☆海洋科学科☆

2022年6月の記事一覧

【マリン校舎】(食品系)バイオリアクター&アルコール発酵

令和4年6月6日(月)・6月10日(金)

 食品系の2・3年生の生徒達がバイオリアクター実験を行ないました!!

バイオリアクターとは人工いくらにも使われている技術で、液体の外側を膜でおおってカプセル状にすることができます。

この技術を利用して、今回はイースト菌をカプセルの中に閉じ込めて、そのカプセルを糖液にいれることでアルコール発酵が行なわれるか実験しました。

 

まず始めにアルギン酸ナトリウム・乳酸カルシウム等を計量します

 

 アルギン酸ナトリウムとドライイーストを混合します・・・①

混ぜ合わせた①を乳酸カルシウム水溶液に滴下して行くと、動画のように球体のカプセル状になります。

 これは、ドライイーストと共に混ぜ込んだアルギン酸ナトリウムが乳酸カルシウム水溶液のカルシウムイオンと作用することによって、表面が固化して膜を形成します。この膜は、イオンのような小さな粒子は通すことができますがそれ以上の大きな分子は通らずカプセル状になります。

 

 出来上がったカプセルをブドウ糖液とブドウジュースにそれぞれ入れて43℃程度のお湯で温めていると写真のように気泡がでてきて発酵が進んでいます。この液体の匂いをかいでみるとアルコール独特の香りがあり、アルコール発酵をしていることが確認できました!!

【マリン校舎】(食品系)郷土料理試作実習

令和4年6月14日(火)

 3年生食品系の生徒達は、「魚食文化」の授業で天草市の郷土料理である「押し包丁」と天草の特産品のばんかんを使った「ばんかんゼリー」を作りました(^∇^)。

 押し包丁とは、手打ちの麺と野菜をだし汁で煮込んだ料理のことをいい、小麦粉を押して伸ばして包丁で切って作ることからその名がついたそうです。生徒達は、初めて食べるという生徒もおり、食べてみると「美味しい!!」という声が聞こえてきました(^∇^)。また、デザートに作ったばんかんゼリーは、果肉とほどよい酸味と甘さの果汁が合わさった素晴らしいできばえでした!!

 この試作実習を通じて、生徒達がマリン校舎のある天草の郷土料理や特産品の魅力を再度確認して、新商品開発等に活かしてもらいたいです。

 

   始めに押し包丁に入れる野菜を切っています

 

     小麦粉を練って生地を作っています

 

   生地を平らにのばして包丁で切って麺にします

 

煮干しと昆布で出汁をとり、野菜やちくわ等の具材を煮込んでいます

 

     醤油と塩で味を調整して、完成!!

 

 ばんかんゼリーは果肉をたっぷり入れています(^∇^)

 

果汁にゼラチンを入れて、果肉の入ったカップに入れ冷やしたら完成!!

【マリン校舎】熊本丸2次航海日誌 No.15

令和4年6月14日(火)~6月15日(水)

 熊本丸は東シナ海にて調査を行なっています。

 14日(火)と15日(水)ともに、風速も弱まり、海況も良好で久しぶりに凪だったようです!!

 長かった2次航海も残すところ1週間を切りました。残りの期間も体調を崩すことなく、実習に取り組んで欲しいです(^∇^)。

《6月14日(火)の様子》

 

船の中ではあまり運動ができないため、筋トレで体力作りをしています!!

 

《6月15日(水)の様子》

 

 

       船内美化に努めています!!

このほかにも、生徒達が魚をさばいて夕食の際に刺身や塩焼きにして食べているようです(^∇^)!。

【マリン校舎】(栽培系)ダイビングの季節がやってきました!

令和4年6月9日(木)

  栽培系の目玉実習でもある「ダイビング」が今年も始まりました。始めはプールでの練習からスタートです。久しぶりのウエットスーツの着用に懐かしさを感じる生徒たち。しっかりと準備運動を終え、いざプールへ!楽しい実習でもありますが、命に関わる危険性とも隣合わせ。しっかりと先生の指示を聞き、昨年までの復習を行いました。これから約3ヶ月間、技術を身に付け、最終的には海洋ダイビングを行う予定です。

 

    ①しっかりと指示を聞きます

 

     ②フィンワークの復習中

 

【マリン校舎】(栽培系)ふ化から16日!アルテミアの給餌を始めました!

令和4年5月27日(金)

  ふ化から16日経ちました。鰓(えら)やそれを守るための鰓蓋(えらぶた)も確認できるほどに成長しました。これまではワムシを給餌し続けていましたが、ある程度成長し、口も大きくなってきたため、ワムシよりも1サイズ大きいアルテミアを与え始めました。

 

           アルテミア

 

          回収したアルテミア

動画では、

①ふ化16日目のマダイ仔魚

②アルテミアを培養槽からプランクトンネットで回収している作業風景

③アルテミアをマダイ仔魚に給餌している様子