徒然雑記帖

体験入学と夏越しの祓

 

 いつも本校のHPにお越しいただきありがとうございます。

全国的に危険な暑さ!と盛んにテレビが報じていますが、いかがお過ごしですか。

 

 そんな暑いさ中、今日、学校では体験入学をメインに、ものづくり体験教室や寮見学会が開催されました。生徒・保護者、引率の先生も含めて400人近くの参加があり、中には遠路、関東方面からお越しいただいている生徒さんもおられました。ありがとうございました。熱中症の発生も懸念されたところですが、皆さんそれを跳ね返す位の熱意を持って参加していたように思います。

 いかがだったでしょう、楽しんでいただけましたか。来年、ものづくりを学ぶ本校に入学したらどのような学校生活を送ることになるか、少しはイメージが湧いたでしょうか?中学生の皆さんたちの進路決定の参考になったら嬉しいです。

 

 説明などのお世話をしていただいた3年生の皆さん方もお疲れ様でした。育友会から、お昼の弁当を支給していただきました。ボランティアのお礼ということでしょうか?

 写真は、開会式と建築科での鉋がけ体験の様子です。

 

 ところで、早いもので7月も今日で終わりになります。今日、学校のすぐ下にある青井阿蘇神社(国宝)で「夏越しの祓(なごしのはらえ)」が開催されると聞いていたので、放課後、ちょっと様子を見に行ってきました。神事は夕方5時半からということで、残念ながら参加することはできませんでしたが、写真のとおり、茅(ち)の輪の組立も終わり準備万端といった様子でした。

 

 7月1日の記事にも書いていたように、夏越しの祓は、正月から半年間に知らず知らずにたまったけがれや罪を落とし、その後の半年間を健やかに過ごせるように願って、浅茅(あさじ)で作った大きな茅の輪をくぐる神事のことです。

 青井阿蘇神社の場合、HPによると、鎌倉時代の至徳3年(1386年)相良7代藩主前頼(さきより)の時代に始まり、一時中断しましたが、室町時代の天文2年(1533年)16代藩主義滋(よししげ)により再興され、現在まで600年以上連綿と続く伝統的神事とありました。

 

 最後に、いつものように「小町算ごとき」に挑戦してみます。

 今朝、学校に着いて最初にHPを開けた時(午前7時26分現在)の総アクセス数は1471663でした。この 1471663 という数字の並びをそのままにして、加減乗除等の記号を入れて、今日の日にち7月31日の数字をそのまま並べた731を作ってみます。

 

 71663=731 → 7月31日

 

 あまりにも簡単にできたので拍子抜けです。ということで、もう一つ。

 

 |147×()|-!!!!÷=731 → 7月31日

 

 夏休みも既に4分の1が終わりました。明日から8月。皆さん、いい夏をお過ごしください。

【校長】

 

 【注】 中学生の皆さんへ

 2つ目式の中にある"||"の記号は「絶対値」です。中学1年の数学で正の数、負の数を学習したとき、この言葉は見受けたことがあるはずです。数直線上の(原点との)距離(の差)を表し、|-4|=4とか学習しましたよね!

 絶対値の問題では、絶対値の記号"||"をはずして計算をすることが多くあります。そのはずし方、3通りあります。

 ①絶対値の中が0より大きい場合は、|3|=3のように絶対値の記号をはずすだけ。②絶対値の中が0の場合は、|0|=0のように0になります。③絶対値の中が0より小さい場合は、|-4|=|(-1)×(-4)|=4のように、中の数字に-1をかけてから絶対値の記号をはずします。-をとるのではなくて、-1をかけるというのが"みそ"です。

 いつだったか、1年生のある教室で、|√2―2|の絶対値をはずす数学の授業を廊下越しに見ました。√2はおよそ1.414です。それから2を引きますので絶対値の中は0より小さくなります。従って|√2―2|=|(-1)×(√2―2)|=-√2+2(=2-√2)となります。中学生の皆さんにはちょっと難しいかもしれませんが、大丈夫ですよね!