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日誌

材料技術科

(中学校のみなさん)令和6年度(2024年度)入学願書等の入手および入学者選抜生徒募集要項の配布について

〇令和6年度(2024年度)入学願書等の入手について(R05.10.23)
   入学願書等は、本校事務室窓口にて配付します。郵送を希望される場合は、下記FAX申込書に
   必要事項を記入して御送付ください。なお、郵送料金については請求書を同封しますので、必
   要金額の切手を同封して郵送してください。

   R06_入学願書等送付FAX申込書.pdf

 
〇令和6年度(2024年度)入学者選抜生徒募集要項の配布を開始します。(R05.10.23)
  

   R06_生徒募集要項.pdf

(中学校のみなさん)学校見学会(第2回)について

〇令和5年度(2023年度)学校見学会(第2回)の御案内(終了しました)

 ・日時 11月5日(日)(熊工祭)
 ・以下のPDFファイルをご確認の上、ファイル内にあるQRコードを読み取り、「Forms」にて生徒個人で申し込んでください。

 R05_学校見学会要項.pdf

(中学校のみなさん)学校見学会の申込期日の延長について

〇令和5年度(2023年度)学校見学会の御案内
 ・日時 8月22日(火)・23日(水) ※2日間とも午前・午後にわけて実施。
 ・以下のPDFファイルをご確認の上、ファイル内にあるQRコードを読み取り、「Forms」にて生徒個人で申し込んでください。

 ・申込期限を7月31日(月)までに延長します。申込忘れている方は、ぜひ、申し込んでください。


  R05_学校見学会要項.pdf

OB講話

2年生へ向けて、材料技術科のOB講話が行われました。

日本製鉄株式会社、トヨタ車体株式会社、京セラ株式会社、田中貴金属、陸上自衛隊とそれぞれから現在の仕事や学校でやっておいて良かったこと、今の気持ちについてリアルな声を聞かせてくれました。質問にも一つ一つ丁寧に答えてくれました。様々な話がありましたが、「コミュニケーションをとること。中でも挨拶が基本だけど、感謝の言葉を伝えることが大切」「時間に遅れたり、サボったり学校では困るのは自分だけだけど、会社ではいろんな人に迷惑がかかるという自覚と責任を持たなければならない。」など熊工で教えられること、身につけておくべきことは全員共通するものがありました。

 

これから進路を決めていく在校生にとって貴重な時間となりました。

 

☆材料技術科☆『第14回九州地区高校生溶接技術競技会』結果

団体の部第3位入賞
個人の部第8位(優秀賞)
でした。
これまでの団体の部の最高成績は,平成25年度第6回鹿児島大会および平成26年度第7回沖縄大会での第3位ですので,8年ぶりの入賞となります。(団体の部第3位は熊本県の最高成績でもあります)
今回の反省を生かし,来年度こそは優勝できるように頑張ります!

☆材料技術科☆ 令和4年度第6回熊本県高校生溶接技術競技会表彰式

 9月10日土曜日,『令和4年度第6回熊本県高校生溶接技術競技会』表彰式が熊本県産業技術センターでありました。
 材料技術科は,この県大会で団体の部では優勝第3位個人の部では優勝のほか優秀賞優良賞を受賞,出場者全員が表彰式に出席しました。
 団体の部では二連覇,個人の部では五連覇しており,来年度以降もこの記録が伸ばせるように,溶接技術の向上を目指し,日々練習に励んでいます。

今大会の結果は

団体の部
【優 勝】
  熊本工業高校Aチーム
【第2位】
  八代工業高校Bチーム
【第3位】
  熊本工業高校Bチーム
個人の部
【優 勝】
  熊本工業高校,天草工業高校 同点優勝
【第3位】優秀賞
  熊本工業高校,八代工業高校 同点3位
【第5位】優秀賞
  熊本工業高校

