熊本県経営者協会による「出前授業」がありました。

天草信用金庫より総務部副部長 近藤様、本校OBの松下様のお二人にご来校いただき、1年後に進路選択を控えた2年次生に出前授業をしていただきました。天草信用金庫はフォトコンテストや「あましん」スタジアム(ネーミングライツ)の名前で生徒たちにも親しみのある金融機関です。

今回は(1)企業(経営者)が求める人材とは?(2)学生時代に経験してほしいこと。(3)キャリアプランを考える の3つのことを中心にお話していただきました。

まずは信用金庫のお仕事について説明がありました。為替などの聞き慣れない言葉も登場しましたが、預金と貯金の違いなどわかりやすく説明していただきました信用金庫は「会員による会員のための金融」を行っている協同組織金融機関だそうです。地域に根ざした組織で、お互いに助け合うという理念の下、お仕事に励まれています。

松下様からは近藤様からのインタビュー形式で、信用金庫に勤めることを決めたきっかけや、仕事をしていて印象的だったことについてお話がありました。信用金庫の良さは地域密着であることで、そこが仕事のやりがいに繋がっているそうでした。

 

後半は信用金庫の立場から、地元に就職することの意義を中心とした、働くことについて具体的なお話がありました。

今は転職することが珍しくない時代ですが、転職をするには大きなエネルギーを必要とします。人間関係も1から作り直しです。慎重に仕事選びをするべきであり、高校生の時にできることを一生懸命して、先生方や家族とよく話し、考えておいてほしいということでした。

働くということは社会の一員となるということで、自立して稼げるようになることです。組織の一員として働いていく上で、信頼ある行動を取らなければなりません。

地元で働くメリットはお金の問題もありますが、地元に住んで働くだけで地域貢献に繋がることも教えていただきました。地元でお金を循環させることも地元の発展に繋がるのだそうです。

最近の就職事情は売り手市場です。だからこそ長く続けることのできる仕事をみつけるために、自分が何を大切にしたいのかを明確にして準備をしてほしいとのことでした。

近藤様、松下様ありがとうございました。