体育の時間を通して学ぶ「もしも」の備え 〜着衣水泳の授業〜

体育の授業を通して防災教育「着衣水泳」に取り組みました。海の近くにある本校ならではの学びとして、生徒たちは真剣に取り組んでくれました。

この日は、ジャージを着たままプールに入り、水に濡れた服の重さや動きにくさを体験。「服を着たまま水に入ると、こんなに動きにくいんだ」と、驚きの声も聞かれました。無理に動こうとすると、かえって体力を奪われてしまうことも、実際に体を動かすことで理解できたようです。

授業では、身の回りのものを使った「浮く」工夫も学びました。ビニール袋に空気をためてしっかり口を閉じると、簡易的な浮き袋になります。それを胸や顎の下に抱え、力を抜いて浮かびながら救助を待つ姿勢を練習しました。

見学していた生徒たちは「救助する側」となり、ビニール袋やロープの投げ方、声かけの方法なども体験。お互いの命を守るための行動を、実践を通して学ぶことができました。

体育の時間を活用したこのような防災教育は、生徒たちにとって、楽しみながらも命の大切さを考える貴重な機会です。これからも、自然と共にある地域で生きる力を育んでいきたいと考えています。

 

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