益城復興初市販売ボランティア事前学習

 午後2時半より、益城町商工会にて、3月7日(土)・8日(日)の2日間、益城町木山にて開催される「”ふるさと再発見”益城復興 木山初市」の販売ボランティアに参加する生徒を対象とした事前学習会が行われました。1・2年生合わせて19名参加し、学校から距離はありましたが、バスや自転車などの手段を使って時間前には集合しました。

 

 木山地区での「木山初市」は古くは江戸時代中期から開かれ、益城町商工会が主催して行う初市は今年で31回目を迎える歴史ある市ですが、熊本地震を受け、また新たに立ち上がろうという思いから、冠に「益城復興」が付くようになりました。今回の事前学習では、木山初市の歴史や推移、益城名物の「市だご」を中心にお話いただきました。

 熊本地震後、仮設住宅で暮らす人々が、この初市に足を運ぶことで、久々に顔を合わせることができたという、「地域コミュニティ」としての役割を果たしているというお話がとても印象に残りました。SNSの進展により、顔を合わせずともコミュニケーションが取れるようになりました。「隣の住人がどんな人かもわからない」と、地域での人間関係が希薄になる中、この初市が果たす役割はとても大きいと感じました。今後もこの初市を継承していく必要があることを力強くお話しいただきました。

 

 生徒代表謝辞では、地元でもある2年生の伊藤君が、初市や市だごの歴史などを学ばせてくれたことへの感謝と、当日の市を私たちの力で盛り上げていきたいという誓いを述べてくれました。他のメンバーも同じ思いで当日のボランティアに臨んでくれると思います。お近くにお立ち寄りの際はぜひ初市に足をお運びいただき、生徒たちへ声をかけていただければ幸いです。

 

●生徒が販売する「市だご」です。当日は大行列ができるほどの人気商品です。