平成25年度 学校長より

校長室便り No.3

今年も5月31日から6月3日かけて高校総体・総文祭が開催されました。(一部の競技は5月の25日から)

本校陸上部では、円盤投げとハンマー投げに南九州大会出場の期待がかかりました。本校は部員が少なくマネージャーを含めて15名です。そこで、自分の競技以外にも他の部員の応援や道具の準備など、やることが多くあり、そんな中でコンディションを整えるのは大変だったと思います。

4日間にわたって繰り広げられる陸上の各種目を見ていて、特に苛酷だなあと思ったのは男子400mです。開会式後の午後2時20分から予選が始まり、午後5時から準決勝、午後610分から決勝です。予選は14組あり、各組1位の14名と予選記録上位者10名の計24名が準決勝へ進出します。予選1組の開始と14組の終了の時間差が1時間程度あり、14組から準決勝に残った選手は予選からわずか1時間半後には準決勝で走らなければなりません。そして準決勝では各組の2位までの6名と準決勝記録の上位者2名の計8名が決勝へ進出します。今年は準決勝の1組に有力選手が集まる結果となり、厳しい現実がありました。夢のインターハイへつながる南九州大会出場は、例年50秒台を出せば確実でした。しかし、今年はレベルが高く49秒台でも7位に終わり、南九州大会への出場がかないませんでした。

「早い選手ではなく、強い選手にならなければいけない。」これは昨年まで本校の陸上部顧問を務めていた上田教諭の言葉です。高校総体を経て、南九州大会やインターハイへ出場するためには、本番につながる大会できちんと結果を出せる精神力と走力(技術力)を身に付けることの大切さを痛感しました。

高校総体の結果、男子ハンマー投げで佐藤大輔(蘇陽中出身)が5位、男子円盤投げで坂井勇人(高森中出身)が6位に入賞し、本校陸上部として5年連続の南九州大会出場を果たしました。今年の南九州大会は613日から16日まで熊本市の熊本県民総合運動公園陸上競技場で開催されました。2人はインターハイへの出場を目指してベストを尽くしましたが、残念ながら6位入賞を果たすことはできませんでした。高森町及び町議会から激励並びに金一封の支援をいただきましたことに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

陸上部南九州大会出場