平成28年度 学校長より

学校長便り

さあ、学校再開!後援会総会もお世話になりました。


5月6日(金)やっと学校を再開することができました。

 平成28年熊本地震は犠牲者も多数出て、多くの方が被災されました。また本校の通学地域には、甚大な被害があった南阿蘇村があります。
 まず、全校集会を行い、今回の地震で犠牲になられた方へ黙祷をささげました。
 本校も、4月16日(土)午前1時25分のマグニチュード7.3の本震後、4月18日(月)から交通網の遮断、ライフラインの被害、被災された生徒のご家庭の状況を考え、休校にしていました。この日、環境も整備され、高森高校は再開しました。
 学校で教育活動が行われることは当たり前の、ごく普通のことです。ところが今回はこの普通のことが如何に尊いことであるかを知りました。学校に行くこととは、生徒にとっても、先生たちにとってもとても大事なことです。今回の地震で、普通のことのありがたさが本当に身に染みました。
 新聞等で報道があった通り、高校総文祭の中止、高校総体の大幅な変更等、高校生を取り巻く状況は、今まで通りの普通のことが行われていくとは限りません。学習活動、部活動、学校行事等への影響もゼロではありません。この状況下で、職員、生徒諸君一丸となって、知恵をしぼり、普通のことがなるべくできるように、またボランティア活動も含めて、困っている方々へ手を差し伸べるプラスアルファの行動ができるように、高森高校がどうあるべきかを考えながら、頑張って参ります。

5月7日(土)後援会総会では多数ご出席いただき本当にありがとうございました。
参加者多数で総会が成立できたことに深く感謝申し上げます。

 総会の冒頭にも申し上げましたが、学校再会で、やっとお子様方が一同に会すことができ、これから地域の皆様へ元気を発信することができるのではないかと感じております。また、高森町、南阿蘇村で臨時バスの運行もあり、非常に有り難いと思っております。しかし、併せて保護者の皆様の送迎のご苦労をおかけしたりしていることも事実です。申し訳ありませんが、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。また、いろいろお困りのことがあった場合には、担任を通じてご相談いただければ、と思います。
 総会では、定例の協議の他、新役員の皆様のご承認もありました。また、学校からは、「原付通学、免許取得の規定見直し(通学区域の緩和等)」、高森町社会福祉協議会からのご提案である「介護職員初任者研修(高森町高森高校支援事業)案」の説明など盛りだくさんでした。時間が予定より長くなったこと、どうぞご容赦ください。
 改めて、本校の教育活動へのご理解、ご協力をお願いいたしますとともに、藤本新会長を中心に、後援会が益々発展しますことをご祈念申し上げます。