平成29年度 学校長より

平成29年度 学校長便り

3学期終業式校長式辞


                     3月20日3学期終業式式辞
                                                   H30.3.20 光 永 幸 生

 3学期終業式にあたり、私から話をさせていただきます。

 さて、今年度の仕上げの3学期ではありましたが、短く、慌ただしく、そして寒さ厳しい3学期でもありました。皆さんはいかがだったでしょうか。私なりに振り返ってみたいと思います。
                                                
 まずは今月1日に卒業した3年生の進路状況です。今年も進路決定100%を実現することができました。昨年の内にそれが実現でき、3学期のことではありませんが大事なことですので最初に触れます。内容は国公立大学2名、私立大学2名、専門学校7名、自衛隊1名、日本郵便2名、一般企業就職7名でした。特に国公立大学は8年連続で合格者を出し、その中で熊本大学は5年ぶり、法学部は初めてのようです。是非、みなさんも先輩たちに続いてもらいたいと期待しています。
 またこれからはどれだけ学習してきたか、ということが大きく問われる時代になっていきます。単に勉強が嫌いだから、という理由だけで安易な進路選択をするのではなく、学びの楽しさを感じながら、一生学ぼうという姿勢を身につけ、学校生活を送っていって欲しいと思います。

 次に、各種大会での成果です。先ほど表彰をしましたが、数々の大会で入賞したり、県大会を突破したり、更には最優秀賞に輝くものもあるなど、みなさんの活躍がいろいろなところで評価されました。特に2月28日の表彰式で紹介しました、県高等学校地歴公民科研究発表大会の最優秀賞2連覇や、くまもとICTコンテスト作品部門の最優秀賞は特筆すべきことでした。また上位の入賞ではありませんでしたが、城北駅伝での7位入賞や、英語スキットコンテストでの成果は次回の大会につながっていくのではないかと期待しているところです。
 
  最後に先日行われた高校入試とその合格発表です。新聞にも公表されましたが、高森高校は40名を大きく上回る合格者の発表を行いました。来年4月9日に入学式を挙行しますが、是非、先輩として高森高校のことを教え、仲良くしてあげて欲しいと思います。部活動にもどしどし勧誘し、歓迎してあげてください。勉強の方もいろいろ教えてあげてください。
 また、来年度は15年ぶりに数学Ⅲと物理が開講されます。なかなか手強い科目ですが、しっかり予習、復習、課題に取り組んで、理系の進学先にもどんどん挑戦して欲しいと思います。
 
 ところで、皆さんに一つ、ご紹介したいことがあります。2月に和歌山県で内科医をされている方から本校へ寄附がありました。この方は熊本県の人吉市のご出身ですが、地震で被災した故郷を思い、本校への善意を申し出られました。本当にいろんな方が本校を応援してくださるのだな、と胸が熱くなる思いでした。いろいろと相談して、保健室の環境整備に利用させて頂くことにしました。購入予定のものは保健室の布団とマットです。届きましたら、購入物品の写真やお礼状をお送りしたいと思います。是非大事に扱ってもらいたいと思います。


  さて、来年度の話です。
  来年度は、「Classi」というシステムを導入します。これは皆さんの日々の学習活動やその記録を残したり、学習課題やアンケート調査等を皆さんのスマートフォンに配信したりするものです。学習コンテンツの配信もあり、自分で好きなところを学習することもできます。そこで、来年度は「校内検定」を廃止し、新たな形で基礎学力の育成や、応用力を育てるシステムを皆さんに提供する予定です。
  またこれは保護者の方にも参加いただき、奨学金を始めいろいろな連絡や、自分のお子さんの学習成績がスマートフォンから見ることができますので、有効に活用していただきたいと思います。
  いろいろな機能がある「Classi」ですが、先生方からの説明を聞いて、きちんとした操作を行い、学習活動、部活動や行事を含めた学校生活が充実したものになるよう期待したいと思います。併せてスマートフォンやSNSの使い方、マナーも学習して欲しいと思いますし、このシステムを通じて、いじめのない、周りを配慮する優しさをもった人間になって欲しいと思っています。
 
  また、本校は県教育委員会から「スーパー・グローカル・ハイスクール」事業の指定を受けることになりました。先日行われた「グローカル・プロデュース」報告会で、皆さんがそれぞれの研究を披露しましたが、お越し頂いた中学校の先生方からも、好評かを頂きました。このような活動を更に充実させ、併せて、ICTを含めた新しい学習を推進や、部活動、ボランティア活動、学校行事をとおして、地域に根差した学校、世界に目を向ける学校としての存在を応援していただけることになったわけです。本校の学習システムを利用して、皆さんは新たな学びに挑戦して欲しいと思っています。そして、みなさんは「思考をする」機会を数多くもち、真の学力をつけて進学、就職先で更に成果を挙げ、将来、社会で活躍して欲しいと思います。
 
  さて、来年は創立70周年関係の行事が行われます。記念式典も10月26日に行われます。同窓会との関連行事も多くなります。高森高校は新たな成長期に入りました。いろいろな方々がみなさんを応援してくれます。それに応えるべく、学び、優しさ、強さのハーモニーを地域に響き渡らせて、真の意味での「一人一人が輝く学校」に、この高森高校を成長させていきましょう。

 これで私の話を終わります。

                                       

第65回卒業証書授与式校長式辞

       平成29年度 第65回熊本県立高森高等学校卒業式校長式辞

 厳しい冬の寒さも過ぎ、ここ南郷谷にも、柔らかな日差しとともに、春の訪れを感じる季節となりました。この佳き日に、熊本県議会議員 河津修司 様、高森町長 草村大成 様をはじめ、多くの御来賓並びに保護者の皆様の御臨席のもと、第65回熊本県立高森高等学校卒業証書授与式を挙行できますことは、このうえない喜びであり、光栄の至りであります。

 ただ今、卒業証書を授与した21名の皆さん、卒業おめでとうございます。保護者の皆様におかれましては、これまで励ましながら支えてこられ、本日の凛々しい我が子を前にして、お喜びも一入かと存じます。

 私たち教職員も、この三年間、卒業生の皆さんと共に多くの時間を過ごしてきました。授業や掃除時間、部活動の大会、体育祭、文化祭、チャレンジ大会での生き生きとした姿が、笑顔が、そして涙が、走馬燈のように思い出され、感慨深いものがあります。

 一昨年4月の熊本地震では、多くの方々が被害に見舞われました。改めて哀悼の意を表したいと思います。しかし、皆さんはここでいろいろなことを学びました。普通のことが如何に尊いものであるのか、人と人との絆の重要性等。またそのことを理解するだけではなく、行動で表すことの大変さも身にしみて感じたと思います。そのような中においても、皆さんには周囲を労る姿やボランティアに励む姿、復興への魁となる姿がありました。これらはとても頼もしく、また本校生のあるべき姿を示してくれました。皆さんには、それと同時に、周囲への感謝の気持ちと、このことを風化させない気持ちとを持ち続けて欲しいと切に望むところです。


 さて私は、皆さんに、常に思考をする機会を求め、学び続けることを求めてきました。これからの進路先では、社会に貢献するために、新たに学び、それらを継続し、追求していくことが今まで以上に要求されます。その学びには楽しさを感じると同時に、他者と共感し合う優しさと、貫き通す強さを備えるべきであろうと考えます。また、学べば、学ぶほど、次に目指す内容は高度で難解なものとなっていくことでしょう。

 17世紀から18世紀に掛けて活躍した大科学者、アイザック・ニュートンの墓碑には次のようなことが刻まれています。「自然界と自然を司る法則は、夜の闇に包まれていた。神は言った『Let Newton be! ニュートンいでよ!』そして世界は明るくなった。」これは古代ギリシアから続いてきた科学の間違いを正し、近代物理学の基礎を築いたニュートンの功績を讃えた文章で、詩人アレクサンダー・ポープのものです。彼が打ち立てたニュートン力学は、物理学の大きな柱となりました。

 しかし、時代は流れ、このニュートン力学に矛盾が生じ、欠陥が見つけられていきます。そして登場したのが20世紀最大の物理学者であるアルベルト・アインシュタインです。彼は量子力学とともに「20世紀における物理学史上の二大革命」といわれる、特殊相対性理論、一般相対性理論を発表しました。その内容は「ものが縮む」「空間が曲がる」など、一般には非常に難解なものでありました。

 イギリスの批評家ジョン・コーリング・スクワイヤーは、先程のニュートンの墓碑銘に続けて次のように表現しています。「しかしニュートンの業績は長くは続かなかった。『Let Einstein be! アインシュタインいでよ!』すると全ては再び闇に包まれた。」

 皆さんが、学べば学ぶほど、目的達成の前に立ちはだかる壁はどんどん高くなっていくことでしょう。それを乗り越えるには、得た知識を駆使し、如何にそれらを活用するかを考え、どんな複雑なことでも諦めずに解明し、追求し続ける努力必要です。皆さんにはそれができる人物になって欲しいと強く希望し、期待をします。そして、「一人一人が輝く学校」を巣立ち、「一人一人が輝く人生」を歩み続けることを切に望む次第です。

 

 本校は、今年10月に創立70周年の記念式典を挙行します。脈々と続く本校の歴史に、皆さんは個性ある一ページを鮮やかに書き残しました。後輩の1・2年生は、卒業する皆さんの気持ちを引き継ぎ、次の80周年へのスタートを成し遂げてくれるものと信じます。そして高森高校は90年、100年と進化をし続けることでしょう。

 さて、本日御出席の御来賓並びに保護者の皆様方には、御多用の中に、未来ある卒業生に心温まる祝福と激励を頂き、誠にありがとうございます。また、高森町、南阿蘇村からは、物心両面でのご支援を頂きました。彼等はそれらを励みに学習に、部活動に、学校行事にと、精一杯の努力をして参りました。そして本日、この日を迎えることができました。彼等と共に、心から厚く御礼申し上げます。

 なごりは尽きませんが、卒業生の皆さんの前途に幸多からんことを祈念して、式辞といたします。

   平成30年3月1日         

                                                          熊本県立高森高等学校長  光 永 幸 生


            

 

 

 

 

 

 

 

 

3学期始業式 校長式辞

月12日3学期始業式式辞

                                            H30.1.12 光 永 幸 生

 皆さん新年おめでとうございます。3学期の始業式にあたり、私から話をさせていただきます。

 いよいよ3年生は卒業を控え、高校時代を有終の美で飾れるよう、日々充実した時間を過ごして欲しいと思います。2年生、1年生は、大きな学校行事がない3学期に、自分の将来を見据えて、特に学習面に大きなエネルギーを費やして欲しいと思います。

 さて、皆さんはどのように年末年始を過ごしたでしょうか。

 私は毎年教え子の同窓会に呼ばれる機会があるのですが、今年も初任の学校の同窓会で、高森高校の新校舎建設に関わったという教え子に出会うことができました。いろいろな人たちが本校を支えてくれているのだな、という思いとこの偶然の縁に何か嬉しい気持ちになりました。

 年末年始はいろいろなテレビ番組をよく見ました。昨年もお話ししましたが箱根駅伝は必ず観ます。今年、4連覇を果たした青山学院大学のスローガンが「ハーモニー大作戦」、本校と被ってないかな、と思った次第です。

