徒然雑記帖

2017年7月の記事一覧

アクセス数689730 → 402人の皆さんにメッセージ

   酷暑の中に体験入学が行われました。熱中症の発生を心配し、各所に給水所を設けたこともあり、体調を崩す方が出ることもなく、お昼過ぎに無事に閉校式が行われました。


閉校式を見届け、校長室に戻りHPを開いたら、午後0時18分現在のアクセス件数は、689730

「これはすぐにできるじゃない!」と思いながら、いつものように、数字の並びをそのままにして、加減乗除等の記号を入れてみました。

689-730=402 

402とは、本日の体験入学に参加していただいた中学生の皆さんの人数です。暑い中に人吉・球磨だけではなく、遠方からもご参加いただきありがとうございました。

私たちは、「将来、橋を架ける仕事に携わりたいから、本校の建設工学科で学びたい」とか「発電所で電気を作って世の中に貢献したいから、電気科で学びたい」といった、目的意識を高く持った中学生の皆さんに一人でも多く入学してもらえればという願いを込めて、今日の体験入学を企画しました。

目的意識」、これは中学3年になって最もよく耳にする言葉になっているはずです。これから志望校や学科を決定していくと思いますが、今日見たり聞いたりしたことが参考になれば幸いです。

また、今日は、およそ200人の本校生が、説明や案内、給水等で参加してくれました。自分たちの後輩を迎える為とはいえ、貴重な夏休みの1日にボランティアとして参加して、中学生のお世話をしていただきましたことに感謝します。



中学生の皆さんも本校生もこれから夏休みが本格化し、
特にそれぞれ3年生にとっては、これからが正念場です。そんな皆さん方に俳句を一つ紹介します。

中学生の皆さんも本校生もこれから夏休みが本格化し、特にそれぞれ3年生にとっては、これからが正念場です。そんな皆さん方に俳句を一つ紹介します。

 今日も太陽がぎらぎらと照り付け、積乱雲(俗に入道雲)1がモクモクと立ち昇っています。夏本番です。皆さん方は、青空にくっきりと力強く湧き上がる入道雲を見てどのように感じますか。


夏雲の湧きてさだまる心あり

これは本県出身の俳人である中村汀女*2によるもので、83歳の時に母校の第一高校の創立80周年を記念して建立された句碑除幕式で披露された俳句です。母校においでの汀女先生が、次のように在校生に語りかけられたようです。


 【以下は、同校の80周年記念誌からの抜粋です】

「・・・白い湧きたつような夏の雲を見ながら(今は東京に住んでいますが)、私の心の一隅には熊本の夏雲があります。あ~もう夏になったなあ、といふ気持ちの中に、何か心に期するものがあるはずだ、思ひ立つことは実行することだ、そういふ気持ちが湧くといふ気持ちでしょうか・・・」

 確かに、モクモクと高く湧き上がり、迫力のある入道雲を見ていると、自分の心の中に何か確かな志、強い決心のようなものが湧き上がってくるのを感じますよね。この夏、将来の目標を胸に秘め、本校を目指して受験勉強に打ち込んでいる中学3年生、そして決意新たに部活動や進路実現に向け汗を流す本校生に贈りたい句であると思い、ここで取り上げました。

夏休み中に、空を見上げて入道雲が目に入ったら、この句のことを思い起こしていただけると嬉しいです。              

【校長】

*1積乱雲は、地上付近と上空の温度差がもたらす大気の不安定によって生じる雲で、その高さはゆうに10キロメートルを超え、成層圏まで達することもある。大雨や雷、竜巻など激しい気象の変化を伴うことが多く、俗に雷雲と呼ばれることもある。積乱雲は条件が整えば季節に関係なく発生する。一方、入道雲は夏に発生した積乱雲を指す場合が多い(入道雲は夏の季語)。なお、入道雲の「入道」とは仏道に入ることを意味し、入道雲のモクモクした部分の一つ一つが坊主頭のように見えるところから名付けられたといわれている。

*2中村汀女(なかむら ていじょ) 1900M33)年~1988S63)年、熊本県出身の昭和を代表する女流歌人、1980S54)年文化功労者、1984S59)年、日本芸術院賞受賞、名誉都民、熊本市名誉市民

