本日の上天草高校

上天草高校の『いま』をお伝えします

リモートを使った主権者教育

主権者教育を開催しました。
上天草市選挙管理委員会より講師の先生をお招きし『将来の日本を支える皆さんへ』をタイトルに出前講座を行ないました。

前回の衆議院総選挙(H29.10.22)において、上天草市10代の投票率は県内2番目の低さという結果だったそうです。
全国でみても「選びたい政治家がいない」「興味がない」「面倒だから」といった意見が多く、投票率の低さにつながっているようです。

そんな高校生の声に対して、解決方法を説明していただきました。
「選びたい政治家がいない」⇒SNSを通じて政治家の活動をみてみよう!
「忙しいから」⇒期日前投票という制度を利用しよう!
「興味がない」「面倒だから」⇒政治が私たちの生活にどれだけ関係しているのか、考えてみよう!

若者が選挙に参加しないとどのようになっていくのか?
○投票率が低い若者より、投票率が高い高齢者に向けた政策を公約に掲げる候補者が増える。

 ↓

○若者に対する政策が少ないため、「投票してもしかたがない」と思い、さらに投票率が低下する。
【若者の政治離れ、選挙離れがさらに加速してしまう】
になってしまいます。

選挙は、国民が政治に参加する最も重要な機会です。
SNS等を利用して、社会問題や政治について身近に感じてみましょう。
有権者一人ひとりが選挙を理解し、日頃から政治や選挙に関心を持って、大切な一票を投じることが大切です。


また、今回はコロナ感染拡大防止の観点から3密を避ける取り組みを行ないました。
3年生は体育館。2年生は視聴覚室。1年生は武道場に分かれ、Web会議システムを利用したリモート講演会の形式を取りました。
体育館で講演している内容を各会場に中継しました。
初めての取り組みで回線が不調になる場面もありましたが、これからの集会の在り方や実施方法について考える良い機会となりました。

メイン会場の体育館

視聴覚室の2年生

武道場の1年生

 

広報特派員委嘱状交付式

1・2年生の有志8人が広報誌「広報上天草」の特派員として、上天草の魅力を発信します!

2016年度から上天草市より要請されて今年度で5年目。2ヶ月に1回ペースで、広報上天草の裏表紙を担当しています。

生徒は、学校の特色や取り組みを中心に、テーマ設定から取材や執筆、レイアウトまで担当しています。
若者目線で地域の魅力を発信することもテーマで、上天草のスイーツ店への取材や実食、漁業関係への取材を行なったことも。

今年度の特派員も、上天草の魅力をたくさん発信したいと頑張ってくれそうです。
地域の皆様。特派員が取材でお邪魔させていただくときは、宜しくお願いします。

上天草市長堀江様より委嘱状と激励のお言葉をいただきました。

特派員の皆さん。上天草の魅力をたくさん発信してください!

上天草プロジェクトⅠ~課題発見~

上天草プロジェクトⅠの活動が体育館で行なわれました。

本日のテーマは「課題を見つける」

各グループに分かれて、上天草での生活の中で困り感や問題点について意見を出し合いました。

各グループにホワイトボードを準備し、生徒が感じる困り感や家族の困り感などを付箋に書き出してホワイトボードに貼り付けます。

書き出した付箋をグループに分け、課題を絞っていきます。
そのなかから、それぞれのグループが取り組むべき課題が何であるかを話し合っていきます。

生徒たちは初めての取り組みで、最初はなかなか意見が出なかったように見えました。
しかし、1人の意見がきっかけで、私もそうだったと思いだし、次から次へと積極的に意見を貼り付けてました。

日常には当たり前の生活過ぎて、なかなか「困り感」を感じないものです。
しかし、自分の生活を振り返ってみると、課題はたくさん見つかるものなんですよね。

本日発見した課題を中心に、課題解決に向けて研究を深めていきます。

 

地域起業研究~市場調査~

本日の地域起業研究。テーマは「市場調査」です。

お客様を幸せにする商品を開発することが目標で取り組んでいます。
先週からの宿題として、商品開発のアイデアを考えてきてもらいました。


家族にインタビューをして、新商品のイメージが出てきました。
でも、その商品は本当に求められる商品なのでしょうか?
例えば、新しいお土産作りを考えた場合..
「既に同じようなモノはないの?」「どんな人に買って欲しいの?」「観光客って、どんな人たちをターゲットにしているの?」「いくらで売るの?」などなど、実際に商品を開発するためには、たくさんの課題をクリアしなければなりません。

そこで、お客のニーズを的確かつ詳細に把握し、ニーズを満たす商品を開発するために市場調査を行ない、テーマの証明または修正が必要になります。
市場調査では、商品市場と消費生活に関する情報の収集・加工・分析をおこない、
 ①アイデアの評価
 ②アイデアの創出
 ③開発の意志決定
などを行ないます。

今日の授業では、生徒が考えたアイデアに対して、他の生徒から貴重な意見をもらい改善策を考えるワークショップを行ないました。

生徒たちは、アイデアに対する疑問点や意見を付箋に書き込み、アイデアシートに貼り付けていきます(アイデアの評価)。
回収したアイデアシートに貼られた付箋を確認し、改善策や今後の見通しを考えます(アイデアの創出・開発の意志決定)。

たくさんの付箋が貼られている生徒もいましたが、それは今後の展開次第ではこれまでにはない新商品が開発されるかもしれません。
貴重な意見を分析し、バリュープロポジションを追求した商品を開発しましょう!

地域起業研究~上天草の特性を活かした商品開発~

「上天草の特性を活かした新商品の開発」をテーマに地域起業研究の授業が行なわれています。

前回は授業の内容について説明が行なわれましたが、今回は商品開発に必要なキーワードをもとに進められました。

キーワードは「商品開発の主役はお客様」。
商品開発は、お客様を幸せにする手段として、何を商品として開発するかが重要になります。

誰に向けての商品開発なのかを設定するためには、「バリュープロポジション」と「ブルーオーシャン」考え方が大切になります。

バリュープロポジションとは、顧客がお金を出してでも購入したい理由。
顧客は「自分が欲しい」という商品に「その商品しかない」という自社だけが提供できる魅力を加えることが大切なのです。
商品開発では、顧客がお金を出す理由を創り出さなければなりません。

ブルーオーシャンとは、ライバルのいない海(市場)ということ。
みんなが欲しがる商品は、みんなが売りたがります。
多くの企業が参入し、ライバル達と激しい競争(レッドオーシャン)が生まれます。
そこで、新たな顧客に対して、ライバルが提供できない価値を創り出すことが重要になります。
ブルーオーシャン戦略では、みんなにうけるモノではなく、
 ①ターゲットを絞る
 ②今あるモノから何か減らす
 ③今あるモノに何か加える
といった、「今までにない」「他には提供できない」モノを考える必要があります。

例えば、新しいお土産を開発するとしても、既存の商品にまねたモノでは魅力を感じません。
この授業では、新しい魅力を創り出すことが大切になるんですね。