ご挨拶

 

校長 平田 浩一

 本日は、本校ホームページをご覧いただきありがとうございます。本校は、明治29年に創設され、今年で124年を迎える歴史と伝統を有する学校です。卒業生は3万2千人を超え、これまでに政界、経済界、教育界をはじめとする各界に多くの人材を輩出しています。また、文武両道の学校として、進路指導や部活動においても優れた実績を残しています。

 さらに、一昨年度から文部科学省スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定され、「サイエンスの宝島『天草』から世界へ」を合い言葉に、世界に飛躍する科学技術人材の育成に取り組んでいます。研究テーマは天草にこだわりながらも、活動フィールドは国内外の大学・企業と連携しており、学校全体として探究活動が充実し研究に広がりと深まりが出てきました。昨年度からは新たに海外研修の実施など、グローバル社会で活躍する人材の育成にも取り組んでいます。生徒たちは、研究発表会にも意欲的に参加し、プレゼンテーション能力が向上するなど、SSHは本校の新たな魅力となっています。

 また、定時制においても、大学進学や定通大会等において顕著な実績を残しており、天草地域における学びと成長の場として躍進しているところです。

 令和の新しい時代を担う雛鵬が、この天草高校で翼を鍛え、日々成長できるよう取り組んでまいりますので、今後ともご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。

校長室より

校長室よりブログ

文化祭を終えて【校長ブログ】

万葉集最後の歌から引用したテーマ「春栄~いや重け吉事~」のもと、全日制・定時制力を合わせ、感性あふれる盛り上がった文化祭ができたように思います。また、文化祭には、夜空に浮かぶ中秋の名月のように、個性が際だち、若者の輝きを放ち、皆を温かくするパワーがありました。「楽しむときはとことん楽しむ」天高の伝統の中で、主体性が育っているのを感じました。

お昼には、育友会・同窓会の協力を得て3年生合格祈願餅つきを行っていただきました。さらに、文化祭の中では「夢の途中」「エール」「栄光の架け橋」「ともに」など、3年生の進路実現を応援するメッセージがあふれていました。受験シーズン本番を迎える3年生にとっては、力強い追い風を感じたことでしょう。

最後に皆で校歌を歌いましたが、校歌にあるように1・2年生は命の潮の高鳴りを感じ、3年生は希望に燃えた文化祭であったように思います。

これからも雛鵬が力強く飛翔するよう、チーム天高で応援していきたいものです。

 

3K・人生を動かす歯車【校長ブログ】

これは、ある研修会でうかがった言葉です。講師によると『 “3K”は、「きつい、きたない、きけん」ではなく、「心、言葉、行動」の3Kである。そしてこの3Kは一体で、どの歯車から回しても3つの歯車はまわり、人生を動かす。また、使わないと錆びる。潤滑油は人や集団と関わることである。』ということでした。

さて、本日、茶道部の練習におじゃましました。文化祭に向けて真剣に練習している中で、美味しいお菓子を頂戴し、お手前をいただきました。短い時間ではありましたが、お茶を点ててくれた生徒のあいさつや作法、立ち振る舞いに、凝縮された心と言葉と行動を感じました。美味しいお茶と同じように清々しい気持ちになりました。この心のこもったおもてなしやコミュニケーション力が、きっと自分や周りの人の人生を動かす歯車になるのでしょう。

 

進路検討会【校長ブログ】

8月下旬、一人一人の生徒の進路目標を把握し、各担任、教科担当者が2学期以降の学力向上、進路指導につなげることを目標に、2・3年生の進路検討会を開催しました。

2年生については、2学期から本格化する就職・進学に向けての学習のスタートに当たり、生徒たちの意識付けと教員としての情報共有に取り組みました。一人一人の生徒の良いところを伸ばし、弱点の補強など具体的なアドバイスについて確認を行ったところです。

3年生については、今年度3回目の進路検討会でした。三者面談を終え、勝負の夏を乗り越え、2学期の進路指導に反映することを目的に開催しました。

今後、受験に向けた出願書類等の作成、面接の練習、試験など受験シーズンを迎えます。この検討会をもとに一人一人の進路プランを作成し、進路実現に向けて支援していきたいと思います。

検討会に向け、3年部・進路指導部を中心に時間をかけて資料を作成していただきました。熱心に検討いただいた先生方に感謝します。

 

