学校生活

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2学期生徒交流会~百人一首大会~

12月22日(木)に生徒交流会が行われました。

毎年、2学期は百人一首大会を開催しており、数週間前からこの日を心待ちにしていた生徒もいました。

国語や社会の授業でも百人一首の練習をする機会があり、初めて百人一首に挑戦する生徒もしっかり準備をして参加することができました。

 

今回は2人1組となって3回戦まで行いました。

上の句が読み上げられた時点で、すばやく札を取りに行く生徒や、「全然見つからん!どこ!」と、対戦相手とつい協力してしまいながら札を探す様子などが見られ、部屋のあちこちから一喜一憂する声が聞こえてきました。

    

楽しみつつも真剣勝負となり、勢いあまって椅子を倒してしまうハプニングも。

         

 

最後に、今年最後の運試し「坊主めくり」を行いました。

終了時に持ち札が最も多い人の勝利ですが、驚異の99枚で勝つ生徒もいるなど、こちらも大盛り上がりの対戦となりました。

        

今回は百人一首の優勝チーム、個人1~3位、坊主めくりの優勝者を表彰しました。

感染対策を講じながらの対戦でしたが、笑顔あふれる賑やかな時間を過ごすことができました。

 

デジタル社会を生きていく生徒たちですが、こうして古き良き日本の文化に親しむ時間も大切にしてもらいたいと思います。

環境教育

12月16日(金)に、環境教育が行われました。

今年度は講師として国立水俣病総合研究センターの丸本様にお越しいただき、SDGsをテーマに専門的な視点からお話をしていただきました。

 

はじめに「SDGsとは何か」についてお話をしていただきました。

本校でもSDGsについて勉強する機会を設けており、生徒たちはこれまでに、目標達成に向けて自分にできることは何かを考えてきました。

 

今回は講師の先生と一緒に、現在の世界情勢や日本国内の状況、それらに関するさまざまな調査データなどと照らし合わせながら、「このままで本当に2030年までに目標を達成できるのか?」ということを考えました。

      

知識を取り入れるばかりではなく、具体的に何をする必要があるのか等の課題発見も行うことにより、生徒たちはSDGsについて新しい見方をできるようになりました。

 

次に、身近なSDGsについてお話をしていただきました。

日本国内で駆除された動物のうち、多くはそのまま捨てられてしまっている現状があるのだそうです。

水俣市内でもイノシシやシカをはじめとする動物の駆除が行われており、この問題は決して他人事ではありません。

そこで、駆除された動物を利用してSDGsの目標達成につなげられることはないかということを考えました。

   

   

この日は講師の先生がつくられた動物の骨の標本などに触れ、SDGsの視点における解決策を考えるだけでなく、この問題の根幹ともいえる“命の尊さ”を直接感じることができました。

 

今後、世界はさらにSDGsがキーワードとなっていきますが、2030年までの目標達成に向けて、これからは本校の生徒たちから発進していけるようになってもらいたいと思います。

薬物乱用防止教室

12月9日(金)に、薬物乱用防止教室が行われました。

今年度は水俣警察署の方にお越しいただき、薬物を使用することの危険性や恐ろしさについてお話をしてくださいました。

          

最初に、薬物の種類やその影響についての説明がありました。

世の中には数多くの薬物があり、さらにそれぞれにはわざと親しみを持ちやすいような名前がつけられていることを学びました。

特にSNSが普及した現代では、一見、薬物であるとは気付かないような巧妙な手口で販売されているケースも多いようで、SNSを利用している人であれば誰もが気をつけなければなりません。

 

その後、薬物の依存性についての説明がありました。

1gあたり数万円もする薬物でも、たった1度使用してしまえば「大金を払ってでもまた使いたい」と思わせてしまうほどの強い依存性があるのだそうです。

これまでに薬物乱用に関する話を聞いたことがあるという生徒たちも、薬物の値段や薬物依存の恐ろしさに驚いていました。

 

今回の話を通して、薬物は1度でも使用すれば「乱用」になり、薬物を使用した本人が心身ともにボロボロになるだけでなく、友人や家族、ひいては地域までも壊してしまう恐れがあるということを学びました。

今回学んだことをしっかりと心に留め置き、万が一誘われてもきちんと断ることができる人であってほしいと思います。

防災訓練

11月25日(金)に、防災訓練が行われました。

今年度も水俣消防署の方々にご協力いただき、さまざまな見学や体験をすることができました。

内容は、消防署内や緊急車両の見学と、心肺蘇生の練習の2つでした。

 

