2017年8月の記事一覧

外部講師講演会

 夏休み後半、美術科では毎年講師をお呼びして講演会を行います。今年度は8月24日女子美術大学から能見英子先生「CMプランナーの現場について」、宝塚大学から井上幸喜先生「ゲームクリエーターの仕事とゲームデザインの仕組みを用いた問題解決」についてお話していただきました。
 能見先生からは実際にTVで放映されたCMの制作にまつわるお話をしていただきました。クリエーターを目指す生徒たちにとって実際にその道の方のお話を聞く機会は本当に貴重なものです。

 井上先生は本校美術科卒業であり、本校SSH(スーパーサイエンスハイスクール)運営指導委員もお引き受けいただきました。科学系人材の養成を目指すSSH事業ですが、第4期は、「美術を科学的視点から探究する」ことも研究対象となっています。特に「情報と芸術の融合」、熊本地震以後急務となっている文化財保護に必要な「科学的探究能力の育成」に力を入れています。
 井上先生の講義では「素敵な誘導」という言葉で、ゲームやデザインを制作するプロセスにある「予測すること(テーマ研究でいう「仮説設定能力」)」の重要性と言語や非言語のコミュニケーションを活用し「人の行動を誘導する」方法についてレクチャーされました。美術科の生徒たちが日々励むデッサンも外国語の習得に匹敵する「コミュニケーション能力」の一つです。


 お二人の先生のお話を聞いて、将来のイメージがクリアになったという声をたくさん聞きました。先生方、貴重なお話ありがとうございます。

熊本県立美術館「子ども美術館」

 5年ほど前から第二高校美術科は熊本県立美術館で行われている「子ども美術館」にワークショップやギャラリートークの補助をするボランティアを継続して行っています。と申しましても、県立美術館には伝統ある美術館ボランティアの方々がいらっしゃいまして、生徒達はボランティアの姿勢を学ばせていただいているといったほうがいいのかもしれません。美術館ボランティアさんの真摯な姿勢にいつも頭が下がります。
 学芸員さんのレクチャーも間近に見ることができ、学芸員や教師を目指す生徒たちにとってはまたとない勉強の機会です。
 今年度は6月11日、7月30日、8月20日に参加しました。8月は「ターナーからモネへー英国の至宝」の展覧会にちなんだワークショップで、2・3年生14人が参加しました。水溶性の色鉛筆を使い、ターナーや印象派の色使いやタッチを自分なりに追いかけていきます。高校生も子どもたちと一緒に制作しました。
 子どもたちの中には小さなころから毎回参加するお子さんもいて、高校生より美術に関心が高いのでは?と思わせる場面もしばしばあります。

 印象派が目指した、刻々と変化する光や色彩の一瞬のきらめきを表現します。

 小さな手と大きな手がほほえましいですね。

 今年度最後の「子ども美術館」は10月29日、伊藤若冲の展覧会にちなんだワークショップを行うそうです。

二高ゼミ終了 先輩方ありがとうございます

8月10日、美術科二高ゼミ終了しました。
今日は3学年合同コンクールとその講評会、表彰式、閉会式がありました。
美術科は短い夏休みとなりますが、その分誰よりも密度の濃い夏になったと思います。
後輩たちの為に帰ってくれて先輩方、ありがとうございます。
□上位の作品


□上位者の表彰

みんな、よくがんばりました。一人一人の成長があったゼミでした。残りも楽しく実りの多い夏休みを。

益城病院展「季節のかたち」8/1〜27

 毎年恒例となりました益城病院展、今年度も美術科2年生のみずみずしい日本画とタイトル代わりの俳句が展示されました。ぜひご覧ください。








二高ゼミ始まりました

 7月31日から8月10日まで、第二高校美術科卒業生が実技講習に帰ってきてくれます。1年生は基礎科、2年生以上は油彩画科、日本画科、デザイン科、彫刻科に分かれて指導を受けます。このゼミで生徒たちは大きく力をつけます。
 保護者の皆様ぜひ参観にいらしてくださいね。