 
表彰式の様子

大会会長挨拶
熊本県溶接協会副会長 土村 将範 様


来賓挨拶
熊本県工業高等学校会会長
熊本県立熊本工業高等学校長 柿下 耕一

団体の部表彰
優勝

団体の部表彰
優勝

団体の部表彰
第3位

個人の部表彰
優勝

個人の部表彰
入賞

審査講評
久留米工業高等専門学校 教授 森園 靖浩 様

受賞者代表挨拶
個人の部優勝者2名

記念撮影
全体集合写真

記念撮影
熊本工業高校材料技術科チーム

曲げ試験結果
個人の部優勝者2名
曲げ試験結果
個人の部優秀賞者3名

☆材料技術科☆ 第14回九州地区高校生溶接技術競技会

令和4年8月17日(水)熊本県産業技術センターで『第14回九州地区高校生溶接技術競技会』が開催され,県大会で優勝した材料技術科の3名が出場しました。
九州大会は大分県での開催ですが,コロナ禍の中,昨年度同様,各県での分散開催となりました。
結果は9月下旬に分かります。
※競技場内には,選手,審査委員,大会主催関係者しか入れませんので,競技中の写真は撮れませんでした。

【開会・競技の説明・注意】
 

【材料技術科の3人(競技前)】

【材料技術科の3人(競技後)】

 

溶接技術競技会2連覇!!【材料技術科】

 7月2日(土)に開催された『令和4年度第6回熊本県高校生溶接技術競技会』において,団体の部,個人の部ともに優勝しました。団体の部は昨年度に引き続き2連覇,個人の部はなんと5連覇です。
 結果の詳細は,
【団体の部】
  優勝熊工Aチーム(2連覇)第3位熊工Bチーム
【個人の部】
  優勝熊工(5連覇),第3位(優秀賞):熊工,第5位(優秀賞):熊工
  のほか,第6位(優良賞),第9位(優良賞) 上位10位内に5名が入賞しました。

 表彰式は,令和4年9月10日(土)に熊本県産業技術センターで行われます。
この優勝杯を持ち帰ることができました
 また,九州大会は,令和4年8月20日(土)大分県での開催ですが,コロナ禍の中,競技会は昨年度同様各県で開催されることになり,熊本県は,令和4年8月17日(水)です。
 これまでの熊本県勢の九州大会での最高成績は,団体の部では,本科の第6回鹿児島大会および第7回沖縄大会時の第3位です。今年こそはこれを上回る熊本県勢初優勝ができるように頑張ります!

機能性材料製造実習(サーミスタ作製)【工業技術基礎-材料技術科1年】

サーミスタ作製
 サーミスタ(Thermistor)とは,温度変化に対して電気抵抗の変化の大きいセラミックスの抵抗体(温度感知素子)のことです。この現象を利用し,温度を測定するセンサとして利用されています。
 材料技術科では,3種類の原料から機能性材料の1つである"サーミスタ"を作製する実習を行っています。サーミスタはセラミックスなので,作製するには精密な温度制御ができる高温電気炉が必要です。
 3年次には,自作サーミスタとマイコンボードARDUINOを使って『簡易電子体温計』をつくり,実際に温度を計り,どれくらいの誤差があるか調べます。
 材料技術科は,溶接や旋盤を使ったものづくりのほか,
・機能性材料をつくる
・人工ルビーをつくる
・バイオマス固体燃料をつくる
という材料技術科ならではのものづくりもできます。

【作製手順】

3種類の粉末を電子天秤で計り取ります

計り取った各粉末をよく混合します

混合粉末を磁製るつぼに入れ...

電気炉内にセットし... 

800℃で1時間仮焼します

 仮焼した粉末を乳鉢で粉砕・混合します

所定量を電子天秤で計り取り...

金型に充填し...

加圧機で加圧成形します

 荷重は1トンです

成形したペレットを再び電気炉にセット

1000℃で1時間焼結します

 焼結完了したサーミスタ素子
何の変哲もない黒いペレット

サーミスタ素子の両面に銀ペーストを塗布


ピンヘッダをはんだ付け

リード線を取り付けて完成!!

 サーミスタとして機能するか温度特性を測定

温度変化による抵抗値の変化を記録します

データをEXCELに入力し,グラフ化・解析


温度特性グラフ
各データは解析した曲線上に乗っています
成功です!!