 消防署内・緊急車両見学では、この機会にしか見ることのできないものをたくさん見ることができました。

まずは訓練施設や生活スペースなどを見学し、消防士の方々が署内でどのように過ごされているのかを知ることができました。

      

奥へ進むと司令室があり、たくさんのモニターが並んでいる様子に生徒たちは興味津々でした。

          

ここでは、消防署に通報があってから出動するまでの流れを教えてくださり、火事や救急の際に短時間で駆けつけてくださることのありがたみを感じました。

 外へ出ると、緊急車両が立ち並んでおり、まさに大迫力の景色でした。

      

1つ1つの車両について、どの場面で活躍するのか、何のための装備かなどを丁寧に教えていただきました。

 最後に消防士の方が防火服の着装を実演してくださったのですが、重装備にもかかわらず、かかった時間はわずか1分未満・・・!驚きと感動を覚えました。

生徒たちも防火服を実際に着させてもらい、その重さや動作の大変さを味わいました。

       

 

心肺蘇生の練習では、急病人を発見したときにとるべき行動について教えていただきました。

まずはビデオを視聴し、心肺蘇生が命を取り留めることができるということ、勇気ある行動が一人の命を救えるということを学びました。

このことを踏まえ、実際に目の前で人が倒れていたらどうすればよいのかについて、人形やAEDを使った練習を行いました。

通報から救急車の到着まで平均8分程度かかるとのことで、その間は心臓マッサージをし続けなければなりません。

    

今回は練習ということで2分間の心臓マッサージをやってみましたが、生徒たちはとても疲れた様子。

「こんなに大変なんだ」と初めて知ることができたうえに、その行動こそが人命救助の第一歩であるということを、生徒たちは身をもって体感することができました。

 

今回の防災訓練を通して、いつも私たちの安全を守ってくださる消防士の方々に感謝の気持ちをもつとともに、いざというときには自分自身も行動を起こすことで命を守ることができるということを学びました。

勇気ある行動で自分の命・まわりの命を守るためにも、今回学んだことを日常生活でしっかり活かしてもらいたいと思います。

 

定時制文化祭

11月11日(金)に、定時制文化祭が行われました。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般公開は行わず、来場者を限定して開催しました。

今年度のテーマは「桜梅桃李(おうばいとうり)!輝け努力!みんなで彩る文化祭!」でした。

この“桜梅桃李”という言葉には、「それぞれが独自の花を咲かせるように、個々がそれぞれ違う輝きをもつこと」といった意味が込められています。

まさにこのテーマの通り、今年度も個性あふれる作品の数々が、夜の教室を彩りました。

<創作活動の作品発表>

 

      

   

      

               

 

今年度は、生徒たちがおもてなし班・光班・紙工作班・絵画班に分かれて行う創作活動での作品発表に加え、国語・書道・理科・数学による授業展示、商業科による販売実習も行われ、とても賑やかな文化祭となりました。

<授業展示>

  

  

  

 

<販売実習の様子>

       

          

準備の段階から文化祭当日まで、生徒たちは一生懸命に取り組んでいました。

 

今年度も無事に文化祭を開催できたことを、とても嬉しく思います。

生徒たちには、これからもさまざまな場面で“桜梅桃李”のように輝かしく活躍してくれることを期待しています!

校外研修

10月21日(金)に、校外研修が行われました。

今年度は御船町を中心に、合計3カ所を巡りました。

 

まずは、御船町恐竜博物館。

はじめに、学芸員の方に化石についてお話をしていただきました。

恐竜の生態や歴史、化石の発掘方法、さらにはその期間のキャンプ生活の様子など、とても興味深いお話でした。

「化石は人類の宝である」という言葉がとても印象的でした。

       

 

説明が終わり、さっそく展示室へ足を運ぶと、そこには大迫力の恐竜の化石が・・・!

       

           

想像を超える恐竜の大きさに、生徒たちは圧倒されていました。

恐竜だけでなく、古生物や人類の歴史に関する展示もあり、幅広い知識を得ることができました。

 

次に、イオンモール熊本へ行きました。

はじめに、スタッフの方にイオンモール熊本についてお話をしていただきました。

「お客様第一」の理念は、商業科で学ぶ私たちにとってたいへん大きな学びとなりました。

さらにイオンモール熊本は、従業員の方々が働きやすい環境づくりにも注力されており、この点に関心をもった生徒も多かったようです。

    

 

説明の後は、いよいよ自由時間です。

       

買い物や食事を存分に楽しむことができたようで、「また来たい!」といった声も聞こえてきました。

 

最後に、御船窯で陶芸体験をしました。

生徒たちの多くは初めての陶芸で、作り方の説明をとても真剣に聞いていました。

          

製作中の生徒たちはとても楽しそうで、「もうちょっとこうしたら?」などとアドバイスし合っている場面もありました。

  

  

 

仕上がりは、このようになりました!

