本日の上天草高校

上天草高校の植物 番外編(1)

 前回の夏編(1)で、モッコクの花の蜜を吸いにきているハチの種類を『日本産ハナバチ図鑑』を使って調べたところ、マルハナバチの近縁種で「キムネクマバチ」であることがわかりました。日本固有のハチで、胸の部分に黄色いふさふさした毛が生えている以外は真っ黒です。地域によってはどう猛なスズメバチのことをクマバチ(クマンバチ)ということもありますが、このハチはマルハナバチ同様、とても温厚な性格で、危害を加えたりしない限り刺すことはありません。
 朝早くには花の蜜を吸いにたくさんやってきていますが、しだいに数が減っていき、お昼近くになると全くいなくなってしまいます。この時間には花の蜜が出ていないのか、あるいは短時間労働なのか。調べてみませんか。(文責 田代周史)