令和4年度第6回熊本県高校生溶接技術競技会

 令和4年7月2日土曜日,熊本県産業技術センターで『令和4年度第6回熊本県高校生溶接技術競技会』が開催され,材料技術科から2チーム6名が出場しました。材料技術科昨年度優勝しており,本年度は2連覇を目指して練習してきました。
 出場校は本校の他,天草工業高校(2チーム6名),八代工業高校(2チーム6名),小川工業高校(1チーム3名と個人の部2名)でした。
 開会式,競技上の注意・説明の後,3班に分かれて競技が開始されました。材料技術科Aチームは第2班,材料技術科Bチームは第3班に出場。結果は今月末にわかります。

【開会式・競技上の注意・説明】
  

【競技前準備】
ゼッケンを受け取り,溶接棒,工具等揃っているか最終チェック
  

【審査委員による工具・溶接棒確認】
申請した溶接棒を使用しなければなりません。
 

【競技開始・開先加工】
溶接前の重要な鋼材の前処理です。念入りに行います。
 

【溶接】
競技場内には,選手,審査委員,溶接協会関係者しか入れません。
下の写真は,アーク溶接を行っている際のアークによる光の様子です。
 

【溶接終了・作品提出】
外観検査,表曲げ,裏曲げ等いくつかの項目ごとに採点されます。

【優勝杯】
下の写真は,本競技会の優勝杯です。結果は,今月下旬に出ます。優勝杯を手にするのはどこの学校でしょうか。


材料技術科課題研究

材料技術科 令和3年度課題研究作品

【石焼き芋機2号】
令和2年度に製作した石焼き芋機『くまモン号』(1号機)に引き続き,弟分の『ネコバス号』(2号機)が完成しました.兄に負けないおいしい焼き芋を焼きあげ
ます.


 

 

 

 

 

 

 

 

 

【安全靴用靴箱】
令和3年度入学生から,実習で使用する安全靴をグレードアップしました.それに伴い,専用靴箱が必要になったため,令和2年度から3年生の課題研究で靴箱を製作し始め,令和3年度も靴箱が完成しました.
令和4年度入学生への3年生からのプレゼントです.




 


【人工ルビー】
信州大学で開発された『酸化モリブデンフラックス蒸発法』でつくったルビーです.
令和2年度に合成したものが,今までで最も赤く美しいものができたので,本年度は更に美しく大きいルビーをつくることに挑戦しましたが,うまくいきませんでした.
写真左が本年度のルビーで,右が令和2年度(昨年度)のルビーです.最大のもので,0.5mm程度です.

R3年度のルビー R2年度のルビー

本年度のルビーは,赤色ではなく,濃い紫色,黒っぽくも見えます.クロムの量が多すぎたと思われます.
材料研究は難しい!

【バイオコークス(Biocoke,BIC)】
本年度は,材料技術科でつくった緑茶葉バイオコークスを近畿大学バイオコークス研究所に依頼し,燃焼試験と圧縮試験による評価をしていただきました.⇒ 詳細はこちらを御参照ください
また,緑茶葉バイオコークスの他,枯葉,おがくずからバイオコークスをつくってみました.

緑茶 枯葉 おがくず
いずれも直径40mmです.おがくずは本校建築科で廃棄されるものを使用しました.
枯葉BICは未評価のため何とも言えませんが,おがくずは,下4分の3がおがくずの状態のままであり,バイオコークス化していません.
これについて,バイオコークスの開発者である近大バイオコークス研究所所長の井田民男 教授に写真による評価をしていただいたところ,原料時の含水率不足とのことでした.

バイオコークス(材料技術科)

材料技術科では,お茶の葉からバイオ固形燃料の製造に成功しました.
これは,近畿大学で開発された『バイオコークス』といい,石炭の代替が可能で,再生可能・持続可能な純国産のエネルギーです.
材料技術科では,平成30年度から課題研究のテーマとして,バイオコークス(BIC)の研究を開始しました.開発者である,近畿大学教授 井田民男先生の研究室の装置を参考に,本科で現有の設備を利用し,本校金属会(OBの方)に支援していただきながら,研究を進めてきました.令和3年度(本年度)から,近畿大学バイオコークス研究所と協働の形を取らせていただいています.

本科で製造したBICを近畿大学バイオコークス研究所に依頼燃焼試験圧縮試験をしていただきました.
その結果は,我々の期待以上のものでした.

結果は→BICパンフレット

燃焼試験は,近大BIC研究所の専用の装置で実施していただきました.700℃の温度環境を保持でき,燃焼にともなう質量変化や燃焼の様子を記録できる装置です.
バイオコークス(BIC)は,約700℃の高温環境で自着火します.言い換えれば,温度が低いと,例えば400℃程度では着火しにくいという性質を持っています(ライターの火では燃えません).