 

まさに「世界に一つだけ」の、個性あふれる素晴らしい作品になりました。

 11月頃に焼き上がったものが届くとのことで、生徒たちは完成を心待ちにしています。

 

今回もまた1つ、楽しい思い出をつくることができました。

それだけではなく、今後の授業や販売実習に活かすことができる学びもあったようで、とても充実した1日を過ごすことができました。

今後もさらに充実した学校生活を送ってもらいたいと思います。

熊本県高等学校定時制・通信制文化大会

10月16日(日)に、熊本県高等学校定時制・通信制文化大会が開催されました。

今年度は3年ぶりの熊本県立劇場での開催となり、県内の定時制・通信制高校が一堂に会しました。

また、今回は久しぶりに全プログラムが行われ、盛りだくさんな内容となっていました。

午前の部:各校代表生徒による生活体験発表

昼食時間:各校の作品展示、湧心館高校定時制によるランチタイムショップ

午後の部:生徒会報告、各校のステージ発表、湧心館高校定時制和太鼓部によるアトラクション

 

本校は、展示の部と生活体験発表の部に参加しました。

展示の部では、生徒が作り上げた絵手紙や切り絵、光を用いた作品、折り紙などを展示しました。

お互いに協力しながら準備を行い、本校生徒の魅力があふれる空間にすることができました。

     

     

生活体験発表の部では、本校代表生徒が『挑戦』という題目で、将来への強い思いを込めた素晴らしい内容を発表してくれました。

その他の生徒たちもしっかりと他校の発表を聞き、「共感した」「心を打たれた」など、友人と感想を共有していました。

              

現地開催は多くの生徒にとって初めてでしたが、生徒たちはとても楽しめたようで、終始笑顔に満ちていました。

他校の活動を知るだけでなく、仲間たちの頑張る姿や個性あふれる作品などを実際に見ることができ、充実した1日となりました。

銀座熊本館「創業祭&くまもとのお肉フェア」販売実習

10月7日(金)~9日(日)に、銀座熊本館「創業祭&くまもとのお肉フェア」販売実習が行われました。

イベントは9月27日(火)~10月17日(月)の期間で開催されていますが、このうち10月8日(土)については、生徒による販売をさせていただきました。

 

今回の販売実習に際して、ホームページだけでなく、銀座熊本館公式フェイスブック・ツイッター等でも告知していただきました。

           

 

 

実習は、前日の7日(金)から始まりました。

銀座熊本館にてスタッフの方々との自己紹介をし、最初に館内を案内していただきました。

その後、実習当日のことについて打ち合わせをしていると・・・

    なんと、くまモンが電撃来館・・・!!!

      

さっそくどら焼きを手に、一緒にPRをすることができました。

 

当日8日(土)は、開館前に商品陳列や補充の手順、接客の仕方などについて、入念にチェックを行いました。

また、この時間を使って県内商品の売り場も見学し、売れ筋TOP3の商品などについてご説明いただきました。

              

そして、いよいよ迎えた販売本番。

開館直後から途切れることなく、たくさんのお客様にご来館いただきました。

            

館内だけでなく、出入口に立ってのPRも全力で行いました。

        

どら焼き販売だけでなく、県内商品およびスタンプラリーの案内や説明も行うなど、幅広く接客を行い、どら焼き販売以外にも携わることができました。

結果として、この日予定していた個数は全て完売し、急遽追加で販売した分についても完売することができました。

販売以外にも、他県のアンテナショップを視察・見学するなど、学校生活だけでは得られない学びを持ち帰ることができました。

 

今回の販売実習にあたっては、首都圏のお客様だけではなく、熊本出身のお客様も数多く来館され、温かいお言葉をいただきました。

また、本校同窓会の皆様からは激励のお言葉やお土産をいただき、大変嬉しい思いをしました。

それだけではなく、新たな課題を発見することもできました。

今回は、どら焼きの販売を通じて水俣・芦北地域のPRを行うことを目標としていました。

しかし、実際に来館されたお客様は、我々のことを「熊本県の物産に精通しているプロ」として接してくださり、県内商品の案内などで戸惑うこともありました。

そこで、熊本県内の商品についても事前にしっかり勉強しておくことで、スムーズな接客やどら焼き販売のきっかけにつなぐことができたのではないかと感じました。

今後は、どら焼きの販売はもちろんのこと、新たな共同商品開発や県内各地の観光名所・商品等のPRにも力を注いでいきたいと思います。

 

ご来館くださった皆様、本当にありがとうございました!

