宇土高校新聞・体験談のページ

宇土高校新聞

   ・2019年度宇土高校新聞7月号(全国総文・総体、新たな協定締結 他)  20190715 発行(pdf,1.6MB)

    ・2019年度宇土高校新聞10月号(文化祭、時代を先取りした授業 他)  20191015発行(pdf,2.8MB)

            ・2019年度宇土高校新聞12月号(大学出張講義、九州・全国大会 他)  20191210発行(pdf,2.3MB)

体験談

 

「夢を実現するための機会が多いSSコース」
 
関 先輩(男・東京大学・理 入学)

 

高校時代は科学部に所属して「チョコレートのような合金を目指して」というタイトルで易融合金の研究を行っていました。高校三年間で、大学に通いながらの研究や、インドネシアで行われた学生会議(ICAST)での研究発表、全国大会出場を経験でき、改めて科学の楽しさを実感するとともに、良い出会いにも恵まれた楽しい高校時代を送ることができました。一方で、活動を振り返るごとに「もっと早い時期にこの内容に触れていれば」「あの計画の時点でもう少し綿密な詰めをしていれば」と思うこともありました。このような経験や後悔の思いが、確実に今の私の生活の原動力になっています。
 私は現在、時間を少しでも活用したいと思えるようになり、もともと興味のあった社会の要請に沿った科学技術開発を専門にする学科を見つけ、多くの先生方のお話を聞くようにしています。
 宇土高の
SSコースの良いところは、何より触れることのできる情報の多さだと思います。特に豊富な研修や講演会は、自分の研究者になりたいという夢をより具体化し、科学の社会への影響力の大きさに気付かせてくれました。宇土高には、何かに悩むことがあってもその解決に全力で協力してくださる先生方がいます。夢を実現するための機会が他より多いというのはとても魅力的です。

 

 

 

アジア大会「青年科学技術会議」に参加して
成松さん(高校1年時)

 
私は、1年次に、タイで行われたアジア規模の大会「青年科学技術会議」に参加しました。「副実像の公式化」について発表しましたが、審査員の質問は鋭く、手振り身振りを交えながら答えるのが精一杯でした。先輩方のこれまでの努力を無駄にしたくはないという思いで臨み、タイ全土の高校生や大学生・院生の優れた研究を含む数学部門38研究中、最高賞の1位を獲得することができました。
 口頭発表やポスター発表以外にも、交流会や現地大学教授によるワークショップなど様々な催しがあり、たくさんの新しい友達ができました。そして、いつかまた別の国際大会でこの大会のメンバーに会えることを願っています。


小佐井さん(高校1年時)

 1年次に、研究発表のほとんどが大学生や院生という「青年科学技術会議」で発表しました。審査員6人を前に、口頭発表ではとても緊張し、思い通りの発表ができなかったことに悔しさが残りました。ポスター発表では反省を生かし、相手に対して実際に実験しながら丁寧に説明したことで、相槌を打ち始め、私を見て説明を聞いてくれていました。
 情報交換会では、各国の文化や教育制度を発表し、本校のウトウトタイムや
SSHGLPの活動、熊本地震による被害も報告し、世界中の国々からの支援への感謝も伝えることができました。この経験から、私は世界に目を向け「世界の一員になりたい」と思うことができました。

 

 

「達成感は次の挑戦に向けてのエンジン」
星野 先輩(熊本大学・医学部医学科 入学)


 私が高校1年次に北米に訪問して気づいたことは、挑戦することの大切さです。というのも、私が現地の高校で授業を見学ましたが、内容はほとんどわかりませんでした。しかし、学生の方と一緒に会話をすることで内容が理解でき、わかることの楽しさや会話ができることのうれしさを感じることができました。これは、わからないから、難しいからといって投げ出さなかったから得られた喜びだと思います。このように、私は今の自分にとって少しハードルの高いことでもやり遂げた時の達成感とうれしさは、次のチャレンジに向けてのエンジンとなることを実感しました。
 私は今、将来の夢へ向けて何にでも積極的に、ポジティブに取り組むことができています。その努力が高校2年次のアジアサイエンスキャンプ(世界科学キャンプ)につながり、日本代表になれたのではないかと思っています。

 

 

「疑問が湧き、探求心がかき立てられる学校」
緒方くん(高校3年時)

 
 私は宇土中学に通っていたので、中学の時から宇土高校の魅力を肌で感じていました。そして宇土高校には自分の興味を持った事柄を納得いくまで探究できる環境が整っており、毎日がとても充実しています。
 私は糖の存在が
MRIを用いた計測で数値化されることに驚き、科学部に所属してMRIを利用した糖の研究をしています。宇土高校の文科省指定のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)や同窓会の協力を得た宇土高独自のグローバルリーダー育成プロジェクト(GLP)によって様々な事柄に疑問が湧き、探求心がかき立てられます。そして多くのことに挑戦できる学校だと思います。さらに共に目標に向かって頑張る仲間やそれを支えてくださる先生方がいらっしゃる学校です。

