2016年3月の記事一覧
1年間を振り返って
1年間を振り返って 校長 藤田泰資
卒業された18人の皆さん、ご卒業おめでとうございます。今年度は、プールでの学習や体育館での運動会など初めての取組も多く、たくさんの思い出ができたことと思います。これらからの皆さんの人生が幸多からんことを心からお祈りしています。
さて、1年間のお子様の学びはいかがだったでしょうか。今年度から、新たに「国語」「算数」(数学)や屋内温水プールでの授業を開始しました。その取組は緒に就いたばかりですが、児童生徒は、コミュニケーション力、外部からのいろいろな働き掛けを認知する力、外部に自ら働きかける力、長さや重さ・方向などの概念に関する理解、体力や心肺機能の維持向上等、たくさんのことを学んだことと思います。
今年度は、外部の方からのご支援をたくさんいただいた年でもありました。特に、言語聴覚士の本村先生には毎週来校していただき、そのおかげで安全安心な給食指導を行うことができました。教員だけでなくチーム学校として、言語聴覚士、理学療法士、看護師などの専門家の力をお借りする重要性を改めて感じたところです。
保護者の皆様には、4月の開校記念式典や8月の全肢P大会におきましては、その運営をご支援いただき誠にありがとうございました。皆様の心のこもったおもてなしにより、参加された方々は大変満足してお帰りいただきました。
来年度は、育成すべき資質能力という観点から、校訓「かがやく笑顔、学ぶ感動、つながる喜び、明日への生きがい」をいっそう意識し、その実現に向かって努力する1年にしたいと考えています。また、10月には、九州地区肢体不自由教育研究大会が熊本市で3日間にわたって開催され、最終日には本校で授業参観を行います。九州すべての肢体不自由特別支援学校から先生方やPTA会長さん方、約300名が来校されるものと思われます。学校も精一杯の努力をして参りますので、保護者の皆様のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
最後に、卒業生並びにその保護者の皆様におかれましては、今後もますますお元気でご活躍いただくとともに、本校の発展を見守っていてください。そして、どうぞいつでも遊びにおいでください。ご来校を心からお待ちしております。