミュニケーション能力や「調べる」ための情報機器の活用能力が重要になります。
生徒の皆さんが、いま勉強していることを生かすことができるのです。

生徒からのアイデアのタネが出てきました。
【高齢者】の方は【交通手段が無い】。だから【移動販売】ができないだろうか?
【高齢者】の方は【ゴミ箱が遠い】。だから【ゴミ箱が動く機械(ゴミロボくん)が造れないだろうか】。

意外性の中から新しい発想が生まれます。その発想は若者の柔軟な創造性から生まれます。
ニーズに応えるために、世の中にアンテナを広げてほしいと話されました。

本日学んだ3つのヒントを深掘りしてみてください。
やってみると気づく」。まずはやってみる精神で、上天草活性化のアイデアのタネを見つけ、育て、花を咲かしてほしいと思います。

 

上天草魅力化コンソーシアム第1回委員会

本校で取り組んでいる「上天草プロジェクト」。
その核となるのが『地域との協働による高等学校教育改革推進事業』です。

本日は、本取組の事業運営に関する『上天草魅力化コンソーシアム』の設置および第1回の会議が行われました。

コンソーシアムとは、共同事業体とも言われ団体で、共同で何らかの目的に沿った活動を行ったり、共通の目標に向かって資源を蓄える目的で結成されます。
※出典:フリー百科事典『ウィキペディア(wikipedia)』

 

上天草プロジェクトは、上天草高校単独で取り組めるものではありません。地域課題の解決など探究的な学びを実現するために、地元市町村、高等教育機関、産業界などのご支援、ご助言をいただきながら進めていきます。

コンソーシアムには、東海大学教学部九州数学課九州数学科長の小田心一様をはじめ、上天草市役所や教育委員会などの上天草市関係の皆様、観光協会や農業・漁業の協同組合などの産業界の皆様、中高連携として地元中学校などからご参加いただいています。

コンソーシアムの会長である上天草高校生島校長より『生徒の学ぶ環境づくりのためにご助言とご支援をいただきますようお願いします』と挨拶がありました。

その後、担当する職員から上天草プロジェクトの説明を行い、基本的な方針について共通理解を図りました。


今回お集まりいただきましたコンソーシアム委員の皆様をはじめ、地域の方々のご支援をいただきながら、上天草高校から地域魅力化に向けて取り組んでいきます。

上天草プロジェクトⅠ テーマ設定・班分け

本日も上天草プロジェクトⅠが行われました。
今回は「テーマ設定・班分け」です。

研究主任の先生から、生徒へ質問がありました。

『お金を稼ぐ』って【良いこと?】【悪いこと?】

お金を稼ぐ。
人は誰かのお金を受け取って、そのお金を使って生活しています。
だからお金を稼ぎます。
しかし、「お金を稼ぐ」が悪いイメージになることも。
それは、『他人を不幸にすることがある』からです。

お金を稼ぐ方法として、
『お金を払う側が、喜んでお金を払ってくれるような稼ぎ方(ビジネス)』が求められるのです。
今回のテーマ設定の主軸として、
『お金を稼ぐならば、感謝される稼ぎ方(ビジネス)をしよう!』
『誰かの「困った」を解決できる人になろう!』
と話されました。

テーマ設定の主軸を聞いた生徒たち。
早速グループに分かれて、人から感謝される稼ぎ方について話し合いました。

今日考えたアイデアのなかに、上天草を活性化させるヒントが隠れているような気がします。

皆さん。人に感謝される取組ができるように頑張っていきましょう!

上天草プロジェクトⅠ 地域理解講座③

本日の上天草プロジェクトは、地域理解講座の第3回目です。
上天草市役所経済振興部観光おもてなし課より講師の先生をお招きし、「上天草市の観光」についてお話しいただきました。

上天草市役所観光振興部観光おもてなし課
観光振興係長 寺中 寛人 様

 

上天草市の魅力は何か?
なぜ観光に取り組んでいるのか?
上天草市の観光の課題などについてお話しいただきました。

上天草市の魅力。
それは「自然豊かな風土」「旬のグルメ」「景色」「人」などなど。
生徒からも『橋から見える夕日』『天城橋のライトアップ』など色々な発表がありました。
上天草市では、シーカヤックやサイクリングなど『体験型』のアクティビティが人気です。

魅力が満載の上天草市ですが、人口減少という地方の問題を抱えています。
人口減少による消費の縮小していくなか、外貨を獲得するためにはどうしたらよいか。
市外から上天草市を訪れていただきお金を使ってもらう。つまり『観光』が重要になってきます。

これら観光を充実させるためにどのような課題があるのでしょうか。
①『閑散期』に観光客を増やす
②上天草市内全域に観光客を『周遊』させる
③『インバウンド』の受け入れ
④『雨の日』でも楽しめる観光スポットの充実
⑤『アクセス』の利便性の向上
⑥『知名度』の向上

知名度の面では『ブランディング』を掲げています。
【ナナメ上↗上天草】活動を行っています。
上天草の豊富な資源を「ナナメ上」に磨き上げ、
すべてにおいて「ナナメ上」な取組をし、
「ナナメ上」な上天草のイメージをつくることを目指しています。

高校生ができる「ナナメ上」とは…。
・観光客へのあいさつ
・インターネットを使ってまちの魅力発信
・まちをキレイにする
など、今すぐにでもできることばかりです!

