平成25年度 学校長より

2013年4月の記事一覧

校長室便り No.1

  
      
 
平成25年度 新入生宿泊研修
熊本県立高森高等学校長
廣 野  康 孝
平成25年度 新入生宿泊研修
 

 根子岳や高岳が白く雪で覆われた景色の中で実施した入学式から二週間が過ぎ、新入生も高校生活に随分慣れてきたようです。今年は寒暖の差が大きく、今日も職員室ではストーブが欠かせないようです。しかし、日ざしは暖かさを増しつつあり、校庭のもみじの葉が日増しに色濃くなっています。また、校長室には、毎日鶯のさえずりが聞こえてきます。

 本年度も「校長室から」を毎月発信していきます。どうぞよろしくお願いします。
 入学式では、最初に41名の新入生に歓迎の言葉を述べました。そして、本校の校訓について、その意味を話しました。最後に、昨年に引き続き今年も高森町から教育的支援(入学金及び教科書代への支援)をしていただくことを紹介し、それに応える意味でも、本校の教育活動をさらに充実させていこうと呼びかけました。

 また、新入生宿泊研修の校長講話では、まず、本校の良い点を三つ上げました。それは、

①校内で物がなくならない。盗難事件が一昨年から1件もありませんでした。安心安全な学校で、非行がほとんどない。みんなが気持ちよく、楽しい高校生活ができるように心がけている。

②集会などで体育館に集合したとき、スリッパがきちんと並んでいる。聞く態度もよい。

③立ち止まって大きな声での挨拶や掃除、ボランティア活動など、生徒自らが率先して体を動かすことができる。

 次に、本校の校訓ができたいきさつについて話しました。そして、これからの高校生活に夢や目標を持つことが大事であることと、努力する(継続する)力を養ってほしいこと、最後に自他の命を大切にしてほしいということを話して講話を終了しました。
 生徒たちは、宿泊研修での集団生活を通して高森高校生としての自覚が芽生えたようです。この研修期間中一人一人が規律ある生活と自己管理に努めてくれたので、一人の体調不良者もでなかったのは立派な事柄です。1年生の欠席者は今日現在0(ゼロ)です。

 本年度も、小さな学校だからできる大きな教育~一人ひとりの生徒を大切にする学校~を教育目標に掲げて、日々の教育活動に取り組んでいきます。ご支援をよろしくお願いします。