 さて、丁度観た報道系の番組で、ショッキングなことが話題になっていました。日本は今まで例のない「少子高齢化社会」に突入するという話は皆さんも聞いたことがあると思いますが、実際にどういうことが起こると想定されているのかという話でした。「未来の年表」という話でしたが、ここでこれから100年、今まで通りの生活や社会の制度が変わらなければ、どんなことが起こるか、皆さんもちょっと想像してみてください。主なことだけ紹介しますと

 2022年 一人暮らし社会が本格化する。

 2023年 企業の人件費がピークを迎える。

 2024年 社会保障費が大きくふくらみ始める。

 2026年 高齢者の5人に1人が認知症患者になる。

 2027年 献血必要量の不足により、手術等に大きな影響が出る。

 2030年 ITを担う人材が不足し、社会基盤が混乱する。

 2033年 3戸に1戸が空き家になる。

 2039年 死亡者数がピークとなり、火葬場不足が深刻になる。

 2040年 全国の自治体の半数近くが消滅の危機に陥る。

 2050年 世界人口が97億3000万人になり、日本も世界的な食料争奪戦に
       巻き込まれる。日本の社会保障制度の破綻懸念が強まる。

 2053年 日本の総人口が1億を割り込む(9924万人)。

 2059年 5人に1人が80歳以上になる。

 2076年 年間出生数が50万人を割り込む。

 2115年 日本の総人口が5055万5000人になる。

 とてもショッキングな話です。もちろん何もしなければ、なのですが。

 では今から100年前はどんなことがあっていたでしょうか。そこから想像するに当時の人たちは、そこから100年後の世界、つまり現代はどうなるだろうと想像していたでしょうか。

 1917年にロシア革命が起こっていますね。丁度100年前の1918年に第1次世界大戦が終結しました。新しい兵器が導入され、900万人の人が命を落としたとされています。その後の第2次世界大戦では6000万人の人が亡くなったと考えると、本当に争いに明け暮れていた時代でしたが、それがたかだかこの100年に起こっています。日本も第1次世界大戦に参戦していますが、国内では米騒動が起こっていますね。

 この年に今のパナソニックである松下電器が創業されました。創業者の松下幸之助は「これからは電気の時代だ」ということを見通していたようです。

 松下幸之助の言葉に次のようなものもあります。「逆境、それはその人たちに与えられた尊い試練であり、この境涯に鍛えられてきた人は誠に強靱である」

100年前は世界的にも逆境の時代であったといえます。それを科学技術的にも、社会思想的にも、豊かな社会、平和な世界を目指して当時の人々は苦しみながらも相当な努力をして成果を残してきました。もちろん、終着点はなく新たな問題が生じ、また努力を続ける歴史が繰り返されているわけです。

 高森高校の今年の一文字を選ぶならば「進」です。これからの大変な時代を生き抜かなければならない皆さんに、どういう教育活動をすればよいか、いろいろ考えてきましたが、これからも更に立ち止まらず、前進あるのみと思っています。
 

 高森高校は、4月から新しい学習指導体制、進路指導体制を開始します。そのためには、皆さんがSNSの使い方、マナーを始めとした生活面のルールをしっかりと守り、配慮ができ、優しさをもった生徒であることが前提です。詳しくは改めてお話しをしますが、まずは自分をしっかり磨いておいて欲しいと思います。皆さんには将来の悲観的なことを打破して、知恵を絞って、人のために社会のために貢献できる人間になって欲しいと思っています。それぞれのできることは小さなことでも、みんなが少しでも豊かな心を持てるように頑張って欲しいと思っています。これで私の話を終わります。


             


 

 

 

 

 

 

2学期終業式 校長式辞

12月18日2学期終業式式辞

                                                    H29.12.18 光 永 幸 生

皆さんおはようございます。2学期終業式ということで、私から話をさせていただきます。

この2学期は8月23日から本日までの約4ヶ月という長い期間でしたが、高森高校の3大行事である体育祭、文化祭、チャレンジ大会をはじめ、忙しいながらも充実した日々になったのではないかと思います。またそれぞれの行事が外部の方々から大きな評価を頂くことができました。

加えて、2学期は9月に文部科学省指定事業の英語の公開授業、11月には県の高校体育研究会の体育の公開授業、そして12月にあった県指定の「未来の学校」創造プロジェクトによるICTの公開授業と、本校の教育活動を外部の皆さんにご披露する機会がたくさんありました。先生方の研修の一環ではありましたが、同時に高森高校生の学習に対する態度を評価していただく場でもあったわけです。皆さんは緊張した中にも積極的に取り組む姿勢を見せてくれました。いろいろな方々からお褒めの言葉をいただいた次第です。

さて、3年生の皆さんの進路先については早々に全員方向性が決まりました。進学する人はこれからの学習活動の中で、高度な知識や技能を身につけていって欲しいと思うと同時に、就職する人も、これからは「学び」の姿勢が要求される厳しい時代となることを覚悟して欲しいと思います。

先日、ある企業の方とお話をする機会がありました。この方がおっしゃるには、よく言われるAIの波がすぐそこに来ている、ということでした。例えば、銀行やコンビニなどでの窓口的な業務は近い将来無人化され、AIがとってかわることは間違いなく、そのために、現在の社員の皆さんには、今のうちからいろんな業務を覚えて、その会社のために有為な人材となるよう研修を始めているそうです。そういう状況を考えると、高校生の皆さんは、今ある教科の勉強や総学などでの探究的な活動には是非力を入れて欲しいということでした。もちろん、部活動等で、いろんなスポーツ、文化活動で汗をかいたり、生徒会活動、ボランティア活動も含めた、集団の中での人間関係構築や外部の方との交渉などの経験も大事なものとなることは当たり前です。

皆さんには2学期の始業式で、家庭学習の充実を求めましたが、十分達成できたでしょうか。課題は当たり前ですが、自分で求めて、授業の予習や復習をするなど、自ら考え抜いて、次の授業等に臨めたでしょうか。どうでしたか?

これからの学習活動には「主体的・対話的で深い学び」ということが要求されます。このうち、「主体的」という点については、皆さんの姿勢、気持ちの在り方が問題です。またそれには、皆さんが将来のことについて、明確で、本当にそれぞれにあった適切な目標を持つことが大事だと思います。

文化祭にゲストでお出で頂き、落語を披露していただいた三遊亭好吉さんは、紹介にもあったように神戸大学で物理学を専攻されていました。卒業後は大学院の進学が決まっており、将来は研究者の道を歩もうとしておられたそうです。ところが大学4年の夏に、同じ神戸大学出身で早くに他界した天才落語家、桂枝雀のビデオを観て落語家になることを決意し、両親を説得してこの世界に身を投じたそうです。因みに桂枝雀師匠は超人的努力と空前絶後の天才的センスの持ち主で、「東の志ん朝、西の枝雀」とも称され、古典落語の他、英語落語を行うなど、いろいろな挑戦を行った人でもあります。

好吉さんは、「大学時代、物理学はもちろんですが、語学などもっと勉強したり、長期の海外旅行などに行ってもっと見聞を広めておきたかった」と云われています。

私は思うのですが、この教科、科目だけやっていれば、他のものは必要ない、という人がいればそれは大きな間違いです。無駄なものはありません。生きていく上で、いろんな人と会話をし、語らい、一緒に仕事をする必要がでてきます。その際、いろんなジャンルの話も一通り話ができる教養を持っていなければなりません。すべてに専門家になれ、ということではなく、それについていけるぐらいの力を持っておきましょう、ということです。 

それと同時に好吉さんはこんなことも云われています。「何かやろうとすると必ず苦労します。やりたいこととやりたくないことが一緒にやってきます。」

これも同感です。好きなことだけをやれることは絶対になく、好きなことをやるためには、それに伴うやりたくないことを無理してでもやらなければならないのです。それを避けて通ろうとすることは絶対に無理なのです。

皆さんはいつの間にか、そういうことについて我慢することを忘れていた、ということはないでしょうか。やりたくないことも必ず自分の力になるはずです。

この冬休み、皆さんそれぞれがこの2学期を振り返り、冬ゼミや冬学習、部活動等を通して、「主体的な学び」に挑戦してみてください。きっと来年へのいいステップとなることでしょう。

それでは、健康に留意し、ご家族でいい年をお迎えください。これで私の話を終わります。


                                               

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2学期始業式 校長式辞

8月23日2学期始業式式辞

                                                    H29.8.23 光 永 幸 生

 2学期始業式にあたり、私から話をさせていただきます。

 さて、28日間という、他の高校よりは短い夏休みでしたが、皆さんはいかがだったでしょうか。この夏休み期間中も本校生徒がいろいろな活躍をしました。いくつか紹介をしたいと思います。

 まず、高森中央小学校のサマースクールでの学習支援活動がありました。2,3年生の有志で参加してもらいましたが、小学生の皆さんとのふれあい、教えることの難しさなど、とても貴重な体験をすることができたのではないかと思います。

同様に2年生が参加しましたが、高森町の小学生を対象とした英語わくわくキャンプでの学習支援がありました。これは皆さんの英語力を高めることにも大いに役立ったのではないかと思います。

それから先程表彰を行いました吹奏楽部です。7月27日の県吹奏楽コンクール予選、30日の代表選考会を、金賞並びに最優秀賞で勝ち抜き、県代表として大分で行われた南九州大会に出場しました。そしてそこでも金賞を受賞し、またその中のトップの成績ということで最優秀賞に輝きました。このことは、学校だけでなく、地域としても喜ばしいことであったと評価を受けているところです。

 そして、高森町の夏の風物詩「風鎮祭」です。ここでも本校から、吹奏楽部の演奏、総合文化部の書道パフォーマンス、放送部の司会進行、有志による清掃ボランティアなど、本校生が地域になくてはならない存在として活躍しました。実行委員会の方々からも皆さんの活躍とその行動する姿、挨拶など、お褒めの言葉を頂き嬉しく思った次第です。

 残念ながら台風5号の関係で中止になった行事も多数ありました。例えば例年行われている「南郷熟寺子屋」、今年も興味が湧く実験やグローバル的な外国語活動など準備されていただけにとても残念でした。また2年の下田君が代表で参加することになっていた東京大学の視察ツアーもこの台風のおかげで中止となりました。都合がつけば冬休みに実施される可能性は残っていますので、その際にはみんなでその報告を聞く機会をつくりたいところです。

 また、夏ゼミや、3年生の就職、進学へ向けての対策、2年生のインターンシップなど、短い夏休みもみっちりとした充実した時間を過ごしたのではないかと思います。その努力が実ることを期待しています。   

さて、2学期の始まりにあたり、皆さんに強く訴えておきたいことがあります。それは家庭学習時間の充実です。

今、先生方には高森高校の理想の授業を追い求める研究をしていただいています。この授業を「Takamoric Movement」と名付けています。この先生方の授業は、皆さんが家で行う授業の予習、復習の取り組みにより、先生方も皆さん自身も大いに充実して輝きを増すはずです。