高校生の若い力創造力郷土愛で、一緒に世界に誇れる観光地「上天草」を目指しましょうと応援の言葉をいただきました。

 

本日の講座の内容をしっかりメモを取っていた生徒たち。

上天草プロジェクトは「聞く」「話す」「表現する」プロジェクト。

講師の先生の話をしっかり聞いて、自分の意見や考えを話し、表現することがテーマになっています。

上天草プロジェクトⅠ~地域理解講座②~

本日の上天草プロジェクトは、地域理解講座の第2回目です。
上天草市産業政策課より講師の先生をお招きし、「上天草市の6次産業化とブランド化」についてお話しいただきました。

上天草市経済振興部産業政策課産業創出係長 大野 公二朗 様
上天草市経済振興部産業政策課ふるさと産業係主幹 山川 葉子 様

1次産業・2次産業・3次産業・6次産業とは何か。
またそれぞれの産業の抱える課題や解決に向けての上天草市の支援策についてお話しされました。

上天草市は、海に囲まれた地域であるため水産業が中心かと思われますが、平地では農業・果樹・畜産などの第1次産業も盛んな地域です。
果樹ではパール柑やデコポン、畜産では天草大王や天草梅肉ポークなどが有名です。
第2次産業では、水産加工品をはじめ、ヤマハの造船部門や九州ワコールなど全国的に有名な企業もあります。
第3次産業では、クルージングやイルカウォッチング、上天草さんぱーるなど、海や観光スポットを生かした産業が盛んです。

しかしこれらの産業界では、人口減少・少子化による生産者の減少や後継者問題など、課題が山積しています。そこで上天草市は、各種の支援・指導活動や環境整備に取り組んでいます。
特に、上天草の特産品を生かす第6次産業への支援に力を入れています。

上天草市の生産者の方々は小規模で展開されている方が多く、『生産・加工・販売』をすべて担うことになります。しかし、第3次産業に関しては苦手としており、負担感は大きなものでした。そこで販売ルートの開拓・売り込み・販売指導などを上天草市が担っています。
販売促進支援】【ブランド化支援】【商品開発支援】の3本柱を中心に、地域産業の活性化のサポートに取り組まれています。

現在取り組まれている上天草市の支援策に、上天草高校の創造力と行動力が加わることを期待されています。生徒には『課題を見つけ、高校生ならではの取組をしてほしい』と願いとエールを送られました。

上天草プロジェクトⅠ~上天草高校地域理解講座~

本日の上天草プロジェクトⅠ。
上天草市副市長小嶋一誠様をお招きし、1年生68名にご講演をいただきました。
講座の目的は「上天草市の諸問題を考え、未来を切り拓くための研究の【土台づくり】」について。
上天草プロジェクトで学ぶ生徒に向けて、

「ふるさとを愛し、ふるさとの可能性を信じて、様々な活動へ参画・貢献してほしい」

という願いを込め、まずは上天草を知ってほしいという思いをお話しいただきました。

地域を取り巻く現状は、少子高齢化、人口減少、過疎化問題、産業構造の変化など、とても寂しい現状でありますが、行政は前向きに頑張っています。
「ナナメ上↗上天草」を観光ブランドコンセプトに、観光地としてのブランドイメージを向上させるための取り組みを行っています。
例を挙げると、
・夢づくりチャレンジ推進補助金(県下トップクラス)
・2018おすすめ移住定住先全国18選の選出(県1ヵ所)
・お笑い芸人を起用した市のPR動画(アクセス400万件以上)
・じゃらん九州山口人気観光地ランキングで満足度1位
など。
行政の取組が結果につながっています。

人口減少など課題は残りますが、前向きなアイデアのもと、光り輝く地域づくりを目指しています。
豊かな自然と温かい人間関係を有する地域。
伝統と文化が残りつつも、明るい未来を創造する上天草市。
上天草高校の生徒に新しいビジョンを描いてほしい。
その中でやりたいことに挑戦してほしいとエールをいただきました。

最後は小嶋副市長を囲んで記念撮影。1年間頑張るぞ!