学校からのおしらせ

今、熊聾では・・・(その15)

 昨日(5/11)は久しぶりの登校日でした。各学部の教室を回りながら子供たちの様子を見たり、会話をしたりとわくわくする時間を過ごしましたが、まだまだどこか寂しい雰囲気であることは否めません。一刻も早くコロナが収束し、そして学校が再開し幼小中高の子供たち全員が揃うことを願うばかりです。

 昨日は子供たちだけではなく、数名の幼小学部の保護者の方(お父さん、お母さん)とも話ができました。休校期間が長くなるにつれ、特にお母さん方が抱えていらっしゃる不安やストレスが増してきている様子を感じ、胸が痛みました。中高等部の保護者さんとは話ができていませんが、何らかの不安や悩みを抱えていらっしゃることは同様かと察します。
 あるアンケートによると、聴覚障がいのある子供をもつ保護者の困り感として、次のようなことが挙げられています。①生活リズムの崩れ、②子供の運動不足、③授業が進まないこと(進路・就職のこと)、④手話環境が減っていること、⑤友達や先生と会えないこと、⑥ゲームやインターネットばかりしている。…等々です。④を除けば、きこえる・きこえないに関係なく言えることのようです。
 私の想いですが、「こんな時こそコミュニケーションが大切!」です。できれば、フェイス トゥ フェイスで。例えば、テレビ電話でもいいでしょう。個別に学校に来られても構いません。どうぞ、本校職員とより多く連絡を取り合っていただきたいと思います。ご意見ご要望、無理難題…とりあえず何でもおっしゃってくださいませ。そして、時には励ましていただけると有難いです。

令和2年5月12日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