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続いて三嶋先生からのメッセージです。

三嶋先生の長い教職経験からの深いお話です。どうぞお楽しみくださいキラキラ


 

 現代は格差社会です。一部のお金持ちが、日々の生活を謳歌しています。

下図をみると、日本にはお金持ちがそんなにいるのか、と思ってしまいます。ざっと計算して、

100世帯のうち、2.5世帯が1億円以上もっている ことになります。

 

  

 

 しかし、そのようなお金持ちになることを望んでも、一朝一夕には無理です。

まずは、地道に勉強するしかない、と思います。勉強しないで、お金持ちにはなれないのですから。

(逆に、勉強すれば必ずお金持ちになる保証もないのですが・・・)

 

 

 私が、日々、学校で教えていて強く感じることは、生まれつき勉強することが嫌いな生徒がいるだろうか

という素朴な疑問です。ささいなことがきっかけで、たまたま勉強しないだけではないのか、ということです。

 

 私の両親は、父が小学校まで、母が中学校までしか行っていません。父は戦争のため、小学校すら満足に行けなかったそうです。基本、数少ない本を読んで勉強をしていたと、言っていました。母は、たまたま母の年齢から中学校までが義務教育になり、家で農作業を手伝わずにすむので喜んで学校に行っていたと、懐かしそうに話していました。

 

 私は、そういう両親のもとで、勉強したいのなら思いっきり勉強してみれば、という環境で育てられました。地元の二江から、年に2~3回本渡の本屋に行っては、欲しい本や雑誌を買ってもらえることが何よりうれしかったのを覚えています。それを読んで、友だちに教科書に載っていないことを言うのが、ちょっと誇らしかった気がします。 

 

 イヤだと思っていた勉強が好きになるのは、これもまた、ほんのちょっとしたことがきっかけだ、と思います。復活は若ければ若いほど容易です。少なからぬ生徒たちが、おもしろさに気づけないまま、勉強が手につかず、スマホの餌食になってしまっている現代です。そうは思いませんか。

 

 勉強とは一生付き合っていかなければなりません。勉強を友とするのか、または敵とするのかは、収穫できる実りに思いを馳せてみれば、言わずもがなのことでしょう。

 

 私は、来たる3月の退職を目前にして、学ぶことの大切さ を、いっそう強く感じています。

 

 

 


 

次は4年生担任の田中克樹先生へバトンを渡します。よろしくお願いします!

 

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