ただ、学習というものは言われてやるという状態ではなかなか実力はつきません。しかし、学力がついていなければ、進学しようが就職しようが、イバラの道が待っているだけですし、社会に貢献するということなどは夢のまた夢でしかありません。では学習するということはどういった意味があるのでしょうか。私の専門は数学ですので、数学を例にとり少しお話しをしたいと思います。

小学校で学んだ算数の内容は日常生活に必要不可欠であることは、暗算による計算力や図形的な能力を養ってきたことを考えると、皆さんも理解できると思います。

大学では、最前線の、しかも国際基準の分野の学習、研究を行います。

中学校、高等学校はその中間に位置するものを学びます。実はここにその国の求めている教育水準があります。またその国の将来の国力レベルが伺えます。

自然界の様々な法則や原理は数学を使って記述されます。計算やデータの処理は数学の一分野ですが、情報科学の基礎でもあります。数学の問題を解くことにより、論理力を身につけ、未知の問題に取り組むちからを養うことができます。

もちろん、皆さんが進学する学部や学科、就職する職種によって身につけていく数学の種類や程度に違いはでてきますが、不必要な内容はありません。数学Ⅱで学ぶ三角関数や指数関数、対数関数は生活の至る所で使われていますし、まして微分積分がなければ建築、土木、医療、生活科学などあらゆる分野は成り立ちません。確率を学んでいなければ仕事にならない業種はたくさんあるでしょう。1年生の皆さんはだいぶ2次関数を学習したことでしょうが、2次関数は単にグラフを描くことが目的ではなく、2次関数の性質をもとに、2次方程式、2次不等式などの他の分野との関連を考え、その考えの正しさを論理的に記述することをとおして、数学の基礎の基礎を学んでいるのです。これらの教材の学習をとおして、将来生活する上での大事な力を養成しているのです。

数学についてのみ話をしましたが、どの教科、科目も必要だから学んでいるのです。だから進学するにしても就職するにしても、単に受験のためということではなく、学ぶ必要があるから学んでいるのです。ならば、どんな難しい内容であろうとも、歯を食いしばってどうにかしようと努力しなければなりません。これは授業だけで成就できるわけではありません。皆さんが家庭に帰ってからも学習時間を確保し、努力することで成果が現れてくるのです。

 2学期は、体育祭、文化祭、チャレンジ大会と大きな学校行事が続きます。しかしそのような忙しい中でも学習のペースを崩すことなく、しっかり頑張り、高森高校で何でも挑戦し、“ええとこどり”の高校生活を送ってもらいたいと思っています。特に3年生にとっては大事な日が続きます。自分の一生のことです。覚悟して頑張ってください。

 これで私の話を終わります。


           


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

1学期終業式 校長式辞


1学期終業式式辞

                                                          光 永 幸 生

皆さんおはようございます。昨日はオープンスクールや応急手当・AED講習会お疲れ様でした。1学期終業式ということで、私から話をさせていただきます。

 この1学期、生徒数も増え、賑やかにスタートしたと思っています。部活動では高校総体で陸上競技部の2年連続の南九州大会出場、テニス部が男子団体でベスト16等、先程表彰も行いましたが、いくつのもの部活動がそれぞれの目標を立て、活躍をすることができたのではないかと思います。

また、2年1組の諸君によるTPCの番組制作や1年生の湧水トンネルの七夕祭りの飾り付け、先日の野球部の試合での応援等、グループや学校全体が一体感をもつことを地域に大きく発信することもできたと思います。

 

明日から夏休みに入ります。3年生にとっては、進路目標を達成するために実行に移すときです。進学を考えている人は入試科目や小論文、面接の練習など、就職をする人は本当に自分にあった就職先か、また自分が選んでもらえる人物なるために、等、それぞれの目標に向けて自分を十分磨いてください。1、2年生も自分の将来を考えるにはいい時期です。また、夏ゼミや部活動、ボランティア活動、インターンシップなど、自分を磨く場所はたくさんあるでしょう。

皆さんは「玉磨かざれば光なし」という言葉を知っていますか?これは中国の「礼記(らいき)」という書物に書かれている「玉琢かざれば器を成さず、人学ばざれば道を知らず」に基づくもので、「宝石が原石のまま磨かれなければ美しい光を放たないのと同じように、すぐれた才能や素質を持つ人物でも、努力して自分を磨かなければ、その才能や素質を活かせない」という例えです。英語では「An uncut gem does not sparkle.」(磨いていない宝石は輝かない)というそうです。この夏休み、それぞれで目標を持ち、自分磨きに挑戦して欲しいと願っています。

 来る2学期は、高森高校の3大行事である、体育祭、文化祭、チャレンジ大会が行われます。また、9月29日には英語の研究発表、12月1日にはICTの成果発表を高森高校で行うことになっています。今、いろいろな方面から高森高校は注目をされています。しかし一番大事なことは皆さんが高森高校で活躍し、輝いていることなのです。

昨日のオープンスクールでも来校された保護者の方が話をされていました。「この学校の雰囲気、空気がとてもいいですね。生徒さんたちがとてもいい。」とお褒めの言葉をいただきました。この高森高校の良き伝統を皆さんは次の世代に引き継ぐ義務があります。その引き継ぐ人たちが一人でも多く存在するよう、来年度の入学希望者が多くなるよう、期待をしていますし、皆さんにも是非その発信に協力して欲しいと思います。

それでは健康に留意し、夏休みだからこそ計画的な学習に励み、8月23日の2学期の始業式には元気に、全員そろってここに参集できれば、と思います。これで私の話を終わります。

           


 

 

 

 

平成29年度 熊本県立高森高等学校 入学式校長式辞

    平成29年度 熊本県立高森高等学校 入学式校長式辞

 満開の桜がうららかな春の日差しに映え、時折り吹きゆく風の勢いが、ここ南郷谷への春の訪れを感じさせます。この佳き日に、熊本県議会議員 河津修司様、高森町長 草村大成様、南阿蘇村村長 吉良清一様をはじめ、多くの御来賓並びに保護者の皆様の御臨席のもと、平成29年度熊本県立高森高等学校入学式を挙行できますことは、このうえない喜びであり、光栄の至りであります。

 本日、本校に入学された45名の新入生の皆さん、本当におめでとうございます。また、これまで皆さんのことを一番気にかけ、すこやかな成長を楽しみにしてこられた保護者の皆様のお喜びも一入と存じます。

 さて本校は、昭和23年の学制改革に伴う阿蘇高等学校開校と同時に開設された白水分校と高森分校に始まります。翌24年高森分校に統合され、昭和28年高森高等学校として独立昇格し、今年度創立70年目を迎えます。この間、阿蘇南部地域の教育及び文化の中心的な役割を担って発展を遂げてきました。学舎を巣立った卒業生は7000有余名に上り、県内はもとより全国各地で広く活躍されておられます。

 本校の三つの校訓は、昭和30年9月に制定され、その内容は中国の古典である「中庸」に由来します。

  一番目は「叡智を磨いて真理を探究する」、これは単なる知識だけでなく道徳上の真理、つまり善悪を深く考えて何が正しいかを知り、それを実践していれば心安らかに生きることができるということです。

 二番目は「友愛の心を養い社会の福祉に貢献する」、これは進んで人の役に立ち、社会に奉仕することで自分の価値に気づかされ、生きる喜びを感じることができるということです。

 三番目は「心身を鍛えて困難を克服する」、これは平坦な道ではなく険しい道、高い山を選び、苦しい時に我慢して困難に耐えた後にこそ、人間の生命が輝くということです。

 これらは才能や環境に関係なく、やる気さえあれば実現可能なものばかりです。本校では、その校訓実現の基礎となる実践力育成を目指し、様々な教育活動に取り組んでいます。

  ところで、昨年は熊本地震により多くの方々が大きな被害に遭われました。ここに改めて皆様にはお見舞いを申し上げますとともに、当時迅速な復旧に力を注ぎ、現在も復興に向けて努力をされ続けている関係者の皆様に敬意を表します。現在、Build Back Betterの合い言葉の基、関係諸機関や本日お出での自治体関係者の皆様も全力で復興に向け力を注がれていることと存じます。

高森高校も地域の皆様に教育という分野でどう貢献することができるかと考え、学力保証、進路保証の観点から、普通科高校の存在意義に鑑み、特に高等教育、即ち大学等への進学に向けての、学習のあり方、部活動のあり方、学校行事のあり方等を検討して参りました。そういう意味では今回の入学生は、新しい高森高校の教育システムで、大いに勉強に部活動等に励んでくれるものと期待するところです。

  さて、皆さんはロシアの作曲家ストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」を知っているでしょうか。約百年前、パリのシャンゼリゼ劇場でその初演が行われました。当時としては複雑なリズムと聴いたこともないような不協和音に満ちた音楽で、それを不満に感じた観衆の野次や罵倒、更には客席で激しいもみ合いまで起こり、大きなスキャンダルとなりました。しかし、後にこの「春の祭典」は、その芸術的価値が認められていき、現在では20世紀最高の音楽として演奏され続けられています。ものごとの本質を理解することの難しさを物語る一つの例でしょう。

あらゆる学問やものごとの本質には必ず美しさが存在します。それらは生活を豊かにする力を持っています。ところがそれを実践、表現するどころか、理解すること自体が難解なものも数多く存在します。しかし要、不要に関わらず、その壁に立ち向かうことが豊かな「学び」につながると思います。

 学校の授業時間だけが「学び」の時間というわけではありません。「学び」とは生き方を学ぶことです。そのことが本校の校訓にも謳われています。

昨年の本校の体育祭のテーマは「革命~新たな時代の幕明け~」でした。高森高校は変化の時代に入りました。丁度そのときに皆さんはこの高森高校に足を踏み入れたわけです。難解なものであろうと、学び続けることで、一人一人がそれぞれの夢に出会い、それに向かって努力をし、輝く人生のきっかけをこの高森高校で見つけ、実り多き充実した時間を過ごして欲しいと願っています。

新入生の保護者の皆様におかれましては、改めてお子様の御入学、誠におめでとうございます。本校職員も在校生も新入生の入学を心待ちにしておりました。高校生の成長には家庭と学校の連携はなくてはならないものであります。本校職員もお子様の教育に心血を注ぎ、指導、支援をして参ることをお誓い申し上げます。これからの高校生活において、本校の教育方針や指導に御理解いただきますとともに、御支援、御協力の程お願い申し上げます。

 また、本校は来年の平成30年10月26日に創立70周年式典を行う予定です。今日この席にお越しの同窓生の皆様には、この伝統ある高森高校の更なる発展に努めることをお誓い致しますとともに、新入生、在校生への応援をお願いする次第です。

 最後になりましたが、御来賓の皆様には御多用な中に御臨席賜り誠にありがとうございました。本校の存在意義は地域に根ざした学校、地域とともに歩む学校であると考えております。これまでも物心両面にわたる御支援をいただいておりますことに大変感謝しております。これからも阿蘇南郷谷の拠点校として、高森町、南阿蘇村、山都町蘇陽地区を中心に、更に連携を強め、地域教育の発展に力を注ぐ所存でございますので、どうか本校の更なる充実と振興のため、一層の御厚情を賜りますようお願い申し上げ、式辞といたします。

 

 平成29年4月10日

                  熊本県立高森高等学校長  光 永 幸 生

 

 

 

                

 

 

 

 

 