自分だけの”学び”を見つけてほしい
高田 先輩(熊本大学理学部・グローバルリーダーコース 入学)

 私はSSHや科学部の活動を、自分でも、頑張ったと自信を持って言えます。そして、その活動が受験に繋がったと思います。それは、賞を取ったとか、大会に出たとか、そのような意味ではなく、活動の中で自分だけの学びがあったからです。私の面接対策は、自分と向き合うことから始まりました。将来の夢はもちろんですが、これまでやってきた研究や研修などの経験から、自分が何を感じたか、何を学んだのかということを考えることに1番時間をかけました。宇土高校にはAO・推薦入試を考えている人が多くいると思います。その人たちは、活動をたくさんすることも大事ですが、私は、その活動にどれだけ自分から積極的に参加し、どれだけ自分の頭で考えて行動したかと言うことの方が大事だと思っています。

 私は、何かに参加するときは全力で取り組みました。「頑張っていて、”ださい”」と思われていたかもしれないし、現に、研究結果がでていないのに必死にやっていたときは、周りの友人や先生から笑われたこともありました。それでも私は後悔していないし、むしろ良かったと思っています。1・2年生には、ぜひ、部活でも何でも良いので、高校時代に頑張った何かを見つけて欲しいと思います。
 3年生になって、「1、2年生の頃にもっと勉強しておけば良かった」と思わない人はいないと思います。私は、口先ばかりで学力が全く足りず、諦めた学校があります。それは、受験勉強は3年生になってからが本格的かな、と考えていた自分がいたせいで、難関大学にいきたいのであれば、3年生の夏休み前までにある程度見込みがあるくらいには学力をつけておく必要があると思いました。3年生で後悔しないように、勉強を頑張ってください。私は将来、生物模倣に関する研究をしたいと思っており、そのために幅広く理学を学ぶために熊本大学理学部を志望しました。熊大理学部では、1・2年次は専攻を決めず理学全般を学ぶことができます。私は、研究者は科学やそれ以外についても多様な知識を持っている必要があると思っているので、学部一科制をとっている大学が適していると考えました。また、GLCという様々な価値観の存在する環境の中で生活し、グローバルな社会で役立つコミュニケーション能力を身につけたいと思っています。

東京大学視察研修に参加して

杉本くん(高校2年)

 

 私は今回の東大視察研修で多くのことを学び、吸収することができました。最も重要だと思ったことは、自分から主体的に行動するということです。私がこの研修に参加した理由は大きく2つあります。1つ目は東京大学について実際に行って知るということ。2つ目は自分と同年代の他校の生徒と触れ合い、視野を広げるということです。研修の前に「他校生、東大生、教授などと自分から積極的に会話をし、進路の参考にする」という目標のもと、質問を3回中2回する、他校生10人と仲良くなる、院生に多く質問する、自分で考えて行動する、という4つを意識して行動しました。他校生や大学院生との交流では、進路の参考になるだけでなく、私に勉強に対する考え方の甘さを知らせるよいものとなりました。将来のため、今、様々なプログラムに参加して、自分の視野を広げている人や、夢を明確に持っている人と情報交換することで、新しい見方を獲得することができました。今後の目標はまず特に英語と数学の基本をしっかりと固めることです。長期的には、やはり第一志望校に合格し、なりたい職業に近づくことです。そのためにはやはり、毎日の十分な学習時間の確保が欠かせません。越えなければいけない課題が山のようにあります。その1つには部活と勉強の両立もあります。私は今キャプテンで、そのプレッシャーからか、部活や自主練に使う時間が長く、勉強時間が以前より減ってきています。このままでは理想とする将来像になることはできません。両立するためには、やはり時間の使い方が大事になってきます。それぞれ限られた時間の中で集中し、質を高めて、こなしていきたいと思います。今の時期は勉強だけをやっていればいいというわけではないと思うので、その他の部活や学校行事なども一所懸命に全力で取り組んでいきたいと思います。
 私は今回の研修のことを友達に伝え「全国にはもう大学受験のスタートを切っている人が大勢いる。だから、今やらないと本当に手遅れになる」ということを知ってもらいたいです。そして、良い雰囲気を今から作っていきたいと思っています。今回のことを皆に伝えることも参加した自分の役割だと思うので、しっかり伝えていこうと思います。
 この東大視察研修は、本校から参加されている先輩方が毎年おり、ぜひ参加してみたいと思い、参加しました。私はまだ進路について悩んでいますが、今回学んだ「視野を広げる」ということをもとに、良い選択をしていこうと思います。また、何事も自分から積極的に取り組み、その度、多くのことを吸収していきたいです。この研修で得たことを糧に、これから頑張っていこうと思います。