校長室からの風

同窓会からの力強いご支援を受けて ~ 同窓会「西峰会」総会

「『西高』は いつでも待っています。

  あなたが巣立ったあの日と同じ場所に、同じ姿のままで-」

 熊本西高校の同窓会「西峰会」のホームページ冒頭に記された言葉です。このホームページはデザインも洗練され、同窓会のお知らせをはじめ充実した内容で、「西峰会」が活発な活動をされていることがわかります。

 6月20日(日)午後、西高セミナーハウスにて、令和3年度同窓会「西峰会」の総会が開催され、ご案内を受け私も出席いたしました。

 「西峰会は、今年度も学校及び在校生に対して積極的に支援していきます!」との藤井俊博会長の力強い言葉で総会は始まりました。これまでも多くのご支援をいただいているのですが、今年度の予算案にも具体的な学校支援の項目が並び、頭の下がる思いとなりました。インターハイをはじめ部活動の全国大会出場への応援や冬に実施する学校行事のチャレンジウォーク(強歩会)への支援、2年前に県立学校として最初に発足したeスポーツ部への活動補助、在学中に留学する生徒への補助金制度も整えてあります。さらには、昨年度から始めた、難関大学志望者の北九州予備校での特別セミナー参加への補助も行われます。同窓生の皆さんの母校への熱い思いを実感しました。

 第91回選抜高等学校野球大会「春のセンバツ」(平成31年3月)に熊本西高校野球部は見事出場を果たしました。その時2年生で甲子園にて活躍し、この春、福岡教育大学に進学した中山君が同窓会総会に出席していました。中山君からは、「甲子園出場した時、同窓会の皆様から盛大な応援をいただいたことが大きな力となりました。」と改めて御礼の挨拶がありました。

 同窓会活動も、長期化するコロナ禍により制限を受けています。毎年9月に開催される熊本市の藤崎八旛宮「秋の例大祭」に、同窓生の皆さんは飾馬奉納団体「西峰会」で参加されていますが、同祭は昨年に引き続き今年度も中止となりました。同窓生と希望する在校生が一緒になって熊本市を代表するお祭りに参加し、連帯感を強める貴重な機会が失われています。「来年こそは生徒と一緒にお祭りに出たいですね」と飾馬奉納のリーダーの方が言われました。私も同感です。

 熊本西高校は3年後には創立50年の大きな節目を迎えます。同窓会の皆さんと一緒になって、さらに発展を続ける次代の西高像を追い求めていきたいと思います。