 

アクセス数682962 → 鵯(ひよどり)越えの戦い

 

長い1学期が終わりました。明日から夏休みということで、生徒の皆さん方、心なしかウキウキしているようにも見えます。

そのような中、1学期最後の生徒会ボランティアとして、人吉駅と本校を繋ぐ「ひよどり越え」*1の清掃活動が行われました。この坂道は、右の写真のように約200人の列車通学生が通学路として使っています。

 

私も生徒たちと一緒に汗を流し、校長室に戻り、ホッとしながら何気にHPを見たら、午後2時3分現在のアクセス件数は、682962

 

この数字にとても閃(ひらめ)くところがあり、数字の並びをそのままにして、加減乗除の記号を入れてみたくなりました。

 

6!+8-96÷2=1184 (今回は偶然にいとも簡単にできました!)

 

【注】 中学生の皆さんへ

もう何度も書いていますが、式の中にある""は「階乗」または「ファクトリアル」と読み、詳しいことは高校の数学で学習します。ここに出てくる6!なら、6×5×4×3×2×1を計算します。このようにn!なら、n×(-1)×…×3×2×1の自然数の積を計算します。

 

「ひよどり越え」と1184の関係

ところで、生徒の皆さん、「ひよどり(鵯)2」は左の写真のような日本全国に生息する身近な野鳥ですが、見たことがありますか?

私、赴任直後からなぜこの坂を「ひよどり越え」というのか、ひよどりが坂の上空を飛んでいる様子を想像しながら疑問に思っていました。

というのも、これは平家物語の中に「鵯越えの戦い」という名で描かれた、今から835年前、即ち1184年3に実際に行われた源平合戦の一コマだからです。(以下、歴史に興味がない人も読んでもらえれば嬉しいです!)

 

鵯越えの戦いとは

寿永3年(1184年)2月7日、源平の戦いにおけるハイライトの一つ「一ノ谷の戦い」が始まりました。職員室にあった山川の日本史の教科書には「平氏追討軍の義経は、摂津の一ノ谷で大勝し、さらに平氏を西国に追い詰めていった」というようにさらっと書いてありましたが、私が高校のとき習った日本史の教科書には多分詳しく載っていたのでしょう。劣勢になった平氏が壇ノ浦の戦いで滅びる過程の戦(いくさ)の一つとして「一ノ谷の戦い」を詳しく教わった覚えがあります。「一ノ谷の戦い」は、源義経(みなもとのよしつね)が「鵯越の逆落とし」を行った戦いとして覚えています。

今回この記事を書くに当たり改めて調べてみると、一ノ谷は兵庫県神戸市須磨区に所在し、その古戦場跡は須磨浦(すまうら)公園として整備されていることが分かりました。また、鵯越町も隣の兵庫区内に実在し、鵯越小学校、神戸電鉄鵯越駅のようにその名が今も残っています。

 

それでは、どのような戦いだったかを、この地に例えて簡単に説明します。

本校や隣の人吉西小学校が所在する村山台地(高台)から人吉市街を見下ろし、「ひよどり越え」も写っている左の写真をご覧いただきながら、村山台地に源氏軍が陣取り、下手にあたる人吉駅当たりに平家軍が陣取ってにらみ合っている構図を想像してみてください。人吉駅の少し先には球磨川がありますが、そこは海(瀬戸内海)だと思わなければなりません。

 

台地から見下ろすと断崖は急坂で、馬に乗ったまま平家軍を攻めることは無理そうです。そこで源氏軍を率いる源義経は、どのような戦術をとったのか・・・。

義経は地元の猟師に「鹿が通れる道はありますが、馬はちょっと・・・(無理)」と聞き、「鹿が通れるなら馬が行けないわけがない!同じ四足(よつあし)ではないか。突撃!!」と号令をかけ、義経のあとには三千騎が続き、人馬もろとも怒濤(どとう)の勢いで急斜面を一気に駆け下がり、油断をしていた平家軍の背後をつき源氏軍を勝利に導いたのです。こんな会話が聞こえてきそうです。

 