1学期始業式 校長式辞

4月10日1学期始業式式辞

                                                    H29.4.10 光 永 幸 生

今年度のはじまりの始業式にあたり、話をさせていただきます。

今年の春は例年より寒く、高森でも、まだ桜の開花が遅れたようです。4月2日に、私の高校の同窓会の南阿蘇地区の花見の宴があったのですが、小雨、また雹も降ってきたので、急遽屋内で行うことになりました。そのときも、高森高校のことが話題となり、母校でなくても、地域の方々の本校への期待の大きさを強く感じた次第でした。

さて、本校のスローガン

 「一人一人が輝く学校」

   ~響き渡る学び、優しさ、強さの個性あるハーモニー

は、今年も継続します。

高森高校の良さの第一は、先生方と生徒の皆さんが近い関係にあることだと思います。皆さんの強みを見つけ、そこを伸ばすことができる学校です。つまり一人一人が輝く学校であり、高森高校はそうあることを目指さなければなりません。

しかし、「輝かせてくれる」と思ってはいけません。自分で「輝こう」という意志をも

たなければいけません。それを謳っているのが本校の校訓です。本校の校訓は中国の古典である「中庸」に記された三徳「知」「仁」「勇」から考えて制定されたものです。そして、この「知」「仁」「勇」を優しく言い換えたのが、サブタイトルにある「学び」「優しさ」「強さ」です。これらはどれも大事な道徳的内容を含んでいますし、人として大事なことであると思います。

本来の意味、当時の先生方の先輩のみなさんの思いは、入学式の式辞の中で触れたいと思いますが、現在の皆さんへのメッセージを具体的にいうと

「知:学び」とは、「広い教養と深い論理的思考力を身につける」こと

「仁:優しさ」とは、「コミュニケーション能力を高め、社会性を育む」こと、

「勇:強さ」とは「強い忍耐力と自己解決能力の養成」を目標として、日々精進して欲しいと思っています。

さて、「中庸」とはどんな意味があるのでしょうか。「真ん中」とか「平均」という意味ではありません。どちらにも偏らない、いわゆる「丁度良いところ」という意味があります。「知」「仁」「勇」と言っても、一人一人に合ったバランスがあり、それが個性だと考えます。そしてこれらは「個性に合ったバランスよい人」になって美しいハーモニーを響かせて欲しいという願いになっています。

 改めて、本校の校訓とスローガンをよく理解し、今年度も何事にも大いに挑戦し、失敗してもくじけずに、いろいろな壁に立ち向かっていって欲しいと思います。

 さて、午後からは45名の新入生が入学してきます。多くの新入生を迎えることができ、とても嬉しい限りです。先生方の人数も増えました。高森高校はいろいろな意味で新しい時代の幕明けの時期に来ました。教育課程の変更、県立学校では先駆けて行うことになるICTを利用した教育の推進、総学の時間の新プラン等、教育環境は整いつつあります。しかし、これこそみなさんがあらゆることに対して「自分で考えよう!」「いろいろなものに興味を持ってアクティブに取り組もう!」そして「自ら輝こう!」という気持ちで取り組まないと無駄なものになっていきます。

 皆さんには、この高森高校の生徒であることにプライドを持ち、将来、グローバル的にもローカル的にも有為な人材として社会で活躍できることを望んで、今年度、最初の話とさせていただきます。

 


 

 

                     

 

 

平成28年度 学校長より

平成28年度 学校長便り

3学期終業式 学校長式辞

3学期終業式式辞

 3学期終業式にあたり、私から話をさせていただきます。

 さて、今年度の仕上げの3学期ではありましたが、短く、慌ただしい3学期でもありました。皆さんはいかがだったでしょうか。私なりに振り返ってみたいと思います。

 まずは修学旅行です。本校は2年に1回の実施ですが、みなさんの思い出に残るすばらしい旅行ができた、と聞いています。特に旅館の方から、みなさんの態度、立ち振る舞いがすばらしいとお褒めの言葉を直接お電話で頂き、本当に嬉しい思いがしました。修学旅行については内容を更に検証し、次回は70周年記念修学旅行として実施したいと考えているところです。

 次に、各種大会での成果です。先ほど表彰をしましたが、数々の大会で入賞したり、県大会を突破したり、更には最優秀賞に輝くものもあるなど、みなさんの活躍がいろいろなところで評価されました。また上位の入賞ではありませんでしたが、城北駅伝でのベスト10入りや、英語スキットコンテストでの成果は次回の大会につながっていくのではないかと期待しているところです。

 また、地元への貢献についても述べておきましょう。先月12日から1ヶ月間行われた「新酒とふるさとの味のまつり」では2年の佐々川さんがポスターデザインを、タイトルの題字を2年の松岡さんが担当しました。これらは非常に好評で、また彼女たちの作品を県内外のたくさんの人たちが目にすることとなりました。本校としても非常に名誉なことでした。熊本地震に関する復興イベントは今後も続きますし、また忘れてはならないことです。これからも何らかの形で地域に貢献していきたいと考えています。

 振り返りの最後に、今月1日に卒業をした3年生の進路関係について話をします。彼等の進路については、今年も進路決定100%を実現することができました。3年の先輩たちと3年主任の前田先生、進路主任の林先生をはじめとする先生方とで勝ち取った大きな成果だと思います。内容は国公立大学2名、私立大学2名、専門学校6名、自衛隊2名、日本郵便2名、その他の就職8名でした。特に国公立大学は7年連続で合格者を出し、その中で国立大学の理系工学部の合格者は10数年ぶりのようです。是非、みなさんも先輩たちに続いてもらいたいと期待しています。またこれからはどれだけ学習してきたか、ということが大きく問われる時代になっていきます。単に勉強が嫌いだから、という理由だけで安易な進路選択をするのではなく、学びの楽しさを感じながら、一生学ぼうという姿勢を身につけ、学校生活を送っていって欲しいと思います。

 さて、来年4月10日に入学式を挙行します。みなさんも知っているとおり、今度の入学者は40名を大きく超えています。是非、先輩として高森高校のことを教え、仲良くしてあげて欲しいと思います。部活動にもどしどし勧誘し、歓迎してあげてください。また勉強の方もいろいろ教えてあげてください。ただ、今度の1年生からは教科書の冊数が今までより倍近くになります。そういう意味では共に学ぶ姿勢が大事ですし、負けないように頑張ってください。

 また来年度は、ICT教育推進事業が本校で始まります。県立高校では高森高校が県下に先駆けて、全教室に電子黒板と無線ランのアクセスポイントが設置され、ICT環境の整備が進められます。もちろん高森高校での授業はそれらを利用した最高ものができるのではないかと期待しています。

 その他、4月からは実力考査等、各種テスト関係の変更、校内検定の大きな改革、総学の「やまびこプラン」に代わる「グロ-カル・プロデュース」へのリニューアル等、「学び」というものに関しては新しいプログラムを実施していく予定です。先生方の説明をよく聞いて、しっかり学習をしていってください。

 同様に部活動や学校行事の活性化もどんどん推進していく予定です。こちらの方はみなさんでいろいろなアイデアを出しながら顧問や生徒会の先生と一緒に積極的に取り組んでいってください。そして、それらをとおして、昨年4月からみなさんにお願いしている「思考をする」機会を多くもってもらいたいと思っています。

 創立70周年の式典も来年、平成30年の10月26日と決まりました。これからは同窓会との関連行事も多くなります。高森高校は新たな成長期に入りました。いろいろな方々がみなさんを応援してくれます。それに応えるべく、学び、優しさ、強さのハーモニーを地域に響き渡らせて、真の意味での「一人一人が輝く学校」に、この高森高校を成長させていきましょう。

第64回卒業証書授与式 学校長式辞

                                   学 校 長 式 辞

 早春の柔らかな日射しを浴びて、ここ南郷谷の桜のつぼみも色づき始めた今日の佳き日に、高森町長 草村大成 様をはじめ、多くの御来賓並びに保護者の皆様の御臨席のもと、第64回熊本県立高森高等学校卒業証書授与式を挙行できますことは、このうえない喜びであり、光栄の至りであります。

 ただ今、卒業証書を授与した22名の皆さん、卒業おめでとうございます。これまで、励ましながら支えてこられた、保護者の皆様には、本日の凛々しい我が子を前にして、お喜びも一入かと存じます。

  私たち教職員も、この三年間、卒業生の皆さんと共に多くの時間を過ごしてきました。授業や掃除時間で見せた笑顔や、体育祭、文化祭、チャレンジ大会での生き生きとした姿が思い出されて、感慨深いものがあります。

  また、昨年4月の熊本地震は皆さんの生活にも大きな影を落としました。普通のことが如何に大切であるのかを教えられた出来事でもありました。しかし、そこにも皆さんの家族を労る姿やボランティアに励む姿、復興への魁となる姿がありました。これらはとても頼もしく、また本校生のあるべき姿を示してくれたものでありました。

 もちろん、皆さんだけではできなかったことも多々あったと思います。皆さんがいろいろな方々に元気と勇気を与えたことと同じように、本校に来校された多くの方々からたくさんの励ましを頂きました。このことを決して忘れてはなりません。

 さて、このようにいろいろなことを体験し、学舎を旅立つ皆さんを待っている社会は、人工知能の開発が大きく進み、生活の至る所で様々なことに変化が起こり、利便性の高度化が期待される社会です。その代わり、2030年頃には国内労働人口の49パーセントの職業について、人工知能やロボットで代替される可能性が高いといわれている社会でもあります。ではそのような社会で我々はどのように生きていくべきでしょうか。

  求められる理想像について、いろいろと論じられていますが、そのうちの一つに「人間性を磨く」ということがあげらています。他者との学びの共感や、コミュニケーション能力の育成、文化に接し、芸術性を磨くことで、人工知能にはどうしても再現が難しい人間らしさを高めることを心掛けるべきであるといわれているわけです。そのためには我々の周囲のあらゆるものが学びの対象となることを知っておかねばなりません。

 明治の教育者として有名な福沢諭吉は、その著書「学問のすゝめ」の中で「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」と述べています。これは「万人は生まれながらに平等で、身分上下の差別などない」ことを意味しています。またこうも著しています。「人、学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」。これは賢人と愚人の違いは学ぶか学ばないかによって決まる、ということです。

  もちろん、明治初期という時代背景もあり、福沢は実生活に役立つ学問を優先しろ、ということも述べていますが、ここは現在の状況とは多少違うと私は考えています。しかし、学びの大事さについては、いつの時代も同様ではないかと感じています。
 

   皆さんは、進学であろうと就職であろうと、学び続けることが今まで以上に大事である社会を生きていかなければなりません。その学びには楽しさを感じると同時に、他者と共感し合う優しさと、貫き通す強さを備えるべきであろうと考えます。「一人一人が輝く学校」を巣立ち、「一人一人が輝く人生」を歩み続けることを切に望む次第です。

 

 本校は、まもなく創立70年目を迎えます。脈々続く本校の歴史に、皆さんは個性ある一ページを鮮やかなに書き残しました。後輩の1、2年生は、卒業する先輩たちを引き継ぎ、発展させてくれた良き伝統の上に、更に新たな伝統を築き上げてくれるものと信じています。

