熊本北高校のSSH研究開発の概要
北高はなぜSSHを取得したか

1 「自分で考える」ことを大学・社会は求めている
 多くの高校生は自分で課題を見つけ、その解決方法を考え、解決にあたる、という課題解決の手法が身に付いていません。本校の生徒諸君も例外ではありません。つまり、アクティブ(積極的に知を求める)であるとは言い難いところがあります。
 ところが、国際社会も含めて、大学や社会では、この課題解決の手法を身につけることが必要なことは言うまでもありません。本校のSSHはサイエンスを通じて、その手法を学ぼうというものです。
2 「もっと知りたい」生徒の育成
 例えば、生徒諸君は、身近な存在でありながら、熊本が持つ豊富な学術資源についてもあまり知らない実態があります。このことは、逆に言えば、豊富な学術資源に触れることで興味を喚起することができるということでもあります。そこで、熊本の様々な優れた学術資源を見せて、興味の対象を見いだすお膳立てをし、それを探究する手法と方向性をアドバイスすることで、「もっと知りたい」という段階まで支援することとしました。
3 目のキラキラ輝く生徒の育成
 それが、本校のSSHの基本です。私は「SSHを通じて、本校生を目のキラキラ輝く生徒、もっと知りたいという意欲に満ちた生徒に育てたい」と思います。これは、理数科にとどまらず、普通科・英語科にもSSHから得た情報を提供することで、学校全体をアクティブにしたいと思っています。
4 熊本の豊富で優れた知的資源を活かす
 幸い、熊本の大学や研究施設等には多くの優れた学術資源があります。こうしたものに触れさせ、感じさせ、考えさせることにより、生徒諸君は必ず「自分でもっと知りたい」と思うようになるに違いありません。
5 本校の知的財産を共有する
 さらに、本校の財産として優れた実績を持つ県内唯一の「英語科」の存在があります。そこで、英語科のノウハウを理数科、普通科に移植し、語学堪能な「理数大好き生徒」を育成し、逆に理数科等のノウハウを英語科・普通科に移植することで、学校全体をアクティブにしたいと思っています。
6 進学面にも大きな効果
 上記1で述べましたとおり、このSSHが目指すものは、大学・社会が求めるものと軌を一にしています。つまり、SSHに取り組むことで医学部や難関国公立大学等への進学面にも大きな成果が得られることは間違いのないことです。
 このSSHは本校がさらに発展する起爆剤になり得ます。保護者の皆様には、ご理解とご支援をお願いいたします。