一高の四季
2012年
定家葛。筒状になった花弁が5つに裂けてねじれ、プロペラ状に咲きます。体育館南側の石垣や清香館南側の石垣にたくさん垂れ下がっています。
白い5枚の花弁のうち、上3枚が小さく、下2枚が長いという独特の形をしています。本校正門の熊本城石垣で。
山法師。花は中心部に小さい花がたくさん集まっています。白い花弁のように見えるのは総包片とよばれ、葉が変化したものです。白い総苞が白いずきんをかぶった山法師を連想することから付けられています。売店前で。
松葉海蘭。群生して、風にゆらゆら揺れているのがよく見られます。葉の形が松葉、花がウンラン(九州では見られません)に似ているところから、この名がついています。
中心部が花の集まりで、花弁のように見えるのは葉が変化したもので包葉と呼ばれます。花はやっと咲き始めたところです。白梅寮へ向かう坂道で。
満開は少し過ぎてしまいましたが,生物教室前のシダレザクラも春の陽光に包まれて輝いています。
校内の桜も満開を過ぎてしまいました。嵐のような風に吹かれながらも,頑張って咲いてくれています。
熊本地方気象台は3月25日,サクラの開花を発表しました。本校のソメイヨシノも開花しています。昨年より数日遅いようです。白梅寮への坂道で。
青空に映えるハクモクレンの花。満開を迎えています。
ヨーロッパ原産の帰化植物で全国的に見られる越年草。4枚の瑠璃色の花弁から2本の雄しべと1本の雌しべが出ています。
バラ科の落葉低木。5枚の小さな花弁が枝全体について,可憐です。
葉を揉むとキュウリのような青臭い香りがするので,この名がついています。花の直径は約3ミリほどしかなく,目につきにくい花です。
暗紫色の花が咲くモクレン。花弁の内側は外側に比べて白っぽい色をしており,対照的です。中国原産。売店横で。
和紙の原料として用いられることで知られています。枝が必ず3つに分かれるので三又と名付けられています。ヒマラヤ原産のジンチョウゲ科の落葉低木。小花が咲きそろうと球形になります。生物第2教室北側で。
高校9回卒の渡辺満利子先生(昭和女子大学生活科学部管理栄養学科特任教授)より寄贈したいただいた梅が満開を迎えました。
中国原産で江戸時代に薬用として渡来したもの言われています。葉に先がけて5mmほどの小花をたくさん咲かせます。玄関前のロータリー内で。
ツツジ科の常緑低木。有毒植物。馬が葉を食べると苦しむというところから馬酔木(あせび、あしび)。校内には花がピンク色をしたアケボノアセビがあります。
桜の種類はわかりませんが,早咲きの桜が満開を迎えています。体育館北側で。
紅梅と白梅の両方が1本の木に咲いています。右の写真は白い花弁に紅い斑が入っています。接ぎ木ではなく,昨年はとなり同士で紅白の花が咲いていました。