前後しましたが、御来賓並びに保護者の皆様方には、ご多用の中に、巣立ちゆく卒業生に心温まる祝福と激励を頂き、誠にありがとうございました。また、高森町からは物心両面でのご支援を頂き、卒業生もこの日を迎えることができました。卒業生と共に、心から厚くお礼申し上げます。

 なごりは尽きませんが、卒業生の皆さんの前途に幸多からんことを祈念して、式辞といたします。

 

 平成29年3月1日

                       熊本県立高森高等学校長  光 永 幸 生


 

 

 

 

 

3学期始業式式辞

3学期始業式式辞

                                           

 皆さんあけましておめでとうございます。3学期の始業式にあたり、私から話をさせていただきます。

 さて、皆さんはどのように年末年始を過ごしたでしょうか。私も年末年始に必ずやることがいくつかあるのですが、そのうちの一つに、1月2日、3日に行われる箱根駅伝のテレビ観戦があります。毎年繰り広げられる競技に感動しながら、どんなドラマが繰り広げられるか本当に楽しみにしています。今年は青山学院大学の3連覇の達成で幕が下りましたが、学生の皆さんが一生懸命に走る姿はとても美しいと思っています。

それと併せて近年楽しみなことに、スポンサーであるビール会社のCMがあります。これは「大人エレベーター」というタイトルでシリーズものになっているものです。今年のゲストは所ジョージさんでした。テレビ画面に登場した所ジョージさんの、還暦を超えているのに妙に愛らしい笑顔はとても印象的でした。また、何を語るのかとても期待をさせるものでした。

「夢は持っていた方がいいですか?」「反省しますか?」等の妻夫木聡さんの質問に、所ジョージさんらしい世界が、しかもテンポよく展開され、私としては期待通りのものでした。ところで大人でない皆さんは何と答えますか?またその理由は何ですか?

(この答えについて生徒の皆さんとやりとりしました。

ちょっとしたアクティブ・ラーンニングのつもりで・・・)

さて、私が一番印象に残った質問について話をします。その質問は「運命とは?」でした。

国語辞典で「運命」を調べると、「人間の意志を越えて、人間に幸福や不幸を与える力のこと。あるいは、そうした力によってやってくる幸福や不幸、その巡り合わせのこと」とか「人生は天の命によって定められているとする思想に基づいて考えられている、人の意思を越えてもの上に起きる禍福」とあります。これは「運命とは?」という質問に対して、知っておくべき知識ですが、これを答えとして求めているわけではありません。それを踏まえて、更に自分の今まで生きてきた人生に照らし合わせて、自分にとっての「運命」とは何かを語るのです。

さて、そのときに、所ジョージさんは何と答えたでしょうか。それは「答えが見当たらなかったときに使う言葉だね。本当は一生懸命考えれば答えってわかるのに、一生懸命考えるのをやめたときに、「運命」って言っちゃうね。」でした。

これを聞いたとき、今まで自分が諦めてしまったことや、投げ出したことを思い出して、逆に考えさせられました。

皆さんには昨年4月より「思考する」ことの大事さを訴えてきました。つまり考えることの大事さです。所ジョージさんにとって「運命」という言葉は「逃げの言葉」ということになるのではないでしょうか。

皆さんは今年も、それ以降も越えなければならない、いろいろなハードルや壁を目の前にすることがあるでしょう。その際に「運命」という言葉で物事を済ませず、最後の最後まで粘って、目標を達成して欲しいと思っています。そして自由な発想で物事を解決できる人間として成長して欲しいと思っています。

さて、今年度もこれからの3学期を残すのみとなりました。3年生にとって残り少ない高校生活を、次の進路へのステップとして、2年生、1年生はそれぞれ3年生、2年生の準備期間であるゼロ学期として、十分にエネルギーを蓄えて欲しいと思います。頑張っていきましょう。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2学期終業式 式辞

12月22日 2学期終業式式辞

 2学期終業式にあたり、私から話をさせていただきます。

 さて、8月22日から今日までの丁度4ヶ月という長い2学期でしたが、皆さんはいかがだったでしょうか。学校行事は体育祭、文化祭、チャレンジ大会と大きな行事が続きました。みなさんの積極的な取り組みのおかげで、すべて成功に終わったと思っています。また、ボランティアや部活動、委員会活動を中心に地域に大いに貢献する機会が多かった期間でもありました。今、表彰を行いましたが、これらもすばらしい成果であったと思います。どれをとっても高森高校生の「良さ」をアピールすることができたのではないかと思っています。


 この「良さ」というのはどういうことでしょうか。私は、知識をもち、その本質をきちんと捉え、ケース・バイ・ケースで対応を柔軟にしていく力だと思います。また、そこには積極的に取り組もう、やってみようという意識がないといけません。

 今学期は3年生の皆さんに、進学、就職で面接練習をすることがあり、ほとんどの皆さんと話をする機会がありました。自分の言葉で堂々と語っていた人もいましたが、中には、決まり切った質問にはスラスラと答えられるが、想定していない質問になると、黙り込んでしまったり、自分のきちんとした考えがないためか、それまでの質問の答えと明らかに矛盾した内容を答えてしまった人もいました。そういった人は、知識・情報と自分の思いがつながっていない、あるいはそれらがねじれているという感想をもちました。

 そうなる原因は何でしょうか。一つには、普段の授業を通しての勉強が全然足りてないこと、もう一つには、得られた知識のうわべだけを単に取り入れて、その知識や情報を、自分で考えて、考え抜いて、自分の本当の力に変換していないことではないかと思います。やはり1年の時から、授業、部活動、学校行事等を通して、力をつけていかないと一朝一夕にはいけません。今の2年生には予告しておきたいと思いますが、来年はもっと厳しくしたいと思います。勉強とは、多くの情報を得た上で、それらを基に思考し、活用することであると思います。そのことを日頃から意識して生活していって欲しいと思う次第です。

 さて、本校の校訓は昭和30年9月、今から61年前に制定されたものです。これは当時の教頭、藤野嘉三先生が草案をつくられました。その一つ目「叡知を磨いて真理を探究する」の「叡知」とはどういう思いがあって校訓に用いられたのでしょうか。

 もともと「叡」は「ものごとを深く見通すこと」「神のようになんでも見通すこと」ということから「すべてに通ずること」という意味があります。そして「知」には「すべてを知っていること」という意味があります。ですから「叡知」とは「深遠な真理を覚りうる優れた才知」ということになるでしょう。そのことをとおして、藤野教頭先生は「心に感じることであり、物事の審議を識別すること」の大切さを当時の生徒、皆さんの先輩方に訴えたかったのではないかと思います。私は更に、そこから他者を考えたりすることで、深い思考力をつけ、社会性、人権感覚をも養って欲しいと思います。そのような集団にはいじめは決して起こらないと考えています。

 勉強は真摯に取り組まなければなりませんし、楽なことではないかもしれません。日頃から学校の授業だけでなく、読書や新聞、テレビのニュースや情報サイトからの正しい知識を得て、その本質をきちんと捉えるよう努力して欲しいと思います。そうすると思考しようという意識も自然と生まれることでしょう。「学問を楽しむこと」、これが高森高校生には必要だと思います。奇しくも来年度から始まる本校の新しい教育課程には、「数学叡知」という科目があります。本当の意味で「叡知を磨いて真理を探究」していって欲しいところです。そして新しい年を迎えるにあたり、学校のスローガンである「一人一人が輝く学校」に全員で積極的に取り組んでもらいたいと思います。


 今年は地震もあり、普通であることの尊さを感じる1年でした。年が明けると、3年生は最後の定期考査やセンター試験、大学等の一般入試もあります。1、2年生は八校連模試や修学旅行、あるいは創生カレッジやヤマト運輸関係のキャリア教育に取り組む人もいます。更には城北駅伝大会といろいろな行事が待っています。来年は高森高校にとっても飛躍となる1年にしたいと考えています。それでは、ご家族皆さんで、健康でよい年を迎えてください。これで私の話を終わります。

2学期始業式 式辞

                              2学期始業式式辞
                                                  

 2学期始業式にあたり、私から話をさせていただきます。

 さて、23日という短い夏休みとなりましたが、皆さんはいかがだったでしょうか。この夏休み期間中も本校生徒がいろいろな活躍をしました。いくつか紹介をしたいと思います。
 まずは1年生の甲斐信一君がモンタナ大学高校派遣事業への参加しました。本校からは2年の野尻岬さんに続いて2年連続で選ばれました。帰国後に本人と話をしてみましたが、とても貴重な経験をしてきたということでした。また、改めて自分の考え方を表現することの大事さと難しさを痛感したということでした。表現力というのはこれからとても大切になる学力の一つです。甲斐君にはこれからの学校生活での活躍にも期待すると同時に、他の皆さんも表現力ということには意識して学習活動をしていって欲しいところです。
 次に8月8日に熊本大学理学部との連携で「南郷塾寺子屋」が開催されました。新聞でも紹介されましたが、今年は南阿蘇村の小中学生も参加する今まで以上に規模が大きいものとなりました。本校からも多くの皆さんが参加し、自分たちの学習に、大学生活の話を聞いたり、小中学生の学習のお手伝いにと、終日大変活躍してくれました。
 それから先程表彰を行いました吹奏楽部です。8月1日の県吹奏楽コンクールで高校Bパートの部で金賞並びに最優秀賞を獲得しました。そして県代表として8月11日に沖縄で行われた南九州大会に出場し、そこでもトップクラスの成績で金賞を受賞しました。8人という最少人数での成果で、こちらも新聞紙上で紹介され、学校だけでなく、地域としても喜ばしいことであったと評価を受けているところです。
 そして、高森町の夏の風物詩「風鎮祭」です。ここでも本校から、吹奏楽部の演奏、総合文化部の書道パフォーマンス、放送部の司会進行、有志による清掃ボランティア、南阿蘇鉄道復興グッズのデザインや販売ボランティアなど、本校生が地域になくてはならない存在として活躍しました。実行委員会の方々から君たちの活躍とその行動する姿、挨拶など、お褒めの言葉を頂き嬉しく思った次第です。
 また、課外授業、3年生の就職、進学へ向けての対策など、短い夏休みもみっちりとした充実した時間を過ごしたのではないかと思います。その努力が成果として実ることを期待しています。   