地域貢献3【校長ブログ】

先日開催された天草宝島起業塾において、本校は最優秀賞と優秀賞を受賞しました。

最優秀賞は「Sea Jewelry (あおさ石鹸)」です。天草の特産品である「あおさ」の効用に着目した商品開発です。しかも、これまで捨てられていた商品にならないあおさを活用しようというもので、経済的な効果も期待できます。優秀賞を受賞したのは「自然の対決でみんなを笑顔に!」です。これは、熊本から天草への移動時間が長いのを長所として捉え「クイズで対決しながら楽しむツアーの開発です。どちらも、天草の課題を解決しようという思いが込められています。また、どちらも2年生文系の生徒の取組です。1年生時に学んだASⅠの授業の「天草学連続講義」がこの研究につながっています。このように、学校全体で柔軟な視点、挑戦するスピリッツ、プレゼンテーション力がついてきているのを嬉しく思います。

 

地域貢献2【校長ブログ】

先日、「社会を明るくする運動天草市推進委員会」委員長 中村五木 様からお礼状をいただきました。本校が同運動に全校をあげて取り組んだことからです。また、同運動標語コンテストの最優秀賞として本校2年生の生徒の作品が選ばれました。

「差しのべた その手が繋ぐ 笑顔の輪(ループ)」

感性の豊かさを感じる素晴らしい作品です。

また、同大会においては、本校生徒が天草に関わる研究発表も行いました。天草についての熱い思いを伝えることができたと思います。これからも、少しでも地域貢献ができるよう取り組んでいきたいと思います。

 

地域貢献【校長ブログ】

天草の地にある天高として、天草にこだわり、天草の地域活性化に少しでも貢献できればと常に考えています。生徒達もその気持ちは同じで、地域の行事やボランティア等には積極的に参加しているところです。

先日、この地域貢献の一つとして、サイエンスアカデミーを開催しました。本校生が地域の小中学生に科学の面白さを伝えるものです。本校SSHの一環として取り組んでいます。

「せっけんづくり」、「割れないシャボン玉」、「ダイラタンシー」、2020年から小学校にも取り入れられる「プログラミング」の4講座を開講し、約120人に参加いただきました。

実験を中心に科学の面白さだけではなく、理論についても学べるよう生徒達が工夫してくれました。

この事業は募集をかけるとすぐ定員が埋まってしまう程好評で、参加者は「おもしろかった」「楽しかった」「また参加したい」とみな笑顔でした。今後も工夫を重ね、小中学生の好奇心や関心・意欲を高めることができればと考えています。

 

響きあう心【校長ブログ】

先日、金賞受賞記念合同演奏会及び天草吹奏楽祭が開催され、本校吹奏楽部も参加させていただきました。天草は吹奏楽が大変盛んで、毎年、優秀な成績を収める小学校・中学校との合同演奏会が開催されています。本校吹奏楽部もこのような基盤のもと熱心に活動を行っており、本年度も九州大会出場はならなかったものの9年連続金賞受賞、九州大会代表選考会出場と頑張っているところです。

今回は、3年生は課題曲最後の演奏会であり、1・2年生に部活動を引き継ぐ会でもありましたが、合同演奏する中でお互いが響きあい音楽を楽しむ機会ともなったようです。また、伝統の天高サウンドを日頃からお世話になっている保護者、市民センター、地域の皆さんに聞いていただく良い機会ともなりました。

吹奏楽部は、パート練習など日々の練習を重ね、いつも質の高い演奏を披露してくれます。学校行事はもちろんのこと野球部の応援でも盛り上げてくれました。

3年生はこれから進路実現に向けて頑張りますし、1・2年生は吹奏学部を引き継いでいきます。これからの活躍を祈るとともにこれまでの頑張りに敬意を表したい思います。

 

 

体験入学を終えて【校長ブログ】

8月1日(木)は猛暑でしたが、昨年を大きく上回る参加者を得て体験入学を実施しました。本校の生徒が中心となり、会の進行から参加者の案内を務めてくれました。

参加した中学生は皆さん笑顔で、「体験授業が楽しかった」、「学校紹介ビデオがおもしろかった」と満足してもらえたようです。

先生方も体験授業では、工夫を凝らし、興味を引く題材に取り組んでいただきました。また、暑い中、駐車場係など、支えていただいたことにも感謝します。

体験入学では、本校の歴史と伝統、優れた進路実績、文武両道の部活動、生徒が主体となり楽しむときはとことん楽しむ学校行事、探求心と表現力を養うSSHの取組など、本校の魅力を伝えました。

また、私は本校の何よりの魅力は、天草の地にあること、天草の人に囲まれているということであると考えています。豊かな自然環境に恵まれ、人情豊かな生徒、保護者、教職員、地域の人々に囲まれて学校生活が送れるということです。普段は気に掛けないことかも知れませんが、安心で、落ち着いていて、学習に集中できる環境にあるということが何よりなのです。だから、天高では生徒一人一人の学力が伸び、人材が育つと考えます。

