「夢の架け橋」

キャリアガイダンス「夢の架け橋」(第6回)

第6回(2月17日) 「めざせ! 未来のエンジニア 理系女子・男子応援プロジェクト」
                ~学校の勉強がこんなところで! バイクのメーター編~

 本田技研株式会社から、バイクのLEDメーターの研究・開発に取り組んでおられる2名の女性エンジニアの方に来て頂いて、キャリアガイダンスを実施しました。詳細は後日掲載します。


キャリアガイダンス「夢の架け橋(戸田奈津子氏講演会)」



 
 
 10月3日(金)、2学期中間考査の最終日、本校体育館において、キャリアガイダンスの全体講演が実施されました。講師は映画字幕翻訳者の戸田奈津子さんです。講演前から「とっても楽しみ。質問も考えてるんですよ。」「うちの母親が楽しみにしています。」という声が聞かれるなど、多くの生徒達が楽しみにしていたようです。講演当日、保護者の皆さんも100名以上来校されるなど、期待の高まる中、講演が始まりました。講演では、映画界の事情、自らの幼少時代から字幕翻訳者としての道が開けるまでの話、今までに出会った俳優さんたちのエピソード、語学の勉強法など多くの事をお話しいただきました。質疑応答では、英語で質問する強者も現れ大いに盛り上がる中、生徒達の質問に一つ一つ丁寧に答えていただきました。まだまだ多くの生徒達が手を挙げていましたが、時間の都合上、講演を終了しました。
 お話の端々に「自分が好きなことをやりなさい。結果が出るとは限らないが、自分でで決めたことならば納得できるでしょ」という生徒達に向けた熱いメッセージが込められており、生徒達が将来について考えるための大きな指針を与えていただきました。先日、ノーベル物理学賞を受賞された赤崎勇教授の「はやりを気にせず、自分のやりたいことをするのが一番。好きなことなら結果が出なくても続けることができる。」という会見でのお話に、はっとした生徒も多かったと思います。
 最後に、生徒の感想を紹介します。

「世界で活躍されている戸田さんの貴重なお話を聞くことができてよかったです。今までの映画の仕事に関わっていく中で出会った有名人の考え方、道の切り開き方など、あまり知ることができないお話をしてくださいました。その中で、最も印象に残っていることは、好きなことから自分の個性を見いだすことです。人は皆、好きなことがあるので、それぞれが磨いていくことで個性になり、将来の選択にもつながるというお話を聞いて、私も自分の好きなことを磨いていきたいと思いました。また、これから人生を歩むなかで、選択することは多くありますが、最終的に決めるのは自分であること、このことをしっかりと意識して行きたいと思います。親や先生、友達などいろいろな人にアドバイスをもらいながらも、今後の進路選択はしっかり自分で決めていきたい思います。」

キャリアガイダンス「夢の架け橋」(第3回)

第3回(9月26日) 「未来の社会を支えるロボット」 東海大学 髙橋将徳教授
 今回は東海大学基盤工学部電気電子情報工学科・高橋将徳教授に講義をしていただきました。『未来を支えるロボツト』の演題で、生徒8名と職員が聴講しました。まず、私たちの身の回りに存在するロボットを紹介していただきました。次に、実際にロボットが実働している現場を見せていただき、その多くが人間が行くことのできない宇宙や事故の被災地などが取り上げられていました。ただ、そのような現場においてロボットも故障することがあり、そのときロボットが自分自身で修理ができたりあるいは故障に強い機能を備えることが今後の課題であると知ることができました。さらに、研究室で開発された三脚構造のロボットの動いている動画を見せていただきました。最後に、災害救助で使用されたロボットを操縦する実演が行われ、生徒も操作に参加することができました。講演後も高橋先生に質問に来るなど、生徒達にとつてはよリー層工学を学びたいと思える時間でした。

キャリアガイダンス「夢の架け橋」(第2回)

第2回(7月18日) 「薬学研究のすすめ」 熊本大学大学院生命科学研究部 首藤剛准教授
 7月18日(金)キャリアガイダンス「夢の架け橋」(第2回)を行いました。今回は熊本大学大学院生命科学研究部遺伝子機能応用学分野・首藤剛准教授に講義して頂きました。『薬学研究のすすめ』~かけがえのない命を守るために~の演題で、生徒31名と職員が聴講しました。まず、セルフメディケーションと薬学について、風邪薬の説明文書に書かれている内容から、私達一人ひとりが、薬についてきちんと学ぶ意義を教えて頂きました。次に、大学で学ぶ薬学について、化学系・生物系・物理系・医療系など幅広い専門知識を基盤とした総合生命科学であること、それを学ぶことによって単に薬剤師だけでなく薬学の知識を生かした就職先・職業があることを知ることができました。さらに薬学研究によって開発された新薬は何万人もの医師に匹敵する力を持っていること、新薬によって世界の医療を変える力があること、熊本大学でもアンメット・メディカル・ニーズに応える新薬の開発を行っていることを知りました。最後に熊大薬学部の入試情報も教えて頂き、生徒達はより一層薬学に興味を持ち、自分たちの進路実現のための努力をしようと決意したようでした。

第1回キャリアガイダンス「夢の架け橋」

第1回(6月27日) 「記憶のふしぎ」 西南学院大学人間科学部心理学科 中村奈良江教授
 約30人の生徒と職員が熱心に聴講しました。記憶量に個人差はあるのか、どうやったら記憶できるのか、どうして忘れるのか、記憶が変化することはあるのか、講義の内容はどれも興味深いものばかりでした。さらに、ちょっとした取組の違いで記憶に大きな差が出る実験では、一同アッと驚かされました。講義の最後には、心理学を学ぶ事で身に付く具体的なスキルや大学卒業後の進路の話も詳しくお話しいただきました。生徒達の感想文を見ても満足度が大変高く、自分の進路に対する意識が高まったようです。今後も魅力ある講義を継続的に実施し、多くの生徒達に参加を促していきたいと考えています。