 さて、この夏休みは4年に一度の夏季オリンピック大会、2016リオデジャネイロ大会が開催されました。日本代表の多くのアスリートが、このオリンピックを通じて世界を相手にスポーツで大きな活躍をし、感動を私たちに与えてくれました。大会が始まる前は、準備が間に合うかどうか、選手村の設備の不備、治安の問題など、オリンピック開催には不安があり、また2020年東京オリンピックの準備活動に関する批判も多く、少々しらけムードさえ漂う雰囲気でしたが、いざ開幕すると、一試合一試合、あるいは選手の一つ一つのプレーに感動をもらい、やはりオリンピックはいいなあ、と思わざるを得なかったのは私だけではないと思います。成績も今日現在、41個という過去最高の獲得メダル数を記録しています。52年前の東京オリンピックの時にメダルレースで3位に輝いた日本でしたが、その後順位は下がり、20年前のアトランタオリンピックの時には金メダル3個でメダル順位も戦後最低の23位まで後退しました。現在は6位と健闘しています。
 また今回のオリンピックでは逆転勝ちが多いとも言われています。追い込まれたところから諦めずに、極限状態に追い込まれても、ものすごい集中力で勝利を掴み取っています。2,30年前のオリンピックでは、日本選手のメンタル的な弱さが論じられていましたが、今回はその強さが讃えられています。その他、この大会に向けて、パワーやスタミナの点で劣る部分を、技術を磨くことで克服したり、新しい発想による作戦、または膨大な資料によって審判の癖まで研究するなど、各競技の選手、コーチングスタッフによる相当な努力が実ったことにもスポットが当てられています。
 4月の始業式で、2,3年生に伝えましたが、私は君たちに思考することの大切さを訴え、是非そういう学校生活を送って欲しいと言いました。このリオデジャネイロオリンピックでは、メダルの獲得に関係なく、どの競技でも、日本人のよく分析し、思考し、実行し、堪える強さを世界に大きく発信できたのではないか思う次第です。
 この2学期は学習に限らず、学校行事、部活の新人戦、3年生においては大学入試や就職試験に向けての対策や本番での思考する行動、考えに考え抜かなければならない状況が多々起こってくると思います。一人一人が輝くために、自ら輝こうという積極的な思いとともに、是非脳に汗をかくくらい思考を伴う生活を送って欲しいと思う次第です。

 ところで、2学期に学校としても、分析や思考を行った結果、大きな変更を行うことにしました。体育祭後に1年生を2クラスに分けることにしました。年度途中に行うのは異例のことですが、現在1年生35名となり、教室の収容としては厳しくなりました。また、2クラスに分けることによって、学習効果を上げるという期待もあります。9月6日にクラス名簿と新担任を発表します。また、来年度の入学生から教育課程、つまり授業をする科目や週の時間数を変更します。今の1年生も2年次以降、少し変更します。これらについて、1年生には改めて説明を行います。

 さて、2学期は、体育祭、文化祭、チャレンジ大会と大きな学校行事が続きます。新生徒会執行部を中心に、深い思考活動を通して高校生ならではのものを目指してください。3年生にとっては大事な日が続きます。自分の一生のことです。オリンピックで金メダルを取りにいくぐらいの覚悟で頑張ってください。

学校長便り

さあ、学校再開!後援会総会もお世話になりました。


5月6日(金)やっと学校を再開することができました。

 平成28年熊本地震は犠牲者も多数出て、多くの方が被災されました。また本校の通学地域には、甚大な被害があった南阿蘇村があります。
 まず、全校集会を行い、今回の地震で犠牲になられた方へ黙祷をささげました。
 本校も、4月16日(土)午前1時25分のマグニチュード7.3の本震後、4月18日(月)から交通網の遮断、ライフラインの被害、被災された生徒のご家庭の状況を考え、休校にしていました。この日、環境も整備され、高森高校は再開しました。
 学校で教育活動が行われることは当たり前の、ごく普通のことです。ところが今回はこの普通のことが如何に尊いことであるかを知りました。学校に行くこととは、生徒にとっても、先生たちにとってもとても大事なことです。今回の地震で、普通のことのありがたさが本当に身に染みました。
 新聞等で報道があった通り、高校総文祭の中止、高校総体の大幅な変更等、高校生を取り巻く状況は、今まで通りの普通のことが行われていくとは限りません。学習活動、部活動、学校行事等への影響もゼロではありません。この状況下で、職員、生徒諸君一丸となって、知恵をしぼり、普通のことがなるべくできるように、またボランティア活動も含めて、困っている方々へ手を差し伸べるプラスアルファの行動ができるように、高森高校がどうあるべきかを考えながら、頑張って参ります。

5月7日(土)後援会総会では多数ご出席いただき本当にありがとうございました。
参加者多数で総会が成立できたことに深く感謝申し上げます。

 総会の冒頭にも申し上げましたが、学校再会で、やっとお子様方が一同に会すことができ、これから地域の皆様へ元気を発信することができるのではないかと感じております。また、高森町、南阿蘇村で臨時バスの運行もあり、非常に有り難いと思っております。しかし、併せて保護者の皆様の送迎のご苦労をおかけしたりしていることも事実です。申し訳ありませんが、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。また、いろいろお困りのことがあった場合には、担任を通じてご相談いただければ、と思います。
 総会では、定例の協議の他、新役員の皆様のご承認もありました。また、学校からは、「原付通学、免許取得の規定見直し(通学区域の緩和等)」、高森町社会福祉協議会からのご提案である「介護職員初任者研修(高森町高森高校支援事業)案」の説明など盛りだくさんでした。時間が予定より長くなったこと、どうぞご容赦ください。
 改めて、本校の教育活動へのご理解、ご協力をお願いいたしますとともに、藤本新会長を中心に、後援会が益々発展しますことをご祈念申し上げます。

校長あいさつ

                   一人一人が輝く学校
        ~響き渡る『学び』、『優しさ』、『強さ』の個性あるハーモニー~                

             
 
                        熊本県立高森高等学校  校長 光 永 幸 生
                              平成28年4月12日

 本校のホームページへようこそ。
 本校は世界農業遺産や世界ジオパークに認定された「世界に誇る『阿蘇』」の麓に位置し、森と湧水に恵まれた自然豊かな環境の中にある学校です。今年で創立68年目を迎え、阿蘇南部地域の教育、文化の中心的な役割を担って発展を遂げてきました。学舎を巣立った卒業生は7000名を越え、「地域になくてはならない学校」として、元気ある生徒・学校づくりを目指しています。
 さて、今年度はスローガンとして「一人一人が輝く学校~響き渡る『学び』、『優しさ』、『強さ』の個性あるハーモニー~」を掲げました。小さい学校だからできる、一人一人が自ら光り輝き、充実した学習、部活動、学校行事等が行われるよう、頑張って参ります。
  ところで、昨年12月に地元の南郷檜を使った新校舎が完成しました。周辺環境に配慮し、環境負荷を低減させる構造・材料・デザインが採用されています。生徒たちは木の香りが漂う校舎で勉学に励んでいます。
 部活動加入率は100%で、生徒全員が日々練習に励んでいます。地域からの要望もあり、今年度からバドミントン部と吹奏楽部を新設しました。
  進路に関しては、進学も就職も100%の進路決定という実績を残しています。国公立大学へは6年連続で現役合格を果たし、就職は地元企業を中心に採用され、公務員にも合格しています。
  地域との交流も盛んに行っています。地元の代表的なお祭りである風鎮祭をはじめ、小学校への理科部の訪問によるおもしろ科学実験や地域のイベントでの吹奏楽部と高森中吹奏楽部との合同演奏などを行っています。また、高森町から生徒全員の入学金・教科書代金が助成されています。
  高森高校は阿蘇南部地域唯一の高校です。地域に根差した学校として、地域の期待に応える学校として、そして地域から羽ばたくグローバルな人材の養成をする学校として、努力邁進して参ります。どうぞよろしくお願いします。

(平成28年4月28日)
  この度の平成28年熊本地震におきまして、被災された方々、甚大な被害に遭われた方々には御見舞いを申し上げます。また復旧に大きな力を発揮されている方々には感謝申し上げます。本校も一日も早い開校を目指して努力しております。またこれによって地元の皆様に貢献でき、元気を発信できるものと信じております。どうぞ今しばらくお待ちください。

平成25年度 学校長より

平成25年度 校長室便り

校長室からNo.12

 本日をもって高森高校を最後に熊本県の教員を退職することになりました。 この3年間高森高校に勤務できて本当に良かったと感謝しております。皆さまのおかげで、社会で必要とされるあいさつや掃除などがいつでも気持ちよくできる生徒たちが育ってると感じています。
 3月1日の卒業式では、3つの校訓に沿って卒業生の頑張りを称えることができました。また、3月20日の終業式では在校生に本年度よかった2つのことをを褒めました。1つ目は、1年間生徒の問題行動がなかったこと。2つ目は、生徒の約半分が1年間皆勤であったことです。
 来年度以降も本校に対するご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

校長室からNo.11

  卒業式を来月1日控え、校内では生徒会誌「山濤」第56号の発行の準備が進んでいます。山濤の創刊は昭和33年3月1日に遡り、校長室には創刊号からの冊子が残されています。創刊号には、「山濤」の発刊に際して、と題して当時の續辰平校長が次のような文章を寄せられています。
 「山濤」の発刊に際して一言所感を述べて祝詞に代えたいと思います。・・・(途中略)・・
 今や我等はこの新興の気運に際会して一歩一歩発展向上の努力を続けております。先に本校が阿蘇南郷八ケ町村の切なる願いによって誕生しその興望を荷つて立つ以上、この学校はあくまで蘇南地区の文化、学問の中心殿堂として発展せねばならぬ義務があります。独立後日尚浅く、その理想にはまだなかなか遠いものがありますが、施設設備の充実に地元各方面のご支援を仰がねばならぬことは勿論ながら、われら教職員生徒は一丸となって、先づ知育に体育に、その全力を傾注すべきでありましょう。かくてわれらが目指す校歌の理想精神は実現されようし、学園の立派な伝統もその基礎を打ち立てることができるものと信じます。私は諸君がたゆまぬ日々の勉強と、鍛え抜くスポーツの練磨とを一日も怠らず続けていくことを切望し、「山濤」第一号発刊の祝辞に代えることといたします。 
 
續校長先生の文章を読むと、独立校になって日は浅い本校ではあるが地域の期待に応え、新たな伝統を確立していきたいという意気込みが伝わってきます。昭和33年以来、歴代の生徒会を中心として発行し続けられた「山濤」を読むと、本校の歴史の一端を垣間見ることができます。創刊号には生徒の論説「科学の進歩に思う」や読書感想文、随想、詩、短歌、俳句、生徒の読書実態、高森町の工場についてのレポート、各クラブ便りなどが記載されていました。
 
今後も歴代の校長先生を始め職員と生徒が創りあげてきた本校の歴史をさらに発展させるべく、頑張っていきたいと決意を新たにしました。

休校のお知らせ

 本日、2月14日(金)は大雪のため休校といたします。
 生徒の皆さんは、家庭学習をお願いします。

校長室からNo10

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今年は、例年になく穏やかな新年を迎えました。

 さて、学校では、6日の仕事始めに続いて、14日に始業式を行い、3学期がスタートしました。式辞の中では、最初に町の成人式で本校卒業生が意見発表したことを紹介しました。地元に残り消防団活動に参加すると共に地域のイベントにも参加し、地域の活性化を図っている卒業生です。次に箱根駅伝の結果から日々の努力の積み重ねの大切さを話しました。最後に「わたしはマララ」という本を紹介し、いじめや差別をなくすためには正しい情報や知識を身に付けることが大事であり、ここに教育の必要性があることを話しました。

21日(火)から24日(金)まで3年生にとっては最後の学年末考査が実施されました。昨日は3年生全員を対象に就職内定者セミナーを実施し、外部講師から新社会人としての心構えや電話での対応などを実技を交えて講習していただきました。

現在学校では新校舎の建設に向けて、校舎や管理等周辺で浄化槽や水道の配管工事が行われています。南校舎西壁面にありました校章と校名も管理棟二階の南側壁面に移設されています。来年秋の新校舎の完成を生徒と職員は心待ちしています。