本校は、これまでも天草にこだわってきました。SSHの各研究テーマは天草についてのものであり、ボランティア活動をはじめとして地域貢献にも積極的に取り組んできました。天草の元気づくりにつながればと考えています。

これからも、地域の期待と信頼に応え、多くの中学生に入学していただけるよう魅力の創造とその情報の発信に取り組んでいきたいと思います。

グローバル・リンク・シンガポール世界大会【校長ブログ】

本校科学部の「グローバル・リンク・シンガポール世界大会」への出場に際し、御声援、御支援をいただき誠にありがとうございました。

大会は、令和元年7月26日(金)から29日(月)まで、シンガポールの南洋工科大学キャンパスで開催され、これまでの取組と練習の成果を存分に発揮し、堂々とした研究発表を行うことができました。

残念ながら賞をいただくことはできませんでしたが、各国代表の質の高い研究内容とプレゼンテーション力、英語力に直に接し、新たな課題や目標を見つけるなど、次につながる貴重な経験を積むことができました。

また、同大会内で開催されたポスターセッションでは、参加した1・2年生4人が、他国の参加者に積極的にコミュニケーションを取り、研究内容を伝え共同研究を呼びかけることができました。

さらに、参加者交流の場である前夜祭においては、日本を代表してハイヤ節を披露するなど文化の発信にも努めたところです。

大会参加を通して、生徒達は大きく成長するとともに研究に対する意欲が一層高まりました。学校としても大きな一歩を踏み出すことができたと考えております。皆様方の御声援、御支援に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

知事表敬【校長ブログ】

7月5日(金)に科学部のグローバル・リンク・シンガポール2019出場についての知事表敬を行いました。知事からいただいた激励の言葉を紹介します。

 

つくばScience Edge 2019での探究指向賞の受賞、誠におめでとうございます。天草高校のスーパーサイエンスハイスクールには、大きな期待を寄せています。

今回、科学部の研究発表が、権威ある大会で認められ見事な賞を手にされたことを、大変うれしく誇りに思います。

日本代表として、7月26日からシンガポールで行われる「Global Link Singapore2019」に参加されることは、県内初の快挙であり、胸を張って大会に臨んでください。

また、テーマも50年後の熊本の海水準を予測する研究であり、環境問題の解決に向けても大変有意義な研究だと思います。

1、2年生のみなさんも、ぜひ先輩方の研究を引継ぎ、天草高校に新たな伝統を築いてください。

皆さんの活躍は、県内の高校生の自信と誇りにつながります。シンガポールでの素晴らしい発表と今後のさらなる活躍を期待しています。

 

校長室へようこそ!

校長室へようこそ!

山並精神【校長ブログ】

本校の事務室には「山並精神」の額装があります。

この“山並”とは、恩師として多くの同窓生の方が尊敬してやまない山並兼武先生のことです。山並先生は、昭和22年から45年まで母校天高の体育教師として奉職されました。

山並先生については後述させていただくとして、書かれている「山並精神」を紹介したいと思います。

 

人間、如何に立派な学歴があり、豊富な知識があっても、亦如何に一芸に優れて居ても、誠実と実行とによらなければ何事も成し遂げられるものではない。口先の人となるより実践の人となること、有名人になるよう心がけるより誠実な人となるように努力すること、肩書きで光る人となることもよいが、誠実と実行を以て人知れず陰で輝く人の尊さを思い見ることが大切である。如何に奮闘努力しても立身出世出来なくても、誠実を以て世に処し、社会の為に祈りつつ働くならば立派な生活人である。

 

天草更紗

 

 

これは、中村いすず様に染めていただいた天草更紗です。更紗は、南蛮船に乗って渡来したもので、キリシタンロマンの島、天草の異国情緒を味わうことが出来るものです。昨年は、食物被服部の生徒が中村様の指導のもと天草更紗づくりに挑戦しました。 

書「玉成」【校長室より】

校長室に掲げてあるこの書は、天草(大矢野町出身)が生んだ巨星、竹添進一郎(号 井々)先生の『 玉 成 』です。竹添先生は、明治初期の激動時代に不世出の外交官・漢学者として、日本はもとより中国等においても活躍され偉大な功績を残されています。また、帝国大学(東京)教授もつとめられ、熊本県近代文化功労者としても顕彰されている方です。なお、二女は講道館柔道の始祖、嘉納治五郎に嫁いでいらっしゃいます。

この書は、竹添先生が父の墓碑を天草本渡から玉名伊倉に移すとき、高台の墓所より船積場までの石碑運搬を天草中学校の生徒達が手伝ったことに感激して、贈られたものです。

玉成とは玉の如く立派に磨き上げるの意味であり、中国、宋代の儒者、張横渠の著書「西銘」にある「貧賤憂戚、庸玉女於成也」から取ったと伝えられています。