一高の四季

2012年6月の記事一覧

クチナシ

八重咲きのクチナシが安永蕗子先生の歌碑のそばでひっそりと咲いています。左の写真は咲き始めです。

ツユクサ

生物準備室前ではツユクサが涼しげに咲いています。花弁は2枚のように見えますが、下に半透明の花びらが1枚あり、全部で3枚です。雄しべは6本ありますが、上段の3本はπ型、中段の1本はT型で受粉には関係していません。下段の2本が通常の雄しべで花粉が形成されます。

紫陽花七変化

セイヨウアジサイは日本原産のガクアジサイが改良されたものです。ガクアジサイでは中心部に両性花(写真上段右)と周辺に装飾花があります。装飾花はおしべとめしべが退化しており、花弁のように見えるのはがくです。セイヨウアジサイはほとんどが装飾花です。

ネジバナ

芝生等の背丈の低い草地に生育する小型のラン科の多年草。花が花茎のまわりにらせん状に巻いているのでこの名がついています。昨年より10日以上早く開花し、花期はほぼ終わりに近づいています。生物準備室前で。

ネムノキ

梅雨時に咲くネムノキは色鮮やかな紅白の雄しべが特徴的です。武道場南側という離れた場所にあり、高さ8~10mほどの高さに咲いているので、この花の存在に気づく生徒はほとんどいないと思われます。