商業科研究授業「情報モラル教育」

 商業科職員の本田先生による研究授業が、19日の4限目第二実践室にて行われました。「このクラス全員が、インターネット(の利活用)で失敗しない」ことを目標に、世の中で実際に起こった事例や本田先生の実体験をふんだんに交え、授業が展開されました。

 7つのグループに分かれ、グループワークを中心に、生徒たち同士で活発に意見を交わしました。「あるある!」「そうだったよね」という声から、事例を知っていた生徒も多く、身近な問題として捉えることができていました。

○話題になった事例
 ①「ジオタグ」による、撮影写真の位置情報特定-特定のためのソフトも存在!
 ②有名回転寿司店において、一度捨てた食材をまな板に再度上げた動画の投稿
 ③有名コンビニのアイス陳列棚に寝そべった画像の投稿           など

 最後に出された、「適切な書き込みかを判断するには」という課題に対し、「上げるのを迷うくらいなら書き込まない」「友人等に一度見てもらう」「書き込む内容を玄関に貼り出しても問題ないか考える」など、多くの意見を出してくれました。

 授業の終わりに、「ナイフもスマホも、使い方によっては便利なものにも、人を傷つける凶器にもなる。スマホを使わずに生活することは不可能だから、使い方をしっかりと学んでいこう」と生徒に強く訴えられました。

 今回の授業で、生徒たちは多くのことに「気づいた」と思います。その気づきを自身の生活に活かすとともに、家族や友人など、周囲の人々に伝えられるようになってもらいたいと思います。本田先生、大変お疲れさまでした。

 

 本校では、熊本地震を受け、緊急時における連絡手段としてスマホ等の「持ち込み」を許可しています。ただし、校内や登下校時の緊急連絡手段以外での「使用」は認めておりません。校内では電源を切り、バッグ等に入れ保管するよう指導をしています。それは、不用意な使用が、勉学への専念の妨げとなったり、人間関係のトラブルを誘発することにつながりかねないからです。この主旨を理解し、適切な取り扱いをお願いします。