最後に、3学期は3か月と短い学期ですが、卒業、進級と生徒にとっては大事な時期です。対外的にも高校入試や卒業式を控えており、日々緊張感をもって業務を遂行していきたいと思います。今年も高森高校へのご理解とご支援をよろしくお願いします。

校長室からNo.9

  12月20日(金)2学期の終業式を行い、式辞の中で3つの話をしました。
  1つ目は、生徒の頑張りを褒めました。
 先週の金曜日は校内チャレンジ大会でした。役場をスタートするときは気にならなかった雨ですが、鍋の平の第1チェックポイントでは大粒の雨となりました。チェックにやってくる生徒は半そで短パン姿で見るからに寒そうでした。残り4
/5の行程走らなければならないのに大丈夫だろうかと心配しました。しかし、さすがは高森高校生、みんな自分の限界に向かって挑戦してくれました。体育の授業で走り込んでいるので、冷たい風をものともせずに、制限時間(午後3時)前の午後2時半には全員がゴールしました。遅かった人ほど達成感は大きかったと思います。中には昨年よりも1時間もタイムを縮めた生徒もいました。それぞれチャレンジ大会を経験して自分自身に自信が持てた人も多いと思います。また、きついことに打ち勝つ克己心や忍耐力も養うことができたことでしょう。
 体育大会の時は、自分たちで考えて組体操や集団演技を実施し、昨年までに劣らない素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。生徒自らが主体的に行うことで生徒の生き生きとした動きが見られました。予行演習のフォークダンスの時、1年生があまり踊りを知らずに踊れなかったので、3年生男子が1年生の輪に出向き、踊りを教えていた光景がとても印象に残っています。先輩が後輩に自主的に教えていくことが今後の伝統となって続いていくといいなあと思っています。
 本校は、今年も県教育委員会から体力向上優良校して表彰されました。これは一人一人の日々の体力向上に対する取り組みが評価されたものです。まさに、校訓にある心身を鍛えて困難を克服する。を実践したものです。
 2つ目は、いじめ問題です。今年「いじめ防止対策推進法」が制定されました。そういう中で、皆さんの人権作文を読んで感心しました。1年生の松本琴美さんの人権メッセージ「その一言で傷つける。その一言で、救われる。声かけ前にひと呼吸」自分の経験をもとに作られた言葉です。また、高森町のスマイルフェスタでは1年生の佐伯さんが「言葉の力」という題で中学校時代のいじめの体験をもとに、「言葉は人と人とのコミュニケーションをとる大切な手段であり、相手のことを思いやって言葉を使い、これからの高校生活をみんなで安心して楽しく過ごしていきたい。」と発表しました。また、2年生の岩下亜耶さんは「小さな気持から大きな行動へ」という題で、5月本校で実施した胎児性水俣病患者の方の講演会を聞いて、人を外見で判断してしまうことが差別につながると学んだことを発表してくれました。このように、生徒の皆さんが相手を思いやる気持ちを大切にしてくれると、高森高校ではいじめに関する問題は起こらないと思います。体育の授業でグランドを走っているときにお互いに交差するときに「頑張れ」「ファイト」と友達同士声を掛け合っている光景を目にしました。ほのぼのと心温まる情景です。きつい時に仲間を思いやる気持ちはとても大切です。
 中国の故事にも「己の欲せざる所は、人に施す勿れ」という言葉があります。これからも、みんなで明るく楽しい学校を創っていきましょう。
 3つ目は、夢や目標を持つことです。「笑ってこらえて」というテレビ番組のなかで「吹奏楽の旅」というコーナーがあります。12月4日(水)の番組では、名古屋で開催された全国吹奏楽コンクールを特集していました。今年は、大阪桐蔭高校など3校を春から密着取材していました。大阪桐蔭は野球も強いですが、吹奏楽部も専用ホールを持って練習する強豪校で、初めてもらった楽譜を2時間後には演奏する集団でした。それでも全国大会では目標の金賞には届かず銀賞に終わる結果でした。3校の生徒は、それぞれに一生懸命努力しても結果に表れないことがあることを、身をもって体験していました。このことは本校の生徒の皆さんにも言えることかもしれません。しかし、若いときに目標に向かって一生懸命努力することの素晴らしさを感じ取っていました。

 様々な分野で、高校生が自分の目標達成に向けて努力する姿は多くの感動を呼びます。本校でも、自分の夢の実現に向けて毎日コツコツと努力を重ねている生徒がいます。生徒の皆さん全員が、早く目標を見つけ自分の夢の実現に向けて努力してください。
 いよいよ年が明けると、3年生は3月1日には卒業式を迎え、それぞれの進路へ巣立っていきます。残り2か月余りを充実した日々にしてください。特に南阿蘇から離れる人は、しっかりと故郷阿蘇を満喫して欲しいと思います。1,2年生は、3学期が学年最後の学期です。休み中に、家族の人達とゆっくり自分の進路について話し合う時間を持って、それぞれの進路目標を確立してください。すでに確立している人は、毎日目標達成に向けて努力を続けて下さい。2年生で就職や公務員を希望する人は、残り10ケ月足らずで本番を迎えます。
 最後になりますが、1学期の終業式で話したように「誰一人として休み中、事故やけがで欠けることなく、来年1月14日の3学期始業式に元気な姿を見せて下さい。」と結びました。
 今年1年、生徒、保護者、地域の方々など多くの皆様の御支援、御協力の下本校の教育活動を実践して参りました。来年も御支援、御協力をよろしくお願いします。

校長室からNo.8

本校では、先月10月27日(日)文化フォーラムを開催しました。一昨年まで別々に開催していました教育フォーラムと文化祭を1日にまとめて開催したものです。

公開授業では、学年ごとに町内の有識者を外部講師としてお招きし、本校職員とのTT授業を行いました。

1年生では、高森町農林政策課の藤原厚作様を講師に「身近な昆虫の多様性」というテーマで古閑先生とのTT授業(生物基礎)を行いました。藤原さんはクワガタなどの昆虫に小さいころから興味を持たれていたそうです。トゲナシトゲトゲなど面白い名前の様々な昆虫の写真をスライドに示しながら、阿蘇の生態系の成り立ちや昆虫の多様性について話されました。生徒も楽しい話に引き込まれながらの1時間でした。

2年生では、法テラス高森支所の浅川剛志弁護士にご協力いただき「裁判員制度の意義」というテーマで木田先生とのTT授業(現代社会)を行いました。2009年に導入された裁判員制度では、裁判員が有権者から無作為に選ばれるため生徒も将来的には選ばれる可能性が十分あります。そこで、通常の裁判と裁判員裁判の違いを浅川弁護士に説明してもらい、裁判員裁判についての理解を深めました。

3年生では、本校の学校評議員でもある豊前屋本店社長の吉良充展様を講師に「食を通じて高森高校生に伝えたいこと」というテーマで堀内先生とのTT授業(フードデザイン)を行いました。日本の伝統的な食文化に欠かせない「味噌」と「醤油」の醸造元である吉良様に「味噌」と「醤油」の原料や種類その作り方、並びにその歴史を話していただきました。また、地域の企業と連携することで食育の推進につなげる視点から、地産地消の大切さや郷土愛、正しい職業観の育成についても熱く語っていただきました。   講演会では、阿蘇花野協会理事瀬井純雄先生をお招きして「阿蘇の野の花を未来に~生物多様性豊かな草原「花野」の再生をめざして~」の演題で、ハナシノブやヒゴタイなど阿蘇の草原に自生する希少野生植物の保護に関して貴重な講演をしていただきました。

  今後も公開授業や講演会を通して、将来地域の担い手となる生徒に、阿蘇の自然や文化等の魅力を啓発していきたいと考えています。文化フォーラムの開催に当たりご協力いただきました保護者・地域住民の方々・教育関係者など、多くの皆様に感謝申し上げます。

校内では、先週からの冷え込みで玄関前のもみじが色鮮やかに紅葉しています。また、来年度からの校舎改築工事に先立ち浄化槽設置の工事が進んでいます。工事に伴い北側校舎前の桜や銀杏が伐採され、いつもと違った景観となっています。平成27年9月には新校舎が完成する予定です。中学生の皆さん、立派な校舎で自分の可能性にチャレンジしませんか。


 

 

校長室からNo.7


平成25年度熊本県人権子ども集会が10月12日(土)午前10時からパークドーム熊本で開催されました。体験・活動報告では小学校、中学校、高校からの発表がありました。高校の発表を本校の生徒が行い、7000人以上の参加者を前に堂々と自分の活動・体験を述べました。内容は中学校時代に参加した解放学習会で学んだことや部落差別に関する人権劇についてと中学時代の水俣交流人権学習と今年5月に本校で実施した胎児性水俣病患者の方の講演会についてでした。「心の握手」という言葉をキーワードに、『自分の経験から思い込みや決めつけが差別の第一歩である。これはいじめにもつながることである。「心の握手」とは、相手に対する思いや心の温もりを持って、心と心のつながりがなければできないものである。「心の握手」を行うためには、相手の話をよく聞き事実を正しく見ていくことが大事だ。「心の握手」ができている仲間とは、正直に自分の思いや考え方を言い合い、指摘し合うことができている。これから先、自分が間違った道に進みそうなときは「心の握手」を交わした仲間が正してくれるだろうし、自分も仲間や学校の友だちを支えていけるような人になりたい。』というものでした。子ども実行委員にも本校生が加わり集会の運営に当たっていました。開会前に声をかけると「大丈夫です。」という元気な声が返ってきました。集会の終了後、ステージの後方に出向き参加生徒にねぎらいの言葉をかけました。生徒たちは大きな仕事をやり終えた達成感に笑顔でした。

人権子ども集会に参加して、これからも一人一人の生徒が、差別やいじめがない居心地のよい学校生活を過ごせるように学校の教育活動を充実させていきたいという思いを強くしました。

校長室便り No.6

 稲刈りの季節となり、刈取りが終わった田んぼの土手には真っ赤な彼岸花が見られるようになりました。

先日8日(日)は、心配した雨も上がり、平成25年度第59回高森高校体育大会を無事開催することができました。早朝から多くの来賓、保護者、地域の皆様方にお出でいただきましたことに感謝申し上げます。今年の体育大会は準備の期間前半が台風の影響で室内での練習しかできず集団行動やマスゲームの出来が心配されましたが、最後の4日間が天気に恵まれたことと、生徒が主体的に動いてくれたことで、例年に勝るとも劣らない体育大会となりました。4回目を迎えた高森保育園の園児の皆さんのお遊戯やかけっこは見ている観衆をほのぼのとした気持ちにしてくれました。11月には保育実習で本校生徒が保育園に出向きます。今後も保育園をはじめ幼保小中学校との連携を深めていきたいと考えています。得点種目の合計では3年生が少ない人数にもかかわらず頑張り初優勝を果たしました。閉会式の講評でも述べましたが、予行演習の時3年生がフォークダンスをよく知らない1年生のところに行って踊りを教えている姿には感心しました。きっと1,2年生に新たな伝統として引き継がれていくものと思いました。また、例年感心することがもう一つあります。それは後片付けの協力体制です。全員が椅子・テーブル運び、テントの解体、骨組みの運搬に当たり45分でグランドには何一つ残らない状態になっています。男女を問わず黙々とテントの骨組みを運ぶ姿には、ただただ敬服するばかりです。

