校長ブログ

23/09/19(24)秋の予感

 今年初めてツクツクボウシの声を聞いたのは8月20日、今も鳴いてはいますが(9月19日時点)、心なしか夏に別れを告げているような気がして、何となく寂しい気持ちになります。

 ある休日、午前5時30分、散歩に出かけました。玄関を出て空を見上げると明けの明星が。この時間、昨年まで住んでいた天草市であればまだまだ暗いはずですが、ここでは薄明り、山々に薄っすらと霧がかかり、幻想的な雰囲気を醸し出します。ずいぶんひんやりとしてきました。稲は黄金色となりこうべを垂れ、緑の草には朝露、黄色やオレンジのコスモスが美しく咲いています。彼岸花もそろそろ盛りでしょうか。虫の声が心地よく響き、用水路を流れる水の音は清々しい。(用水路の水が美しいことにも感動します!)。自然の中を歩いていると、その色や音や形やにおいや感触が、悩みや不安をかき消してくれるようです。人吉・球磨の地で迎える初めての秋。熊本の春と秋は短いといい
ますが、ここはどうでしょうか。秋の到来を感じた休みの朝でした。

 … それから5時間後、同じ道を歩いた私は汗まみれで家にたどり着きました。皆さん、日中はまだ暑い日々が続きます。寒暖差にご注意を。

9月の早朝 朝露 コスモス 朝顔とルコウソウ