牛深高校閉校式
3月1日(水)、卒業証書授与式にて旧牛深高校最後の生徒59名が卒業した後、牛深高校の閉校式が行われました。
牛深高校は、1925年に牛深実科高等女学校として創立され、天草女子高等学校の牛深分校時代を経て、1951年に牛深高校として独立。今春までに3年生59名を含む11,198名の卒業生を輩出し、91年の歴史に幕をおろしました。
大原校長は、式辞の中で「牛深高校は、学業と部活動の実績に加え、生徒の逞しさ、純朴と質実の校風に育まれた91年の歴史と伝統を残しました。さらに、校訓『誠実・敬愛・勤勉』を支えに理想を追求し、社会を支える人材となることこそ、これからも継承していくに相応しいと思います。今、地域とともに歩み、地域の若者の夢を育み支援するという社会的使命を、新生牛深高校に引き継ぐ時を迎えました。生徒のみなさん、どうか新しい学校づくりに大いなるロマンを燃やし、いかなる試練も乗り越えて、21世紀を歩む熊本を代表する普通総合学科高校づくりに邁進していただきたいと思います。」と述べました。
生徒代表の言葉では、小森くんが、「私たちは、牛深高校最後の学年として、ここで学べたことを誇りに思います。この学び舎で学んだことを胸に、これからの人生で、たとえ住む場所が違っていようとも、それぞれの場所で立派な花を咲かせることを誓います。」と力強い言葉を残しました。
その後、矢田夏さん、濵元くんによって校旗収納が行われました。
閉校式をもって、牛深高校の91年にわたる長い歴史は幕が閉じましたが、これまで牛深高校が育んできた素晴らしい伝統は、新生牛深高校が受け継ぎ、そしてまた新しい歴史を築いていくことでしょう。