この日は、2020年東京でのオリンピック開催が決定した記念すべき日でもあり、思い出に残る1日でした。開催地の決定の瞬間をテレビ放送で見られた人も多かったと思います。

体育大会も終わり、16日からは就職試験が開始となります。3年生にとって人生を左右する時期がやって来ます。3年生全員にとって実り多き秋となることを願っています。

校長室の北側の金木犀は早くも花をつけています。まだまだ残暑は厳しいですが、確実に秋が近づいてきていることを実感しています。

校長室便り No.5

 26日から二学期が始まり、午前中大掃除や始業式を行い、その後実力考査を実施しました。前日から大雨警報が発令されていたので生徒の登校が心配でしたが、全員元気で登校していたので安心しました。昼ごろには雨も止み、夕方には綺麗な夕日が見られ、空は秋の雲に代わっていました。今朝(27日)は雲一つない澄み切った青空でした。少し冷え秋の気配が漂い、空気がひんやりしていました。阿蘇山上では初めて15℃を切ったそうです。秋が確実に近づいてきていると感じました。
 ところで、8月23日高森町教育研究会全員研修会(第2回)に参加しました。この会は町内の小・中学校の教職員と教育委員会関係職員の研修会で、当日はさら町長、教育長、文教厚生常任委員会委員の町議さんや教育委員さんも参加されていました。研修Ⅰでは熊本県から高森町に人事交流でおいでになり、現在政策推進課審議員服部信一郎さんの「マラソンブームについて」の話がありました。中学校までは長距離を走っていたがしばらく中断し、県庁に入庁後再びランニングを再開され、2004年福岡国際マラソンでは、2時間32分台で完走された記録をお持ちでした。その記録のすごさに一同皆感心しました。研修Ⅱでは、人事交流で農林水産省から高森町役場においでになっている、農林政策課主査藤原厚作さんの「公務員試験と農林水産省」の話でした。ユーモア溢れる藤原さんの話に会場は笑いの渦で、子どもの頃から昆虫博士を目指していたといわれる藤原さんの温かい人柄がにじみ出ていました。国や県と人事交流がなされていることに敬服しました。研修Ⅲでは、高森高校の紹介をさせていただきました。「小さな学校だからできる大きな教育」をスローガンに掲げ、生徒と教職員が共に教育実践を積み重ねている姿をご覧いただきたいと思い、昨年の体育大会の集団行動とマスゲームの様子をDVDで上映しました。その後、学校の沿革や学校生活、進路状況をパワーポイントで説明いたしました。研修後、参加者の先生から高森高校の様子がよく分かりましたという声をいただき、こういう機会を作っていただいた事務局に感謝した次第です。
 2学期は9月8日(日)の体育大会、10月27日(日)の文化フォーラム、12月13日(金)チャレンジ大会(長距離走大会)など学校行事がたくさんあります。保護者並びに地域の皆さまのご支援をよろしくお願いします。

校長室便り No.4

7月19日は終業式でした。式では3つの話をしました。

1つ目は、「本気度」です。史上最高齢となる80歳で世界最高峰エベレスト登頂に成功された三浦雄一郎さん(80)と高校野球の対戦校であった文徳高校を例に挙げました。何かを成すためには「本気」になって取り組むことが必要です。3年生で就職を希望する人は、916日以降入社試験が実施されます。自分の一生を左右する大事な試験です。いい結果を得るためには、やはり人一倍の努力が必要になります。同じことは、専門学校や大学への進学を考えている人にも言えます。悔いを残さないためにも、しっかりとした準備をして試験に臨んでください。みんなの「本気度」が試される時が来ています。

 

2つ目は、「思いやりの心」です。一ヶ月前、テレビ番組で海上自衛隊の教育隊の訓練の様子を見ました。ここでは、制服の着こなしや寝具のたたみ方のチェックの他に歯磨きのチェックがありました。海上自衛隊では航海に出ると数か月間洋上での生活となります。途中で歯が痛くなってもすぐには虫歯の治療ができず、緊急の場合はヘリコプターでの搬送だそうです。そうなると部隊全員に大きな迷惑をかけることになります。限られた艦内のスペースで集団生活を行う上では、日頃から協力して健康の維持やお互いに「思いやりの心」をもって生活することが大事になります。その一環として、トイレの紙が常にきちんと三つ折りにされていました。次の人が気持ちよく使うために三つ折りにすることが習慣化されていました。これを見て、お互いに少し気をつけることで、集団での生活がスムーズにいくのは、高校での生活にも言えることです。お互いが次の人への「思いやりの心」を持ってほしいと思います。81718日には高森町で一番大きな祭り、風鎮祭が開催されます。地元の祭りですから一緒に盛り上げていきましょう。花火の後片付けの早朝ボランティアもよろしくお願いします。

 

3つ目は、「命を大切にする」です。私が高校1年生の時、年配の数学の先生が「夏休みは誰も死ぬことなく、元気にまた2学期会いましょう。」と夏休み前の最後の時間に言われました。当時私達は誰も自分たちが死ぬことなど思いもしないので、「なんば言いなっとだろか。」としか思いませんでした。しかし、教師になってこの立場になれば、あの時先生が言われた意味がよくわかります。「誰一人として休み中事故やけがで欠けることなく、826日の2学期始業式に元気な姿を見せて下さい。」と、私も言いました。

 

夏休み期間中、家庭訪問、課外授業、部活動、各種ボランティア活動、アルバイト、家庭での手伝いなど様々な活動を通して、生徒が一回り逞しく成長してくれることを期待しています。

平成26年度 学校長より

平成26年度 校長室便り

新年を迎えて


 新しい年が明けました。笑顔で三学期を迎えることができて、まずは感謝です。新年に当たり、生徒たちには「愛」と「感謝」、そして「可能性への挑戦」という言葉を贈りました。
 この三つのキーワードを胸に「自分を高めること」を意識して、何かに挑戦してくれることを期待しています。何か一つのことを達成することや乗り越えるためには、自分に敢えて負荷(試練)を与えることも必要でしょう。毎日の小さな積み重ねがいかに重要であるかをしっかりと伝えるとともに、職員もそのことを自覚して、楽しい学校生活を送ることができるように工夫して参りたいと思っています。
 教育スローガンの一つである「今を大切に」して、これまで以上に、職員・友人・クラスメイト等との信頼関係を築き、明るく・仲よく・元気ある学校を目指していきます。みんなが楽しみ、その中で「心が成長し、頭も成長し、体も成長して」一緒に成長していくことが大事です。生徒一人一人が様々な場で輝けるように、学校総体として、また一歩「前へ」進んで行く所存です。なにとぞ御支援と御協力をよろしくお願いします。   

校長あいさつ


高森高等学校 校長 羽山賢一
熊本県立高森高等学校  校長 羽山 賢一
平成26年6月1日
 本校のホームページへようこそ。
 本校は世界に誇る大阿蘇の外輪山の麓に位置し、森と湧水に恵まれた豊かな自然を日々感じることができる緑豊かな立地空間にある学校です。今年で創立66年目を迎える伝統校であり、「叡智の錬磨・友愛心の涵養・心身の鍛練」の三綱領を校是として、生徒一人一人の個性を大切にし、活気あふれる学校づくりを目指しています。

  
今年度は、「一人一人が輝ける学校づくり」
  ~今を大切にし、お互いに高めあい、そして成長へ~

を教育スローガンとしました。生徒一人一人が、高校生活の中で存在感を持ち、お互いを認め合う人間関係をつくること、そして学習活動や部活動を通して切磋琢磨しながら成長し、母校を誇りに思い、卒業時に本校に来て良かったと思えるような高校生活を過ごして欲しいと思っています。そのためには、「夢」や「希望」を持ち、将来に向けて自分が何をすべきか、己の進む道を早い時期に見つけることがとても大事です。貴重な時期であるからこそ、職員が一丸となり個々の生徒を大切にするとともにきめ細やかな指導と積極的な関わりを意識しています。
 現在、生徒たちはとても落ち着いた学校生活を送っています。大学進学・専門学校進学・就職等、それぞれの進路目標の達成に向けてひたむきに努力しています。また、全校生徒が加入する部活動、地域行事への参加、ボランティア活動など逞しい若いエネルギーは、本校の象徴でもあります。
 また、様々な場面で出会う生徒たちの「立ち止まって、あいさつ」では、その気持ちの良いあいさつと笑顔をとおして、明るく健康的な人間性が伝わってきます。生徒と職員の信頼関係があるからこその姿であると実感しています。
 今後も、これまでの伝統と歴史の重みを感じながら、継承すべきものと新たな取組を融合させ、生徒たちが輝ける学校を目ざし、併せて素晴らしい成果を収めることができるように、明るく「前へ」進んでいく所存です。今後とも「南阿蘇地域の教育・文化の拠点として、地域になくてはならない学校」として高森高校が発展していくよう教職員一同、全力を挙げて取り組んで参ります。
 皆様の御来校を心からお待ちしております。
平成27年度 学校長より

平成27年度 学校長便り

校長あいさつ

熊本県立高森高等学校  校長 羽山 賢一
平成27年6月30日
 本校のホームページへようこそ。
 本校は、世界農業遺産や世界ジオパークに認定された「世界に誇る『阿蘇』」の麓に位置し、森と湧水に恵まれた自然豊かな環境の中にある学校です。今年で創立67年目を迎え、南阿蘇地域の教育・文化の拠点として多くの有為な人材を輩出し、「地域になくてはならない学校」として、元気のある生徒・学校づくりを目指しています。
 教育重点スローガンとして「一人一人が輝ける学校づくり」~今を大切にし、お互いに高めあい、そして成長へ~ を掲げ、生徒一人一人が高校生活の中で存在感を持ち、お互いを認め合う人間関係を築き、学習活動や部活動を通して切磋琢磨しながら成長することを目ざして様々な取組をしています。今年度も、このスローガンのもと、生徒たちがより高い目標を設定し、その達成に向けて精一杯努力していく姿を期待しています。
 一方で、日々の高校生活は決して楽しいことばかりではありません。様々な問題にぶつかり多くの悩みを抱え自信をなくすこともあります。故に、小規模校ならではの良さを活かして、生徒一人一人にしっかり関わりサポートして、生徒たちが輝ける場を数多く設けることを心がけています。
 高校3年間という限られた時間の中で、「夢」や「希望」を持ち、それをさらに具体的な目標として捉え、己の進む道を早い時期に見つけること。そして実現に向けて、今自分は何をすべきかを自覚させることを常に意識しています。人生の岐路にある高校時代だからこそ、自分で考え判断し行動する力を身につけて欲しいと願っています。
 ここ数年生徒数が減少していく中で、「地域から魅力ある学校」として評価されるように、チャレンジ精神を持って新たな取組を行ってまいります。また、今年の11月末には、木の香りが漂う新しい校舎が完成しますので、これを一つの契機として、さらに一歩「前へ」進んでいく所存です。今後とも、御支援と御協力を切にお願い申し上げます。