「義経様!どうされますか?」

「この崖を・・・降りる」

「!!??」

「この崖を一気にかけおり、奇襲をもって平氏軍を打ち倒す!」

「義経様!そ…、それはあまりにも無謀では。この急斜面、馬で降りれるものでしょうか!?」

「無謀ではないぞよ。鹿がこの崖を降りていると聞いた。鹿が降りれるのに馬が降りれぬわけはない。ゆくぞ!」

「よ…、よしつねさ・・・」

「いざ!皆の者!ゆけ~い!!」

「うおおおおおお!!! バカッバカッ バカッ バカッ !!!!」

 

これは、私が高校の時の日本史の先生の口調を思い出しながらテープ起こしをしたものです。登場人物の声色を使い分け、身振り手振り交えて面白おかしく漫才のように演じてくれる先生でした。最後に口癖のように「きっとそんな会話があったのかもしれません・・・」とおっしゃり、現実に引き戻されていました。

そんな授業を受けると嫌が上でも記憶に残るもので、事実40年経っても覚えています。この流れからして、最後は次のように締めくくられたはずです。

 

平家の慌てぶりは尋常ではなく、弓や矢を取ることもなく、他人の馬に乗ったり、つながっている馬に乗ったりして、とても武士とは思えない体たらくで、散り散りになって海に向かって逃げて行ったのでした。

我先に船に乗り込んだことから、定員超過で沈没する船が続出、先に乗り込んだ者があとから乗ろうとする者を切りつけるなどしたため、海岸は赤く血に染まったことは言うまでもありません。これが前代未聞の奇襲「鵯越の逆落とし」であります。チャンチャン。

 

皆さんもそんな卓越した話術を持った先生に習うときっと歴史の授業が好きになると思いませんか?

 

話を戻します。こうして大打撃を受けた平家は瀬戸内海に追い込まれ、さらに西へ逃げ、勢いに乗る源氏はそれを追い、次のハイライトである屋島(現在の高松市のあたり)で再び戦い、そしてついに、1185年に壇ノ浦(本州と九州の間、関門海峡のあたり)で滅びるのです。

そういうことで、本校関係者は普通に「ひよどり越え」と呼んでいますが、そのような歴史4を踏まえておくと、坂の名前一つでも味わい深いものがあるのではないかと思います。ただ、いつごろ誰があの坂を「ひよどり越え」と名付けたのか、人吉市史や本校の30周年記念誌などで調べましたが結局分かりませんでした。それどころか大変意外な事実を知りました。そのことについては、またいつかの機会に紹介します。

【校長】

 

 「ひよどり越え」を、測量サークルの生徒の皆さん5人に7月15日(土)に測量してもらっていました。それによると、一番下から一番上の段までの標高差は約40.136mで、全長153.41mでした。全部で365段の階段がありますから、1段当たり約11cmという計算になります。

一気に2~3段ずつ登れるところも多いので、高校生の足の実測値では登りに4分、下りで3分15秒といったところです。ただ、雨の日は滑りやすいので、安全のため1段1段踏みしめながら歩くのがいいのかもしれません。

 

 

2 ひよどり(鵯)は、何で「卑」しい「鳥」なんていう字を書くのでしょう?ヒヨドリの生態が、字の成り立ちと関係があるのでしょうか?鳥の本で調べたところ、次のようにありました。

「鵯」の左の「卑」という字は、正確には「卑」の旧字体であり、古典語義で「低い」という意味を持ちます。「卑しい」の意味は「低い」から派生したもので、「背の低い鳥」という意味で「鵯」と書くのだそうです。

ひよどりは日本人には古くからの馴染みで、人に慣れるのも早く、平安時代の貴族たちが好んでペットにしていたとありました。ちなみに、英語ではbulbulと綴り「ブルブル」と可愛らしく発音する単語になります。

 

 

3  「ひよどり越え」の清掃活動のまさにその最中、偶然にも下の駐車場に1184のナンバーをつけた車が止まっていました。そのこともこの記事を書こうというモチベーションをぐっと引き上げました。

 

 

