地協とは

地協とは・・・

 

1 研究開発名

「産業イノベーション人財の育成」~天草の魅力ある農業で持続可能な未来を拓くリーダーを育成する~

 

2 概要

 地域が直面する社会問題に対し、解決策を提案し、実行できる産業イノベーション人財の育成を目指し、「天拓プロジェクト」、「職業観の育成」、「天草拓心版オーダーメイド学習評価方法(AOLA)の構築」の取組を行う。

 

(1)「天拓プロジェクト」

 天拓プロジェクトとは、天草の地域課題を題材にした課題研究型学習である。1年次には科目「農業と環境」及び「総合実習」などの授業や長期休業期間、週末を利用して、PDCAサイクルに準じたプロジェクト学習の手法について学習する。2年次にはテーマに沿った研究活動を深化・進展させ、コンソーシアム委員及び地域人材と連携し、地域資源を活用した課題研究型学習を進める。3年次にはテーマに沿って、科目「課題研究」での研究活動を継続する。

 

(2)「職業観の育成」

 職業観の育成とは、天草をささえる人材を育てるための職業観育成プログラムである。1年次には農業の現状や地域課題、先端技術などの情報収集を実践し、日々の学習や地域との協働学習で活用する術を身に付ける。また、コンソーシアム委員との連携により、地域社会の抱える課題やその背景について学習し、職業観の醸成に繋げる。2年次には1年次の学習を基にしたフィールドワークを実践し、学びを現場で生かすための学習を実践する。フィールドワークによる専門的・先進的な知識・技術の習得については、日々の学習へフィードバックし授業や面談を通して振り返りを実践する。3年次には地域課題とグローバルな課題を比較検証しながら、Society5.0時代の地域課題を地域人材と連携しながら検証していく。さらに、天拓プロジェクトと関連付けてビジネスプランを作成し、経営感覚の醸成を図る。

 

(3)天草拓心版オーダーメイド学習評価法(AOLA)の構築

 1年次にはアンケートによる意識調査を観点別に実施し、ポートフォリオによる学びの振返りから生徒の自己啓発に関わる変容を調査する、2年次にはルーブリックによる目標に準じた評価基準を設定し、日々の学習による生徒の変容についてポートフォリオとアンケートを交えた学習評価方法の検証を実施する。3年次にはルーブリックを基に各教科における観点別評価を実践する。

〇授業改革推進:教職員による「授業デザイン会」及び「授業振り返り会」を実践し、主体的・対話的で深い学びによる授業を推進する。

〇カリキュラム開発:カリキュラム開発専門家との目標共有及び横断的な学習計画の開発を実践する。

〇評価システムの構築:AOLAによる生徒の課題に対する主体的取組と学習成果の評価を行い、生徒一人一人の変容を捉えていく。