【農業食品科】10頭の成長記録⑧
先日、本校では五岳祭が行われ生徒たちが躍動する姿が見受けられたことが記憶に新しいですが、10頭たちも五岳祭の練習期間中に躍動できる場所にお引越ししました。
豚房から放牧場へとお引越ししました!
体に泥を付けながらのびのびと過ごせるようになりました。今回のお話は、「豚の特性」についてです。
豚は基本的に視力が弱視であり、周りを探索する際は「聴力」と「嗅覚」を頼りに身の危険がないか常にアンテナを張っています。そしてなぜ体に泥をつけるのかというと、主な理由は二つあります。
一つは「体に付着した寄生虫などを除去するため」、もう一つは「体温調節のため」です。特に「体温調節」は、豚には「汗腺(かんせん)」と呼ばれる発汗を促す組織がないため体温調節が苦手な生き物になります。そこで暑いときには泥浴びをすることで体温調節を図っているのです。
夏はもう目の前まで来ています。暑さに負けずにのびのびと育ってもらいたいものです。
~続く~