「水俣病をめぐる人権について」講演会を開催しました
6月4日(木)午後、人権教育講演会が阿蘇校舎で開催されました。
「水俣病をめぐる人権」について、坂本みゆきさん(水俣病被害市民の会事務局長)からご講演いただきました。
水俣病の概要、水俣病とご自身との向き合い、家族との向き合い、そしてふるさと水俣を思う気持ち、ご自身の心の中の変遷を語っていただきました。
水俣病については本年度、県内の自治体や全国大手の通信教材で誤った情報(水俣病は感染症、水俣病は遺伝等)が流され、大きな人権問題が生じています。
講演後の感想では「坂本さんと弟さんの絆、裁判や国の対応の遅さへの怒りを共感することができた」「小学校5年の時、水俣現地学習で語り部さんからお話を聞いて、水俣病への偏見や公害はいけないと学んだ。そして高校生になり本日、水俣出身と言えなかった坂本さんの講話を聞いてもう一度水俣病や差別について考えるきっかけとなった」等、生徒の皆さんの感動や学びがうかがえました。
今回の講演は、水俣病についての認識を深めるとともに、自分の生き方を見つめ直し、どのような社会をつくるべきか考えるきっかけとなりました。
坂本みゆきさん、ご講演ありがとうございました。