3つのSで生き残れ! みんなの津波避難 22のルール
2021年は東日本大震災から10年。
現地はずいぶんと復興が進んでいまして、行ってみると高速道路は無料区間が長めに設定してあって交通の便がいいですし、展望所から眺める三陸海岸は美しかった思い出があります。
その反面、高い防潮堤、高いところに作られた新しい道路、町全体に10mほど盛り土がされている地域があって、津波の被害の大きさを思い出させます。
今回紹介しますのは永野海著『3つのSで生き残れ! みんなの津波避難 22のルール』です。
日本各地で起きた災害を写真や図を使って紹介するとともに、どのようなことに注意してどのような行動をとるのが望ましいのかがわかりやすく書いてあります。
また、もし災害に遭ってしまって避難後はどうしたらいいのか。何を持っていたらいいのかなど具体的に書いてあります。
この本は定時制図書室で借りることができます。
写真や絵がたくさんあって111ページしかありませんのですぐに読み終えるでしょう。借りなくても、読むだけでもしてほしいと思います。
10月29日には避難訓練がありますね。
天草は島。山と海がとても近いところです。津波とは無縁ではありません。
災害は実際に経験して、その実体験をもとに反省するなんてことはほぼありませんから、過去に起きた災害から正しいことを学び、起こりうるであろう状況を想像して”万が一の事態”の訓練をしなければならないと思います。