鹿農日記

平和登校日

今日は平和登校日、平和について学び、考える日です。毎年夏休みに実施しています。
<校長挨拶>
校長先生から、平和登校日の意義等についてお話がありました。

<平和教育>
今年は「あの日僕らは戦場でー少年兵の告白ー」というDVDを視聴し、平和の尊さについて考えました。

このDVDは、沖縄戦の際に組織された少年ゲリラ部隊「護郷隊」について取材し、その戦いの様子をアニメーションで再現したドキュメンタリーです。


元少年兵の証言とその再現シーンは生々しく、臨場感があり、生徒たちが引き込まれていきます。




自分と同じ14~17歳の少年たちが戦争に駆り出され、繰り返される過酷な訓練や極限の状況下で徐々に人間としての感情を失っていく。その過程を見て、生徒たちは何を感じているのでしょうか。

DVD視聴後は、担当の先生によるまとめがあり

その後各HRに戻り、クラスメートや担任の先生と振り返りを行って学びを深めました。

私たちが学校に通い勉強できるのも、部活動に打ち込めるのも、将来の目標に向けて頑張れるのも、すべては日本が平和だからです。
日頃あまり意識しない「平和」ですが、今日の平和学習をきっかけに、そのありがたさに気づいてもらえればうれしく思います。

<生徒の感想より>
「DVDを見ての感想を書いてください」
・私たちと同じぐらいの少年が護郷隊として戦って亡くなっていく中、仲間が目の前で亡くなってもどうも思わなくなるのは、悲しいことだなと思います。

「戦争についてどう思いましたか?」
・人の命、精神まで奪ってしまう、とても恐ろしい出来事だと思いました。今後、絶対にあってはいけないものだと思いました。

「命の大切さについてあなたが思うことを書いてください」
・命を大切にするということは、相手を尊敬したり、自分のされてうれしいことを相手にすること、そして相手からうれしいことをされたら、素直にありがとうといえることだと思います。
・命はとても大切なものだと思います。どんな理由があっても命を失ってはいけないと思います。戦争があるせいで命の大切さがとても薄れていて、 「10人殺したら死んでもいい」と(上官が)言っていたので、あり得ないことだと思いました。