高等部の紹介

           【高等部がめざす生徒の姿】

 

(1)他者の考えを尊重しながら自分の考えを適切に表現し、周囲の状況に合わせて振る舞うことができる生徒

(2)さまざまな情報を自ら求め、主体的に考え、適切に判断し、行動することができる生徒

(3)進路目標を適切に選択し、目標達成のために粘り強く努力する生徒

 

           【高等部各科の紹介】

~高等部在籍数~

(令和5年度)
・本科普通科   10人(一般学級6人、重複障がい学級4人)
・本科保健理療科  1人
・専攻科理療科   8人

      合計19人

          
 高等部入学には、中学卒業者を対象とする本科(普通科・保健理療科)と高校卒業者を対象とする専攻科(保健理療科・理療科)があります。年齢制限は特にありません。


 本科(普通科と保健理療科)
普通科(一般学級・重複障がい学級)
 一般学級は、高等学校普通科と同じ内容を学習します。また、それぞれの自立をめざす「自立活動」の授業があります。視覚障がいとそれ以外の障がいを併せ有する生徒が在籍する重複障がい学級は、「自立活動」をはじめとし、「生活単元学習」「作業学習」「国語・数学などの各教科」など生徒の実態に応じたきめ細やかな指導を行っています。

 


保健理療科
 中学卒業後社会人となり、その後中途で失明した人を対象として設置されている学科です。3年間で、高等学校卒業資格とあん摩・マッサージ・指圧師国家試験の受験資格が得られます。

 専攻科(保健理療科と理療科)
 はり、きゅう・あん摩・マッサージ・指圧師としての知識や技能を習得するための学科です。専攻科には、2つの科があります。
専攻科保健理療科
 修業年限は3年間で、あん摩・マッサージ・指圧師国家試験の受験資格が得られます。

   

専攻科理療科

 修業年限は3年間で、あん摩・マッサージ・指圧師の国家試験の受験資格及びはり師、きゅう師の国家試験の受験資格が得られます。

    

            【主な年間行事】

模擬試験 ー はり、きゅう、あん摩、マッサージ、指圧師試験100%合格を目指して理療科では、年間4回の校内模擬試験を行っています。
校外実習 ー 治療院や老人ホーム等を訪ね、施術所経営や実技等実践的なことを学習し、また、多くの患者さんに接することを目的として校外実習を行っています。
 ・主な実習地 ー 高校総体出場選手に対するスポーツマッサージ、老人ホーム、施術所、病院等

 

 
             【主な進路先】

 本校理療科で3年間学んだ後、毎年2月下旬に行われる国家試験を受験します。資格を取得後それぞれ希望の場所で施術者として働くことになります。
 就職先としては、病院や治療院(開業も含む)・老人保健施設等です。就職以外の進路としては、理療科教員になるためのコース(筑波大学理療科教員養成施設)や理学療法士があります。
 高齢社会の中で健康に関心が高まっている現在、あん摩・マッサージ・指圧やはり、きゅうへの関心
はさらに高まっていくと思われます。そのような人々の心身の健康保持のために貢献できる
施術者の卵たちがこの理療科で毎日の学習に励んでいます。

 

日誌

高等部より

令和5年度 高等部卒業証書授与式

 3月1日金曜日、令和5年度の高等部卒業証書授与式を行いました。本年度の高等部卒業生は、本科普通科2名、本科保健理療科1名、専攻科理療科4名の計7名です。

 

 久々の御来賓の参加と全校児童生徒そろっての卒業式で、御家族の参加も多く、昨年より会場の雰囲気が暖かく感じられる中、入場後、一人一人に証書が渡されました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

卒業生のこれまでの学校生活とこれからの生活への想いを含んだ校長式辞と、一節を実際に歌われた来賓祝辞、普通科と理療科、それぞれの立場での学校生活や未来を踏まえた送辞と答辞。とても感動的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 退場前には、在校生と職員による「いのちの歌」の合唱があり、最後まで暖かさのある式典となりました。