学校生活 南稜NOW

校外学習(球磨地域学・世界史)2年普通科 ひみつ基地ミュージアム

今年8月にオープンした「ひみつ基地ミュージアム」(錦町)へ出向きました。
球磨地域学・世界史の授業の一環として、地域史跡発掘及び平和教育の学習です。
学校から往復路線バスを活用して、地域交通機関利用も併せて体験しました。
本施設の最寄りバス停「高原記念碑前」で下車し、そこから施設体験学習がスタート。
周辺の地理状況から、バス停から施設まで続く道路の意味の説明を聞きながら施設内へ。
施設内には、太平洋戦争当時の貴重な資料や航空機部品、原寸大の壁面、語り部さんのインタビューと、
教科書を通して学んだことが、当時の資料や生の声を見たり聞いたりで現実味を帯びました。

海のない人吉球磨の地に、海軍が航空基地を作った地理的意義について、
 滑走路を作る条件がそろっていた(平坦で広大な土地、風向きや強さ、当時の戦況に適した立地場所(補給地や経由地))
ということを学び、改めて私たちが住む地域の特性を見つめ直しました。
また、この基地に従事していた人々は、自ら志願した14-20歳代の若者ということで、身近に感じていました。
しかし、地下壕に入り、ひんやりとする温度やにおい、長く続く通路等、五感を通して感じたことは、戦争の恐ろしさや過酷な労働環境であったことです。
人吉球磨地域の特性を学びつつ、忘れてはいけない戦争を五感を通して学ぶことができ、非常に有意義な時間でした。