徒然雑記帖

東大入試をリードする就職試験

 

 学校は6日・7日の高校入試に引き続き8日はその採点日、9日・10日の土日と続きますから、生徒の皆さんにとっては5日連続の休みになっています。充実した家庭学習ができていますか?

 今朝、ある生徒が登校してきていました。勿論、制服姿です。校内に人っ子一人いないことに気付いたのか、怪訝そうな表情を浮かべているのに偶然出くわしました。「今日は家庭学習だけど・・・」と声をかけたところ、「マジッすか?!」と言ってばつが悪そうに、でもどことなく嬉しそうに帰って行きました。ちょっとだけ可笑しかったです。

 

 話を大きく変えます。以下は昨年12月19日にアップした「平成30年度の就職試験を振り返る」という記事の冒頭です。


 就職試験問題を分析した結果、発想力や説得力を問う面白い問題を出題する企業が増えているな・・・という思いで綴っていました。

 そしたら、何と2月26日に実施された東京大学の入試(英語)でまさに次のような問題が出題されていました。

 
  本校生が受けた就職試験のほうが、大学入試より先を行っていて驚きです。でも実に楽しい問題と思いませんか?全世界でもいいとか、夢があり過ぎです。

 

 某予備校が作成した模範解答に添えてあったポイントには次のようにありました。

 

 その祝日の意義は何か。また、なぜそのような祝日が望ましいと考えるのか。存在意義、存在理由を論理的に述べて「ああ、そんな祝日ならいいね!」と採点者を説得することが必要。ただし、自分が知っている表現で題意を満たせる祝日を発想できるかが焦点となり、語数が60~80語とやや長めなこともあり、かなりの難問。

 

 確かに英語では難しいかもしれませんが、「日本語」でならどんどん浮かんできそうです。生徒の皆さんも早めの就職試験対策として、まずは日本語で考えをまとめてみませんか?

【校長】