上天草プロジェクトⅠ~地域理解講座②~
本日の上天草プロジェクトは、地域理解講座の第2回目です。
上天草市産業政策課より講師の先生をお招きし、「上天草市の6次産業化とブランド化」についてお話しいただきました。
上天草市経済振興部産業政策課産業創出係長 大野 公二朗 様
上天草市経済振興部産業政策課ふるさと産業係主幹 山川 葉子 様
1次産業・2次産業・3次産業・6次産業とは何か。
またそれぞれの産業の抱える課題や解決に向けての上天草市の支援策についてお話しされました。
上天草市は、海に囲まれた地域であるため水産業が中心かと思われますが、平地では農業・果樹・畜産などの第1次産業も盛んな地域です。
果樹ではパール柑やデコポン、畜産では天草大王や天草梅肉ポークなどが有名です。
第2次産業では、水産加工品をはじめ、ヤマハの造船部門や九州ワコールなど全国的に有名な企業もあります。
第3次産業では、クルージングやイルカウォッチング、上天草さんぱーるなど、海や観光スポットを生かした産業が盛んです。
しかしこれらの産業界では、人口減少・少子化による生産者の減少や後継者問題など、課題が山積しています。そこで上天草市は、各種の支援・指導活動や環境整備に取り組んでいます。
特に、上天草の特産品を生かす第6次産業への支援に力を入れています。
上天草市の生産者の方々は小規模で展開されている方が多く、『生産・加工・販売』をすべて担うことになります。しかし、第3次産業に関しては苦手としており、負担感は大きなものでした。そこで販売ルートの開拓・売り込み・販売指導などを上天草市が担っています。
【販売促進支援】【ブランド化支援】【商品開発支援】の3本柱を中心に、地域産業の活性化のサポートに取り組まれています。
現在取り組まれている上天草市の支援策に、上天草高校の創造力と行動力が加わることを期待されています。生徒には『課題を見つけ、高校生ならではの取組をしてほしい』と願いとエールを送られました。