4 「鵯越えの戦い」の話は、困難に出会っても柔軟な発想で解決できるという教訓的な話でもあると思います。しかし、ある動物学の専門家が次のように語っています。「鹿と馬を同一と見るのは明らかな間違い。鹿は急斜面に対応できる身体をしているが馬はそんなことはない。そもそも蹄(ひづめ)の形が違う。重さも違う。まったく無理な話。鹿が通れるなら馬も通れるなどという話を信じたら大怪我をする。実際は鹿などが通る「ケモノ道」を見つけて、それを利用したに違いない・・・」と、にべもありません!「馬鹿」はこんなところに語源があるのかもしれないとか思ったところです。

等加速度直線運動の公式の憂うつ

先週の研究授業週間中、2年生の物理基礎では、実験をとおして等加速度直線運動を学習していました。

レールとビースビ(ラップタイムを計測する機器)2個を配置した木材を実験台の上に斜めに置き、小球を転がし、ストップウォッチで時間を計測して加速度を計算で求めるというものです。班ごとに協力しながら、実に楽しそうに実験をしていたのが印象的でした。

「自分が高校の時もこんな実験をしたのかな?」と、記憶の糸を手繰(たぐ)りましたが、結局思い出せませんでした。それどころか、これから導き出される様々な運動(自由落下、鉛直投げ上げ、鉛直投げ下ろし、水平投射、斜方投射)の数々の公式に苦しめられた辛い思い出だけが甦ってきました。

 板書もしてあった次の3つの公式が基本になることは確かなのかもしれません。

① v=v0+at    ② x=v0t+1/2at2   ③ v2-v02=2ax
 
 
 

ちなみに、②は、速度の式 v = v0 + atv-tグラフに描き、グラフで囲まれた面積からも公式を導くことができますし、また、将来3年生になって微分積分を習うと、①と②の関係には、味わい深い関係があることが分かったのですが、当時はこの3つの公式すら、いい語呂あわせ、もしくは覚え方はないのかと恨めしく思っていました。しかも・・・

③は①と②からtを消去した式で、①からt = (v- v0)/a、これを②に代入して(数学が苦手な人にとっては少々面倒と感じるかもしれない)ちょっとした計算の末に得られます。手元の参考書には、「この③が最も覚える値打ちのある式である。時間を含まないで各量の間に成立する関係式を表しているので利用価値も高い。この式を覚えてないと、いちいち時間tを求めなくてはならなくなる・・・」とかあります。しかし、速度の2乗と初速度の2乗の差が、変位(移動距離)に加速度を掛けたものの2倍になるというが、(直感的に)どういうことを意味するのか今でもよく分かりません。

2年生はついこの前終わった期末考査の数学で、三角関数の加法定理など沢山の公式に苦しんだはずです。そういうことで、「杞憂であればいいけど、物理嫌いが出てこないといいけどな・・・」とか思いながら、参観した次第でした。

【校長】

 


 

アクセス数666666 → 今日はオイルの日

 いつも本校のホームページにお越しいただき
りがとうございます。

666666とは、本日7月10日(月)15時57分現在の本校のHPのアクセス件数です。こういう綺麗な数字を見ると、数字の並びをそのままにして、加減乗除等の記号を入れてみたくなります。

朝のテレビで今日は「納豆の日」と報じていました。“ナナ”と“トオ”で納豆、なるほど笑わせます。でも、工業高校で学ぶ皆さんとしては、日本石油工業共同組合が定めた「オイルの日」(OILを半回転させるとそう見える)にも着目してほしい*1という願いを込めて、今日の日付の710を作ってみることにします。

 

666+6×6+6=708 (惜しい、2不足)

6!-6-6+6(6-6)=709 (あと一歩)

6!-{(6+6+6)÷6+6}=711 (あれ~今度は1オーバー)

(6+6)÷6+6!(6+6)=710 (苦戦の末に完成)

 

ということで、今回は30分ほど考え込んでしまいましたが、やっと完成しました。できればスッキリです。必ずできるはずとの信念のもと、諦めずに挑戦する姿勢が大事ということかもしれません。

 

【注】 中学生の皆さんへ

(もう何度も説明しているところですが)2~4番目の式に出てくる""は「階乗」または「ファクトリアル」と読み、詳しいことは高校の数学で学習します。ここに出てくる6!なら、6×5×4×3×2×1を計算します。このようにn!なら、n×(-1)×…×3×2×1の自然数の積を計算します。

