職員ブログ

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『和菓子のアン』

小説、『和菓子のアン』(坂木司著 光文社文庫)を読んだので紹介します。

 

光文社のHPでは、

「デパ地下の和菓子店『みつ屋』で働き始めた梅本杏子(通称アンちゃん)は、ちょっぴり(?)太めの十八歳。プロフェッショナルだけど個性的すぎる店長や同僚に囲まれる日々の中、歴史と遊び心に満ちた和菓子の奥深い魅力に目覚めていく。謎めいたお客さんたちの言動に秘められた意外な真相とは? 読めば思わず和菓子屋さんに走りたくなる、美味しいお仕事ミステリー!」

と紹介されています。

このミステリーに関係するのが和菓子の名前や由来。読んでいてなるほどと勉強になるところがたくさんあります。そして、紹介文にもありますが、和菓子を食べたくなります。

また、登場人物の個性が鮮やかに描かれていて、それぞれが抱えている課題やコンプレックスが丁寧に描かれ、且つそれがきちんと解消されていくのも読んでいて良かったと思えるところです。

2012年の作品ですが、2016年に『アンと青春』、2020年に『アンと愛情』というふうに4年ごとに続巻が出ています。人気のある作品なのでしょう。

 

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