人権LHRを実施

1年生の人権LHRでは、「ハンセン病をめぐる人権」と題し、

ハンセン病回復者の中氏をお招きし講演していただきました。

 

ハンセン病は治る病気であり、感染力は非常に弱い病気であるにも関わらず、

国の誤った隔離政策によりハンセン病患者・回復者の人々が受けたさまざまな

差別・人権侵害を学び、人権擁護の重要性を理解することを目的に講演会を開催しました。

 

 

中さんが10歳で発病後、故郷の奄美の中学校卒業、療養所での差別、

反対を押し切っての大阪での生活、

自分の後遺症の原因にうそをついて生活し続ける苦しみ等を述べられました。

  

現在も過去に患者さんが断種、妊娠中絶を強要されたことが裁判で

訴えられたことも話されました。

 

近年のコロナウイルス感染症でも、最初は、医療従事者や罹患した方が差別を受けることもありました。

未知のものや大勢の人と違うことで苦しい目に遭っている人は現在もいます。

他者への理解を深めることや、自分や他者を認めることの大切さを

今回の講演会を通して考えるきっかけになりました。