ちなみに、2番目の式の中にある 6(6-6)は、6ですから1になります。どんな数も0乗すると1になります。高校の数学で詳しいことを学習しますが、今は約束みたいまのものと覚えておいてください。

 

ところで、666666を素因数分解すると、2×32×7×11×13×37ですから、約数は、1, 2, 3, 6, 7, 9, 11, 13, 14, 18, 21, 22, 26, 33, 37, 39, 42, 63,66,74, 77,78, 91, 99, 111, 117, 126, 143, 154, 182, 198, 222, 231, 234, 259, 273, 286,333, 407, 429, 462, 481, 518, 546, 666, 693, 777, 814, 819,・・・(途中略)・・・,15873, 17094, 18018, 20202, 25641, 30303, 31746, 37037, 47619, 51282, 60606,74074, 95238, 111111, 222222, 333333, 666666の96個です。

 

6のぞろ目の6桁の整数ですから、66や666で割り切れることは一目瞭然ですが、77や777で割り切れることは素因数分解するまで見破れず、意外な感じがしたところでした。

 

では、生徒の皆さん方に、今申し上げたことに関連した問題を出題します。

次の計算をしたら、答えはどうなると思いますか?直感(山勘)で次の三択の中から選んでください。

 

666666×666666)÷(12345654321)-

777777×777777) ÷(1234567654321)=

 ①5555555  ②0  ③1234321

(答えはここには書きません。興味がある方は電卓をたたいてみてください!)

 

話は大きく変わりますが、皆さんは666666という数字を見て、どのようなイメージを持ちますか。

テレビのCMでよく聞く日本直販テレビショッピングの通販フリーダイヤル:0120-666666)を思い出した人もいるかもしれませんし、真ん中で切って、「666が2回連続している・・・」というのは、ごく普通の反応かもしれません。

では、その666だったらどうでしょう。何をイメージしますか。私なら・・・

 

   現在日本で流通しているコインの額面の和

500円硬貨+100円硬貨+50円硬貨+10円硬貨+5円硬貨+1円硬貨=666

   最初の7つの素数の平方和(意外に有名です!)

666 22+32+52+72+112+132+172

○ 0から666まですべてを加算した総和は2221110から666までのうち偶数だけを加算した和は111222(これも数学の雑学の本にはよく紹介されています)

 

などは明るく楽しい話題としてすぐ思いつきます。

しかし、666という数字は、実はキリスト教の新約聖書のヨハネ黙示録の中で、「獣の数字」として記されているらしく、悪魔や悪魔主義的なものを指す数字とされ、キリスト教徒にとっては13と並び大変忌み嫌われているようです。だからでしょうか、悪魔崇拝の組織は、この数字を使って様々な陰謀を企てているとか、とても恐ろしい裏の世界があるようです。ここで紹介するのはとても憚(はばか)られます。どうしても興味がある人は「666」で検索してみてください。数字の神秘に驚愕するはずです。

 

デジタル時計で111(1時11分)と目にしても、ぞろ目に特に関心がなければ何とも思わないかもしれません。222、333、444、555でもそうでしょう。でも666だったらどうでしょう。偶然にでも見てしまったら、多分背筋が凍り付くはずです。555の次のぞろ目は1111(11時11分)、2222(22時22分)しかあり得ないわけですから。

【校長】

 

 

*1 昔、機械科教師として教壇に立っていた頃、機械における潤滑油の働きを懸命に指導していました。現在のクルマのエンジンは、10万キロや20万キロ位はほとんどトラブルなく走れるほど優秀です。でもそれは、定期的なオイル交換を怠っていなければ・・・という条件のもとですから。 

 一般的に、機械の動きを良くするためには、物と物との摩擦を減らす必要があります。その役割として使う油(潤滑油:lubricant [ルーブリカント])は、機械をスムーズに動かすために欠かせない存在です。潤滑油には、機械の摩擦や摩耗を防止するだけでなく、機械のさびを防いだり、稼働する機械を冷やしたりする効果もあります。さらに、接触し回転する機械同士の隙間を埋める密封作用と呼ばれる効果もあります。