平成25年度 学校長より

2013年10月の記事一覧

校長室からNo.7


平成25年度熊本県人権子ども集会が10月12日(土)午前10時からパークドーム熊本で開催されました。体験・活動報告では小学校、中学校、高校からの発表がありました。高校の発表を本校の生徒が行い、7000人以上の参加者を前に堂々と自分の活動・体験を述べました。内容は中学校時代に参加した解放学習会で学んだことや部落差別に関する人権劇についてと中学時代の水俣交流人権学習と今年5月に本校で実施した胎児性水俣病患者の方の講演会についてでした。「心の握手」という言葉をキーワードに、『自分の経験から思い込みや決めつけが差別の第一歩である。これはいじめにもつながることである。「心の握手」とは、相手に対する思いや心の温もりを持って、心と心のつながりがなければできないものである。「心の握手」を行うためには、相手の話をよく聞き事実を正しく見ていくことが大事だ。「心の握手」ができている仲間とは、正直に自分の思いや考え方を言い合い、指摘し合うことができている。これから先、自分が間違った道に進みそうなときは「心の握手」を交わした仲間が正してくれるだろうし、自分も仲間や学校の友だちを支えていけるような人になりたい。』というものでした。子ども実行委員にも本校生が加わり集会の運営に当たっていました。開会前に声をかけると「大丈夫です。」という元気な声が返ってきました。集会の終了後、ステージの後方に出向き参加生徒にねぎらいの言葉をかけました。生徒たちは大きな仕事をやり終えた達成感に笑顔でした。

人権子ども集会に参加して、これからも一人一人の生徒が、差別やいじめがない居心地のよい学校生活を過ごせるように学校の教育活動を充実させていきたいという思いを強くしました。