今後とも、本校のどら焼きをどうぞよろしくお願いします。

 

「この事業は、水俣芦北地域振興計画に基づく地域振興事業として、水俣・芦北地域振興財団の助成により実施しています。」

第1回講師招へい授業(商業科)

9月27日(火)の1・2時間目に、講師招へい授業が行われました。

これは商業科における取組の一環で、生徒たちがさまざまな学びを展開できる貴重な機会となっています。

今回は講師として、道の駅みなまた・Shop&Cafeミナマータ 館長の北田様、館員の大塚様にお越しいただきました。

 

まず前半では、これまでの振り返りを行った後、講師の方々にお話をしていただきました。

今年リニューアルオープンした道の駅みなまたの様子や、新しい施設に関してご説明いただき、水俣市を盛り上げるための取組などを学ぶことができました。

             

後半では、3・4年生がグループに分かれ、それぞれがプレゼンを行いました。

プレゼン内容は、各班でオリジナルのメニューを考案し、道の駅みなまたでの販売を想定した価格設定や製造・販売方法なども考えるというものでした。

A班は、エコパーク水俣内にある「バラ園」を意識した、バラパフェとプリンタルトを考案しました。

バラをイメージした材料を加えるなどの工夫を凝らし、見た目だけでなく、食感や手頃さにもこだわった一品を考えていました。

  

B班は、年間を通じて販売できる、かつ“SNS映え”も狙ったパンケーキを考案しました。

商品自体へのこだわりはもちろん、販売方法やお客さんを楽しませる工夫までしっかり考えられた、高校生ならではの発表でした。

           

C班は、種類豊富で、見ても食べても楽しいミニピザを考案しました。

もち麦を中心とした地元の材料を使用することにこだわった「ご当地ピザ」にし、さらに、大きさや販売方法にも工夫を重ね、幅広い客層をターゲットとしたアイデアでした。

                    

 

プレゼンの後は、それぞれのアイデアについて講師の方々にご講評をいただきました。

講師の方々は、まさに商品開発のプロです。「なぜその値段にしたのか?」「なぜその材料にしたのか?」など、詳細まで踏み込んだ質問も投げかけていただきました。

生徒たちもかなりの時間をかけて今回のプレゼンに臨んだため、しっかりと自分なりの考えで質問に答え、次第に本格的な話し合いへ発展していきました。

             

プレゼンには参加していない1・2年生も、講師の方々や先輩のアイデアにしっかりと耳を傾け、今後の活動につなげられるようにたくさんメモをとっていました。

                

すべてのプレゼンが終了し、最後にまとめを行いました。

講師の方々からお褒めの言葉をいただき、とても緊張していた3・4年生も安堵の笑みを浮かべていました。

 

今回のプレゼンに向けて、生徒たちは水俣や周辺地域に関することや特産品などを数多く調べ、勉強していました。

さらに、その土地のすべてを集結したスポットともいえる「道の駅」で働く方々と、深い交流を行うこともできました。

今回の講師招へい授業を通して、水俣高校でしかできない学びを経験することができたのではないでしょうか。

生徒たちには、学びを活かし、あらゆる場面で充実した活動を行っていくことを期待しています。

銀座熊本館「創業祭&くまもとのお肉フェア」販売実習に向けて

9月27日(火)より銀座熊本館にて開催されている「創業祭&くまもとのお肉フェア」では、本校のどら焼き(お茶あん・甘夏あん)を販売しており、期間中の10月8日(土)には生徒による販売をいたします。(※詳細はホームページトップをご覧ください。)

今回の販売実習に際しまして、この度、水俣高校同窓会より助成金をいただきました。

10月4日(火)に助成金の授与式が行われ、販売実習に参加する生徒2名が出席しました。

今回は、同窓会会長の澤村様より助成金が授与されました。

    

また、澤村様より「たくさんのことを学んできてください。」と、激励のお言葉をいただきました。

最後に、参加生徒がそれぞれお礼の言葉を述べ、東京での販売実習に向けた決意を表明しました。

              

 

同窓会の皆様には、心より御礼申し上げます。

この度は、皆様より沢山のご支援をいただき、誠にありがとうございました。

 

8日(土)の販売実習の様子につきましては、後日ホームページに掲載いたしますので、ぜひご覧ください。