本日の上天草高校

本校独自の授業『地域起業研究』

上天草高校では、学校設定科目といって学校独自の授業が行なわれます。
2年普通科(普通コース・特進コース)の生徒を対象にした『地域起業研究』という授業です。
昨年度から実施しております『地域との協働による高等学校教育改革推進事業(地域魅力化型)』の流れを組んでいます。
本日は、その授業についての説明が行なわれました。

 

「ひと・もの・資源の宝庫」上天草で未来を切り拓くリーダーの育成をテーマに、自ら起業して職を創り出すことを学びます。
この授業の柱は、
 ①商品開発と流通
 ②デジタルコンテンツの作成(動画作成・編集)
 ③Webページの作成(地域企業のWebページ作成)
としています。
特に①商品開発と流通では、
上天草の特性を活かした新商品の開発」がテーマになっています。
新しい商品を開発することや既存商品の改良、新用途の開拓などアイデアはたくさんありますが、
ニーズ』を『ウォンツ』に変えることが大切です。
ニーズを満たす商品は消費者は欲しがる=買う!
そのような商品の開発を目指します。
また、今回の授業では『有用性』と『収益性』のお話しがありました。
 有用性...ニーズを満たす度合い
 収益性...利益を上げる度合い
消費者が満足する商品を作り続けるためには、ある程度の利益を得ることができなければならない。継続し続けるためには利益が必要であることをお話しされました。

 この授業では、よりビジネスの考え方が重要になってきます。
 学校生活だけでなく、高校生目線のアイデアだけでなく、社会・経済・消費等の動向(マクロ環境)や競合企業や顧客の状況(ミクロ環境)を把握することも大切になります。

 なかなか難しいことを勉強していきますが、コロナウイルスなど影響により、世の中は激しく動いています。
 その世界で生きていくために必要な力を、この授業で身につけて欲しいと思います。